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(前回の続き)




拓人:[あのさ、今日の夜って花火大会あったよな?見にいこっか?]

すると香織はメールを返した。

香織:[うん。行きたい!たしか○○公園の花火大会だったよね?花火大会なんて4年ぶりだよ!]

僕も花火大会なんて幼い頃に行ったぐらいでほとんど行った記憶がない。
人込みが嫌いな僕にとってそういう場所は地獄のような所で、そんな思いまでして花火を見に行こうとは思わなかった。
いや、
そんな場所に一緒に行く相手がいなかったという方が正解かもしれない。
でも香織と一緒なら人込みも我慢できるだろうし、香織の喜ぶ顔が見れるだけでも花火大会に行く価値はあると思った。


すると、香織が突然僕の服に指を差し慌てだした。
僕はさっき買ったばかりの自分のTシャツを見てみると、スパゲティの汁が2〜3ヶ所飛びちっていた。

「あーーっ!!!」

思わず声を張り上げた僕は、慌ててテーブルに置いてあったおしぼりで何度も拭いたのだが、それでも薄く赤い点々が残っていた。
せっかく香織に選んでもらった服なのに、買ったその日に汚してしまった。
僕は大きなため息をつくと、香織はメールを見せた。

香織:[そんな落ち込まないの!たぶんそれぐらいなら洗濯すれば綺麗にとれるよ。]

僕はそのメールを見て少しは安心したが、これは香織が選んでくれた思い出になるはずのTシャツ。
大事にしようと思っていた矢先の出来事だったのでショックが大きかった。

そして汚れたTシャツを気にしながら僕達は店を出ると、花火大会が行われる公園へと向かった。


もう夏の終わりだったので夏の最後を締めくくるにはぴったりの大きな花火大会。
毎年ここの周辺は交通規制がかかり、いろんな所からこの花火を見にくる人がいる。
そのせいで公園の周りは、身動きがとれないほどの人の群れが集まってくるんだ。

僕達は人込みを避けて少し離れた場所から花火を見ることにした。

そうしてそこに着いてから一時間ぐらい経っただろうか、空は完全に真っ暗になりそろそろ花火が始まる時間に近づいてきた。
さっきまで僕達の周りには数えるほどの人しかいなかったのだが、花火が始まる時間が近づくにつれて人は増えていった。
メールでしか話さない僕達を見て、周りのカップル達は指をさして何かひそひそと話してたが、僕はそんなことはまったく気にもせず香織といる時間を楽しんでいた。

僕は香織にメールをした。

拓人:[そろそろ始まりそうだね。なんかドキドキしてきた!]

香織:[私も!早く始まらないかな〜。]

すると、

「ドーン」

という音が体に響いた。
それは耳の聞こえない香織にも振動で伝わった。

見上げるとそこにはとても綺麗で鮮やかに咲く花火に、僕達は目を奪われた・・・

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2005/5/9(月) 午前 10:51 eri**nsyuut*n


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