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(前回の続き)




僕はその男の顔を見ると、そいつは以前、コンビニの前で喧嘩になった二人組の一人で、あの長髪の男だった。

香織はなにが起きてるのかわからなかったようだが、その険悪なムードに香織の手は震えていた。
そしてその長髪の男はこう言った。

「こいつだよ!コンビニの前で調子こいてたやつ!
おい!この前は世話んなったな〜!!」


するとその男は僕に突然殴りかかり僕は吹っ飛ばされた。
香織は悲鳴をあげた。

「ひあ゛ぁぁーーーー!!!」

香織は倒れた僕に寄り添うと香織の目から涙が見えた。
僕はゆっくりと立ち上がり、香織を後ろへと回すとこう言った。

「今日は彼女とデートをしているんだ。これで勘弁してくれないか?」

「はっ?冗談じゃねーよ!勘弁できねーなー!」

その男はそういうと、また僕を殴り、吹っ飛ばされた僕の口元からは血が流れていた。
僕は大事なデートの日に、香織の前で喧嘩などはしたくなかった。
そいつに何発か殴らせれば気が済むだろうと思って僕は手を出さなかったんだ。
だがそれは大きな間違いだった。

後ろにいた何人かの一人がこう言った。

「あいつ一人で楽しそうなことしてるじゃん!
じゃあ、俺たちは女の相手でもしてよっか?」

「あっ?」

僕はその言葉を聞くと抑えていた感情が一気に溢れ、それは怒りに変わった。

「香織には手をだすなぁぁぁ!!!!!!」

僕は長髪の男を退け、後ろにいた男のところまで勢いよく行くと、胸ぐらを掴んで殴った。
そいつが吹っ飛ぶとその周りの男達が一斉に僕にかかってきた。

「うらぁぁぁぁぁ!!!」

僕はさすがに10人は相手にできなかった。
僕の抵抗も虚しく、殴られそして蹴り続けられた僕は手も足もでなかった。

香織はそのとき何もできず、ただ泣き喚いていた。
すると、その男達の一人がこう言った。

「こいつ押さえとくから、お前らあの女と遊んでこいよ。だけど後で交替しろよ。はははっ」

僕は二人に体を押さえられ、身動きがとれなかった。
僕は香織に叫んだ。


「香織逃げろぉぉーー!!!!!!!!」


しかし香織にはその言葉は届かなかった。
僕は悔しさのあまり涙が溢れてきた。


「お、おまえら・・・香織に手を出したら全員ぶっ殺すからなぁ!!!!」

「へっ!そんな態勢で言われても迫力ねーなー!」

すると残りの男達が香織に近づき、泣き喚く香織の腕を掴んだ。
すると香織は抵抗し、大声を出した。

「ぃあ゛ぁぁぁーーー!!!!」

「なんだこの女。気持ち悪い叫び声だしやがるぜ。まぁ、そんなの関係ないけどな。」

僕はこれまでにない声で叫んだ。


「香織ぃぃぃーー!!!!」

「うるせーんだよっ!」

(ドカッ!!!!)

僕を押さえつけている一人がそういうと、僕の顔面をサッカーボールのように蹴り飛ばした。

すると遠くから誰かが叫ぶ声がした。


「こらぁ!そこで何してるんだぁ!?」


意識がもうろうとする中、その声がする方を見ると、警官二人がこちらに駆け寄ってきた。

するとその男たちは、

「やべっ!逃げるぞっ!!」

というとそこから立ち去っていった。

すると一人の警官が僕に言った。

「おい!君っ!大丈夫か!?」


「・・・」


さっきの男の蹴りは僕の顔面をまともにとらえ、大量の血とともに僕の意識も薄れていった。


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