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お中元シーズン真っ只中。
食品サンプル業界もこの時期のちょっと前(お歳暮もですが)は
非常に忙しくなります。
でも美味しかったりもするんです。
私が働いていた食品サンプルの会社はこの時期よりちょっと前になると
お中元用の「ハムセット」のサンプルを約3000セット作っていました。
最近では現物をそのまま展示してある事も多くなりましたが本物そっくりに
毎日残業して作っていました。
最初依頼者からロープで巻いてあるロースハムやチャーシュー・黒胡椒がいっぱいのハムなど
毎年同じものでしたが作っていました。
毎回、型取り用に各種ハムを頂いて1種類50個位型を作ります。
ハムは1種に付き5個位形のいいものを選び、方を作りその方でハムの原型を
何個か塩ビゾル(サンプルの材料)で作って型を増やしていきます。
その型が壊れるまで同じ型でハムのサンプルを作っていきます。
ですので、毎回ハムを30個位頂いていましたが、本物のハムで型を取ることは
滅多にないので、社員で分けて家に持っていってました。
家にも沢山ある状態だったので、分厚く切ってそのまま食べたり
ソテーにしたり・・高級ハムだったのでそりゃあ大満足でした。
普段は材料の塩ビゾルも仕入れは一斗缶なのですが、これだけまとめて作るのと
ゾルにハムの色を付けるのに1回で終わるようにドラム缶で仕入れていました。
色合わせも失敗するとドラム缶に入った200キロのゾルが台無しになるので
慎重に色合わせします。
あと、脂身の部分も小さな缶で色あわせし、どんどん作っていきます。
ハムのサンプルは重くなるので空洞状態で作って、空洞の部分に発砲スチロールを
入れて、その後蝋で空洞を埋めます。
そうしたことで発泡スチロールと蝋を入れて軽量化することが出来ました。
蝋が固まったら、ハムのサンプルに本物のロープを巻きます。
こうすることで、より本物に見えます。
胡椒つきのハムも胡椒は本物を使いますので鼻がムズムズしてしょうがありません。
一番簡単なのはチャーシューでした。
着色の色が1色で筆で適当に塗るだけであら不思議!チャーシューに見えるんです。
着色が終わったら、クリヤーを吹いて出来上がりです。
でもこの時期、雨で湿気が多いとクリヤー仕上げの時、艶が出なく白く濁ってしまうので
非常に慎重に乾燥しながら仕上げをしていました。
仕上げだけで1日以上かかったこともありました。
このあとは営業さんの仕事なのですが、聞いた話だと依頼者へ納品した後
あのお中元コーナーにあるように真空パックにして各お店へ運ばれて行ったそうです。
そのほかに単発でしたが、高級缶詰のお中元で缶を縦に半分にした状態で
中身が見えるようにサンプルを作ったり、高級牛肉の詰め合わせのサンプルを
作ったりもしました。
最近はコストを控える為か本物を使っているのを多く見ますが、しょうがないと思う反面
ちょっと寂しさも感じます。
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へぇ〜一番簡単なのはチャーシューなんですかぁ。なるほど・・・。ところで、おせちも作ってたんですか〜?蝋細工はとっても高いので、毎年作れませんが、何年かに一度作り換えしておりますよ。
2006/7/25(火) 午後 11:39 [ - ]
高級ハムが食べられてうらやまし〜!本物そっくりなのでサンプルとは知りませんでした!肉は本物だと腐ってしまいますね(^_^.)
2006/7/26(水) 午前 9:42
ハムを分厚く切った奴を焼いて食べるとうまいですよね。1年でこれが食べられるシーズンは夏と冬…、ってことはお中元とお歳暮に時期かい!☆☆☆食品サンプル、日本の伝統技術の1つですよね。
2006/7/27(木) 午前 6:46
capri様、意外とチャーシューは単純で楽でしたよ。お節も毎年作っていましたがパーツが多いので結構大変でした。やはりパーツが多い分お値段も高いですよね。ちなみにどちらで作ってもらっていますか?
2006/7/27(木) 午後 11:08
りぶ様、この頃はハムを貰ってくると毎日自宅でつまみに分厚く切ったハムを頂いておりました。今では薄っぺらなハムをつまみに・・
2006/7/27(木) 午後 11:12
korota様、そうなんですよ〜。旨くってねぇ。あの頃からお酒の量も次第に増えてったんですね。また食べたいなぁ・・
2006/7/27(木) 午後 11:15