日経平均先物デイトレード戦記

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 ユニクロと言えば知らない人はいないだろう。かという小生も大学生の頃、ファーストリテイリングの株を3000円くらいで三洋証券の姉ちゃんに勧められて、あれ買っときゃ今頃は1000万にはなっていたと言う代物だ。父親が総合商社だったので、いろいろ情報を集めた挙句、倒産寸前の会社だと判明したので、買わなかったのだ。
 さて、この会社世間では評判が良いような感じを受けるが実際のところは相当経営姿勢が悪い会社と見るべきだ。そんなことは2000年の時に分かっていたのだが、その古い話をちょっとリニューアルして書こう。

(ユニクロ成長の歴史と源泉)
 まず社長柳井正についてだ。父親はクリーニング屋。早稲田の政経を出た後、社会人になったが、父親の業を継ぐために、山口の宇部へ帰郷。そして、服飾屋を起業する。”ファーストリテイリング”と名づけたその会社は、小売で一番になりたいと願ってつけられたものだ。
 会社の事業内容は日用服飾品を安く売るというビジネスモデルで、企画デザインはNYで、製造は日本で、大通り沿いに郊外店舗を構えて売る、という何も変わったものがない洋服屋だった。業績がパッとしない時に”スポクロ”(知らないだろ〜)というスポーツ用の洋服専門店を作ったりもした。これも1年経たずに撤退・・・初期のユニクロは利益がわずかに出ていながら、実は在庫が多いという散々な会社だったのだが、後に運命の出会いを迎えることになる。

 その頃、中国経済が徐々に盛り上がってきたところだ。”発熱アジア”としてみんな少し興味を持っていた頃なのだが、実際に中国ビジネスというと政策がいい加減、法律や商習慣で障害が多く、誰も本気にしない雰囲気であった。そんな時に1つの企画書が提出される。奇しくも丸紅と伊藤忠で同時に出されたものだ。その内容は・・・

中国で服を生産し、日本に輸入して売る

 しかし、この企画書は両社とも却下された。繊維業界というのは会社単位ではなく、横のつながりでシンジケートの力が強い業界なのだ。だから、丸紅や伊藤忠、三菱商事なんかが力を握っていたのだが、本社で没になった企画を引き受けるような会社を探し始めたのだ。自分で事業を始めなくてもアパレルメーカーが始めてくれるなら、総合商社が間に入ることもできるからだ。しかし、どこの会社にも拒否された。そして、最後に話を持っていった会社・・・それがファーストリテイリングだ。社長柳井は非常に興味を示し、そして事業化を約束した。ただし、丸紅の支援を得ると言う条件付で・・・

 ところが丸紅や伊藤忠では弱小ファーストリテイリングと組んで中国ビジネスを始めることに抵抗があった。これを機に丸紅と伊藤忠の担当者は会社を辞職する。そしてファーストリテイリングの常務として迎えられる。その後の快進撃は、皆が知るとおりだ。中国に人脈と流通網を持つ丸紅と伊藤忠のルートが大活躍だ。フリースの大ヒットもあいまって、大成功となった。

 しかし、頂点とは下り坂の一歩手前である。ここで事件が起きる。業界の商慣習を破ったのだ。業界では一度商品の箱を開けたものを理由をつけて返品してはならないことになっている。小企業は知らないが、大企業はそういったことをしてはならないことになっている。ところが、ユニクロはフリースブームの終盤、店頭に並べて売れ残った商品を”傷がある”とか言って、丸紅に返品したのだ。伊藤忠も三菱商事もその返品攻撃による不良在庫は数百億円、丸紅と伊藤忠は激怒して取引を打ち切った。同じく常務2人も会社を去った。三菱商事の返品100億円のその後は知らない。部長が相当頭を痛めていたという話は聞いた。かわいそうだ。
 これを指揮したのが柳井だ。

 それから一気にブームが去って、ユニクロの業績は急降下する。立て直そうにも経営能力のない社長柳井にはできない。肝心のユニクロ立役者常務2人はもういない。総合商社も激怒して支援してくれない・・・だから、新社長を迎え入れるということをしたのだ。

 玉塚新社長はオーソドックスだが、手堅い経営をしていたと思う。ユニクロの業績は安定し、もはやフリースと安売りだけのユニクロというイメージは払拭されたので、ユニクロは生まれ変わっていたと思う。

 それを3年くらいで柳井はいきなり解任したのだ。何の落ち度があったと言うのだろう???

(定量評価以前の問題)
 この会社は優秀な人間が去っていく会社なのだ。こういった会社に投資するのは間違っていると思う。

 個人的に柳井正に経営能力はないと思っている。だから彼が社長復帰しても業績は回復するどころかますます落ち込むだろう。社長柳井に能力があるだろうなんて、世間は騙されているのだ。GAPと同じようにはならないだろう。

(本当はあの4万円台を空売りしようと見切ったんだけど、信用取引銘柄じゃなかったので、みすみす大暴落を逃したと言う悔しさも入っている・・・つまり2度儲け損なったのだ)

閉じる コメント(8)

いつもながら、面白く読ませていただきました。rosemarryさんってすごいですね〜。

2005/11/3(木) 午後 9:27 [ - ]

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実はすごいのは私じゃなくて、父だけどね・・・怠け者の莫迦息子は一生努力しても追いつけません。

2005/11/4(金) 午前 7:15 [ rosemarry ]

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以前、この会社に勤めていましたが、 この会社は優秀な人間が去っていく会社なのだ というのは否定できないかもね。

2006/8/29(火) 午後 8:57 [ ]

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そうですねぇ〜内容云々よりも、社員が次々辞めていく企業は問題大有りですよね。ライブドアなんかひどかったですが、あれと比べちゃかわいそうですかね^^

2006/8/30(水) 午前 2:33 [ rosemarry ]

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残念ながら、一介のデイトレーダーが判断するほど、簡単にはいかないのが、会社です。

その時の状況を槍玉に挙げてけなすことは誰にでもできます。

柳井氏は2008年、経営者が選ぶ社長、ナンバー1です。

2009/1/30(金) 午後 0:36 [ あれから4年 ]

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おっしゃるとおり、そうみたいね^^

2009/1/30(金) 午後 8:58 [ rosemarry ]

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経営者が選ぶ社長No.1ということは・・・・
従業員の選ぶ社長、ワースト1ですかね。。。

2010/3/16(火) 午前 1:22 [ sol*da*c*oss ]

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小郡商事当時、定価販売を強制していたジーンズ業界が値引販売を理由に一斉に引き上げ、倒産しかけた。 FRがジーンズにこだわる理由はNBへの遺恨であり、その目的は半分以上達成されただろう。
さらに息の根を止めるべくUJを仕掛けるが、時代はジーンズの大低迷期であり、案の定大失敗している。
低迷期だから売れないとは考えず、息の根を止めるチャンスと考えたようで、ことジーンズに関しては正常な判断ができないようである。
ここに至っても9,990円の国産ジーンズという訳がわかないものまで登場しては、もはや狼狽と言うべきだ。

このことは柳井氏の視野の狭さを表す最たるものであり、秀でたカリスマ経営者とは言いがたい。

優秀な人間が辞めるのは、特に秀でてもいない氏のワンマンぶりについて行けないだけの話。

2010/10/15(金) 午後 7:14 [ tdm*000*t ]


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