こんなお菓子を頂きました。
一口サイズのお煎餅が、百人一首の書かれた袋に入っています。
表に上の句、裏に下の句・・・表は詠み人たちの絵札の模様です。
子どもの頃から百人一首が身近にあり、正月には一族集まってのカルタ会になるような昭和な家庭でした(笑)
私の古典・漢文好きは、そういう土壌に培われたのかもしれません。
家族それぞれに『得意札』があり、「これだけは絶対に他人に渡さない!」と張り切ったものでした!
祖父母・両親・叔父叔母たち、親戚一堂が集まると「得意札」もいっぱいになります。
父のお気に入りは、中納言・大伴家持の
かささぎの わたせる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける
母のお気に入りは、和泉式部の娘・小式部内侍の
大江山 いくのの路の遠ければ まだふみも見ず 天橋立
そして私が好きなのは、式子内親王の
玉の緒よ 絶えなば絶えね 長らへば 忍ぶることの弱りもぞする
私の命よ、絶えるなら絶えてしまえばいい・・・
このまま生き長らえていたら、この想いを忍ぶことが出来なくなってしまうかもしれないから。
後白河天皇の第三皇女である式子内親王は、幼い頃から賀茂の斎院として神に仕え、病で神職を辞してからは宮廷内でひっそりと独身を貫いて亡くなりました。
色恋沙汰とは縁遠い環境でありながら、彼女は溢れるほどたくさんの恋の歌を詠んでいます。
そのどれもが、切なく哀しい忍ぶ想いの歌なのです。
今この本を読んでいます。
現代的な言葉で分かりやすく解説しているので、なかなか面白いですよ。
こちらは去年の秋に鎌倉で撮影した実蔓(さねかずら)
その美しい赤い実から「美男かずら」とも呼ばれています。
名にしおはば 逢坂山のさねかずら 人にしられで来るよしもがな
三条右大臣のこの歌は「逢坂山のさねかずらのように、人に知られないで蔓を手繰り寄せ、恋しいあなたに逢えないものだろうか」という意味です(*^-^)b- 
けっこう大胆な内容ですね!
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