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  「一点共闘」は矛盾か?

2015/9/22

 「安保法制」(または「戦争法」)の論議に際して、法(案)の「内容」の違憲性とそれを押し通す「手続」の違憲性(それらを合わせて「立憲主義」=憲法を守る政治=の否定という一点)に反対することで共闘する野党5党に対して、不当な批判が向けられてきた。  

いわく、「立憲主義」の大義で共闘する野党の中には、集団的自衛権の解禁に反対する者も賛成する者もおり、それでは野合である。  

しかし、それは正しい認識ではない。  

まず、野党の中で、集団的自衛権の解禁に反対する者は、それが(海外派兵を禁じた)憲法9条に違反する事を指摘する。その上で、「法律」という下位の規範で上位の規範である憲法に違反する事を定めることは、公務員の憲法尊重擁護義務(99条)に反する…と指摘している。  

また、集団的自衛権の解禁に賛成する者も、それが憲法9条に反することは認めている(だから彼らは憲法改正を主張している)。その上で、憲法を改正せずに下位法(法律)で上位法(憲法)に明白に違反する事を定めることは、公務員の憲法尊重擁護義務に反する…と指摘している。  

だから両者は、いかなる政策を定める場合にも、政治の外枠である憲法は守って手続を進めなければならない…という立憲主義の一点では完全に一致している。  

それが、民主党の「今回の安倍内閣のやり方での集団的自衛権の解禁には反対する」という方針の意味である。  

つまり、今回問われている問題の本質は、実は、集団的自衛権の解禁の是非というよりも、「憲法は守れ!」という立憲主義の擁護である。これは憲政上最高の大義であり、その点で共闘している野党の立場にはいささかの矛盾もない。  

さらに、そのような野党に対して、「対案も出さない」という批判が向けられているが、これも不当な論難である。  

つまり、少なくとも入口において憲法違反が明白なあの法案は、単に「出されるべきものではなかった」のだから、野党は(対案でなく)廃案を主張した。これは正論以外の何ものでもない。野党には、内容と手続の両面で明白に違憲な法案を提出して来た政府与党に対して、その土俵に乗って対案を提出する義務などなく、単に廃案を求める、それが、憲法尊重擁護の唯一正しい道である。
(慶大名誉教授・弁護士)




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    両小林、やるじゃん。

    [ 櫻(N) ]

    2015/9/22(火) 午後 7:56

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    > 櫻(N)さん両小林、やるじゃんの意味わかりませんでした。

    roo*6ak*o

    2015/9/22(火) 午後 8:00

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    ヨシリンも基本的に同趣旨です。

    [ 櫻(N) ]

    2015/9/22(火) 午後 8:15

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