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「仕方がない」!「やむをえない」!だけでは、政治は動かない、一人でも発言していくことだ!真実 を本音の言葉でずばりと言うブログ!

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                     「植草一秀の『知られざる真実』」

                             2017/07/22

    小池新党国政進出が主権者の政権奪還を側面支援

           第1800号

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民進党の蓮舫代表が7月25日に開催予定の両院議員懇談会で幹事長交代など
の執行部刷新の方針を表明する見通しであると報道されている。

野田佳彦幹事長を交代させ、蓮舫代表自身は続投しようというスタンスであ
る。

しかし、これでは問題の解決にならない。

民進党凋落の原因に光を当てていないからである。

蓮舫代表は蓮舫代表自身に主権者の信頼・支持を得る力が不足していることを
認識できていない。

ものごとの本質を見抜く力なくして民進党の再生はあり得ない。

蓮舫民進党が主権者の支持を完全に失っている原因のうち、重大なものを以下
に三つ挙げる。

第一は、蓮舫氏の発言に「夢と希望」が感じられないことだ。

言い換えれば「陽の気」が完全に欠落している。

「陰の気」が支配しており、これが主権者の支持を完全に離散させている。

第二は、民主党崩壊の主犯である野田佳彦氏を幹事長に据えたことだ。

民主党が凋落し、党勢を失い続けている最大の責任者は野田佳彦氏である。

野田佳彦氏を幹事長に起用したところで、実は蓮舫民進党はすでに終わってい
るのだ。

その通りの選挙結果が表れている。

民進党のさらなる凋落は、蓮舫氏の野田氏幹事長任命に大きな原因がある。

これは野田佳彦氏の責任ではなく、蓮舫氏の責任である。

その結果として民進党が凋落しているのだから、責任を取るべきは蓮舫氏自身
であって野田氏ではない。

蓮舫氏が野田氏を幹事長に起用したのは、蓮舫代表が野田氏の傀儡(かいら
い)だからである。

表が蓮舫氏、裏が野田氏というのが実態であり、どちらか一方の交代で問題が
解決するものでない。



第三は民進党の基本政策が曖昧であることだ。

これは致命的なものである。

主権者が民進党を支持するかしないか。

その判断の根幹は、民進党の基本政策にある。

ところが、その基本政策があいまいなのである。

これで主権者に民進党を支持しろと言っても無理だ。

原発・戦争法・格差拡大

について、民進党はどのような基本政策を示すのか。

これが大事なのだ。

共産党との選挙協力について民進党内で意見対立がある。

その原因は、基本政策路線の対立なのだ。

原発廃止、戦争法廃止、格差是正を基本政策とするなら、共産党との連携、選
挙協力に問題は生じない

この基本政策に反対する者が共産党との連携、選挙協力に反対しているのであ
る。

基本政策があいまいであることは致命的で、これが民進党に対する主権者の信
頼、支持を完全に遠ざけている。



したがって、民進党は分離・分割するしか道はない。

蓮舫氏が代表として果たすべき役割は、この本質に光を当てることだ。

蓮舫代表、野田佳彦幹事長の辞任を表明し、同時に、政策を基軸に党の分割・
分離を提言するべきなのである。

蓮舫氏に現実を洞察する力があるなら、この判断を示すのが正当であり、その
ように行動するだろう。

しかし、蓮舫氏がこの判断を示すことは難しい。

なぜなら、蓮舫氏もまた「自分ファースト」だからである。

「何かをしたい」ために代表就任を目指したのではなく、「役に就く」、「ポ
ストを得たい」ためだけに代表就任を目指したのだと思われる。

「二重国籍」問題での対処でも、問題を差別問題にすり替えたとの批判がある
が、この指摘には正鵠を射た部分がある。

昨年秋の段階で、二重国籍状態が続いてきたことを確認したのなら、率直にそ
の事実を認めて、自分の非を自分の非として表明するべきであった。

日本の現行制度下においては「二重国籍」問題は広く一般に発生し得る問題で
ある。

二重国籍の解消には「努力義務」が課せられているが、「二重国籍」であるこ
と自体が罰則の対象にはならない。

事実を正確に、ウソ偽りなく主権者に説明し、自分に非のあった部分について
は真摯に謝罪する。

この誠実な姿勢こそ、政治家に求められる最重要の行動である。

残念ながら蓮舫氏のこれまでの言動は、つじつまの合わない自己正当化が前面
に出て、真実を率直に語り、非を非として認めるという、一番大事な部分が欠
落していいた。

この問題は、安倍晋三首相、稲田朋美防衛相、山本幸三地方創生相が主権者の
強い批判を浴びている主因なのである。

同じ問題を抱えた蓮舫氏が安倍自民党を追及し、退陣に追い込むことは不可能
なのである。



政権交代を実現するために、一番必要なことは、主権者が「夢と希望」を実感
することである。

安倍政治の絶望的な状況が広がっている。

政策方針のみならず、安倍政治の腐敗、安倍政治の欺瞞にようやく主権者が気
付いた。

信頼というものは獲得するには多大の時間と労力を要するが、失うときには一
瞬の時間で足りる。

安倍首相は「岩盤規制にドリルで穴を開ける」、「成長のための政策にまい進
する」と言ってきたが、何のことはない。

新たな利権の創出、政治の私物化にまい進してきただけだったのではないか。

これが、いま主権者が抱いている感想である。

一度失った信頼は容易に回復しない。

政策路線に対する不信なら、政策路線を修正すれば回復の余地はあるだろう。

しかし、「信頼」を失って支持率が下がった場合に、この流れを逆転させるこ
とは極めて困難である。



森友・加計・山口の「アベ友三兄弟疑惑」に関する主権者の不信を解消するた
めの方法はひとつしかない。

主権者に対して真正面から向き合い、説明責任を果たし尽くすことだ。

疑惑の合理的な根拠が数多く示されている。

このなかで疑惑を払拭するには、すべての疑問に真正面から答えることが必要
不可欠だ。

疑惑をかけられているすべての人物が、ウソをつけない環境下ですべての質疑
に応じる。

このプロセスを厭わないこと。

そして、すべての疑問に真正面から答えること。

これによってしか不信を解消することはできない。



これをすることができるのは、本当に「火がない」場合に限られる。

「火がある」なら、疑惑に関するすべての質疑に答えれば、その「火」がはっ
きりと見えてしまう。

一面を覆い尽くす「煙」が広がっていることは、「火」がある疑いが濃厚であ
り、「火」があるからこそ、主権者に対して真正面からすべての疑問に答える
という姿勢を取ることができないのだと思われる。



安倍首相は安倍昭恵氏の証人喚問も加計孝太郎氏の証人喚問も拒絶している。

一番重要な人物による説明を拒絶していること自体が、問題の本質を鮮明に示
している。

だから、安倍政権はこれで確実に終わる。

内閣改造をしようが、国会でウソを貫き通そうが、ものごとの本質に外れるこ
とが長続きはしない。

この意味で、次の衆院総選挙が天下分け目の決戦になる。

そのときに、本当の意味の政権刷新を実現するには、

「夢と希望」

が必要である。



蓮舫氏が四六時中、眉間にしわを寄せて、相手を論難し続ける限り、民衆は蓮
舫氏に寄り付かない。

「陰の気」が支配する人物が代表を務める政党が大衆人気を得ることは不可能
なのだ。

そして、他者に対しては容赦なく厳しい刃を突き付けているのに、自分自身の
問題については、非を非として率直に示す謙虚さがない。

これでは人気が離散するのは当然のことである。



蓮舫氏にできる唯一の有意物は、矛盾に満ちた民進党を解体することだ。

蓮舫氏にものごとの本質を洞察する力があるなら、この方向に進むだろうが、
「自分ファースト」の蓮舫氏にこれを期待するのは難しいだろう。

この週末に仙台市長選があり、来週末には横浜市長選がある。

主権者にとって、まずは、この二つの選挙が何よりも大事だ。

野党共闘候補を勝たせること。

これが安倍政治打破、主権者政権樹立への重要な一歩になる。

新潟県知事選では蓮舫民進党が悲惨な迷走ぶりを演じたが、原発稼働阻止候補
の米山隆一氏が大勝利を収めた。

民進党は早晩解体される宿命を背負っている。

この党の内紛とは無関係に、二つの市長選に主権者が勝利することが重要だ。



そして、次の衆院総選挙に向けて、主権者勢力の確立を図る。

民進党を解党して、民進党の清冽地下水勢力と自由党、社民党が一体になり、
主権者新党を創設することが望ましい。

そして、この主権者新党が共産党と盤石に選挙共闘を行い、政策を基軸に「一
選挙区一候補者」の体制を構築する。

小池新党の国政進出が見込まれ、民進党の一部と自民党の一部がこれに殺到す
るだろう。

この勢力に帰属することが次の衆院選に有利だとの浅はかな判断が幅を利かせ
ることになると思われる。

しかし、そこには大きな落とし穴がある。

小池新党の基本政策が自公と極めて類似する場合、総選挙では、現在の自公と
小池新党が票を食い合うことになるからだ。

基本政策が明確に異なる「たしかな野党」勢力が、すべての選挙区にただ一人
候補者を擁立し、この選挙区に自公と小池新党がそれぞれ1人ずつ候補者を擁
立すれば、誰の勝利確率が急上昇するかは歴然としている。

自公に類似した小池新党が誕生することは、主権者勢力が政権を奪還するため
の最大の支援要因になることを銘記しておくべきである。




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