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(前回の続き)





「お父さん。頭を上げてください。
僕は香織の恋人ですよ!?。そんなこと当たり前じゃないですか。」

するとお父さんは頭を下げたまま、こう言った。

「すまない。少し気が動転しているみたいだ。
仕事があるので私は先に行くよ!また会おう・・・」

そう言うとお父さんは、顔を見せずに僕の横を通り過ぎていった。

たぶんお父さんは泣いているのを僕に見られたくなかったんだ。
僕にはそれがわかった・・・

それから僕は香織の病室の前まで行き、ドアを開けて中へ入った。

そこにはお母さんと、ベッドには寂しげな表情で窓の外を眺めている香織がいた。

「あら?拓人くん!」

「おはようございます。」

「おはよう!ちょっと待ってね!」

そう言うとお母さんは香織の肩を叩き、僕が来たことを知らせた。

すると僕を見た香織は笑顔を見せ、
そして僕も笑顔で返した。


お母さんが言った。

「拓人くん。私は少し買い物にいくからちょっと出ていくわね。」

「あっ、はい。」

お母さんは僕に気を使ってくれたのか、病室を出ていった。

僕は香織に手話で、

“大丈夫?”

と聞くと、香織は軽くうなずいた。

僕は普段と変わらない僕を装って香織にメールをした。

拓人:[試合勝ったよ!相手も強かったけど、判定で俺が勝ったんだ!]

すると香織は“おめでとう”という口の動きを見せると、僕の携帯を使ってメールをした。

香織:[拓人ごめんね。私また倒れちゃった。
拓人の試合、全部見たかったなー。]
##BR##
拓人:[大丈夫。次の試合も絶対に勝つから、それまでに元気になれよ(^-^)]

すると香織は笑顔でうなずいた。
そして僕は気になっていたあのことを香織にメールで質問した。

拓人:[香織?一つ聞きたいことがあるんだけど、香織の夢ってなんだ?]

すると香織は少し悩んだ様子を見せた後、メールをした。

香織:[私の夢は、
拓人がチャンピンになることと、拓人の]

香織はその後の文字を書くのを少しためらいながら、こう書いた。



香織:[お嫁さんになること]



そのメールを見た瞬間、胸から熱いものがこみあげるのと同時に涙が出そうになったが、それを必死に堪えた。

そして僕は笑顔でそのメールの返事をした。

拓人:[俺も香織みたいなお嫁さんが貰えたら、本当に幸せだよ。]

香織:[ほんと?こんな私でもお嫁さんにしてくれるの?]

拓人:[もちろんだよ!僕じゃもったいないぐらいだよ!]

香織は手話で“うれしい”と笑顔で答えた。

僕も手話で、“早く元気になれよ”というと、香織は明るく笑顔で“うん”と、うなずいた。

そうして僕達はゆっくりと病院でその日は過ごした・・・

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一般の人が書いた小説とは思えないぐらいおもしろかったです。

2005/6/5(日) 午後 9:34 [ 拓耶 ]


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