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一川 という男が先日 「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロールだ」と発言して物議をかもした。この発言に対して各メディアや議員等がいっせいに批判している。これを受けて弁明した意見がこれだ、「ほとんどの国民は(安保政策は)素人だ。一般の国民を代表する国会議員が監視するのがシビリアンコントロールだと思っている。国民目線で、国民が安心できるような政策が大事だと」
戦後GHQ等によって骨抜きにされた結果がこれだ、と言っても過言では無い。
だが皆さんが考えておられる シビリアンコントロール というのは魔法の言葉であり、明確に解かる人というのは私自身も含めて誰も居ないのではなかろうか?
一応この不可思議な言葉の語源は十八世紀英国に遡ると言われている。中世の国王の軍事力乱用や有名な オリバー・クロムウェル の独裁政治の影響から国王の常備軍を危険視する声が高まり、議会と国王の権力闘争の後1688年の名誉革命と翌年の権利章典によって、議会が軍隊を統制することによって国王の権限を弱体化させようとしたが、その意思決定に多大な時間がかかり、また軍事に関する決定事項は膨大であるために軍隊の仕事がしばしば滞り、結局後に議会は軍隊の指揮監督権を国王に返還したという粗末な結果に終わったそうである。
さてシビリアンコントロールという言葉が誰も解からない、というのは私が言った言葉ではありません。例えば フーバー委員会 の幹事を務め、国防総省・国家安全保障会議(NSC)、CIAの生みの親でもある フェルディナンド・エバースタット は「シビリアン・コントロールという言葉は魔法のような言葉で、誰もがそれは何を意味しているか知らないのである」回顧録で語っている。
何故そう発言しているかと言うと、政治による統制を意味するのか、行政一般による統制を意味するのかという議論から始まり、政治による統制も市民統制、国会統制、内閣統制、それに長官(大臣)統制によるものか? 現役で無くOBであれば良いのか? で議論が別れるからである。
米国でも厳然としたシビリアンコントロールがなされているように見られるが、軍事作戦については参謀本部がかなりの権限を握っている。GHQは典型的な軍政であり軍の力が絶大であったし、ベトナム戦争において現地の総司令官 ウェストモーランド は「政治がガイダンスを示さないために軍人が政治に介入せざるを得なかった」と述べている。つまりどこの国でもシビリアンコントロールというのは曖昧な定義であり、文民統制等というのも空想に過ぎないのである。
ベトナム戦争当時の軍人に言わせれば、この 一川 の発言はまさに的を得た発言であり、なんらおかしな所は見受けられないと発言するであろう。議会には元軍人も相当数居て、上院の軍事委員会ではかなりlvの高い議論が行われていてこの言われよう。実体験をした事もない民間人がそのままに大臣になれば、どうなるかは予想が付くというものである。
軍事経験の無い人間が大臣になるというのはまさに危険そのものであり、第一線で戦っている軍人を軽視していると言わざるを得ない。
石破議員 が批判をしているが人の事が言えるのか?
石破議員 は 一川 のこの発言について猛烈な反論をしており、私としては大変心強いものと言える。だが果たして 石破議員 が大手を振ってその様な事を言えるのであろうか?
例えば 警察予備隊設立時 、吉田元首相 および 後藤田正晴、今の 後藤田正純 の大叔父ですが、は旧陸軍の軍人を一切排除し、旧内務省グループで占めて権力を謳歌しております。旧軍人グループには元大佐 服部卓四郎 を中心とした 服部機関 が存在して、常にかつての統制の取れた軍隊を設立すべきだとの想いを持ってはいたが、それを「自分達の権力が脅かされる」と思ったのか? 全力を挙げて阻止してきたのである。
またかつて 栗栖弘臣元陸将 という私の尊敬する 統合幕僚会議議長 が居るが、「現行の自衛隊法には穴があり、奇襲侵略を受けた場合、首相の防衛出動命令が出るまで動けない。第一線部隊指揮官が超法規的行動に出ることはありえる」とその想いを吐露した所、「シビリアンコントロールの侵害だ!! 」と激怒した 金丸信 によって解任された。
ともに自民党政権だ。
石破茂議員 自身についても大きな顔は出来ない。彼自身は独学で軍事を勉強した大変な努力家である事は認めるが、8月21日にとんでもない発言をしている。北京・東京ファーラムの外交・安全保障分会で中国の航空母艦建造を取り上げて、 「日本は中国の空母発展を日本の安全にたいする脅威と見なすべきではない」 と発言したという。後にその場で、 「空母を有効運用するために大量の艦船からなる編隊を組むのは非常に難しい」 とも指摘して、要するに 「中国は空母を有効に運用できないから脅威にならない」 とのニュアンスを匂わせている。
私はこの発言を聞いた時唖然としたものであり、軍人出身者ではない議員の限界であるとも思えた。そもそも日本との海洋上の領土・領海紛争を抱える隣りの軍事大国が、 まさにその海洋戦略の一環として空母を発展させようとしていることは、 日本にとっての潜在的脅威であるのはむしろ自明のことであり、中国の空母運用能力が不十分であるとしても、 この能力は今後において高められる可能性は充分にあるだろう。
現時点で中国に「運用能力」があるかどうかが問題ではなく、中国は空母を中心とする海上軍事戦略を今後において進めて行くことこそが、 日本にとっての大問題である事くらいは制服組・元制服組であれば解かるはずである。
この程度の人物が日本の国防政策のスペシャリストとして崇められ、 総理大臣になってほしい人物となっていることもまた、 戦後の惨めな姿の象徴である。まさにオタク一流、戦略家三流と言えるであろう。
以上からシビリアンコントロールの定義というのは曖昧であり、世界の軍人から見て経験者でない人物の統帥というのは非常に危険なものであるという事が良く解かる。一川 が言い放った言葉はまさに的を得ている、と言えよう。
理想を追い求めていきたい
タイ国軍 の総司令官 ソンティ氏 は ラーマ九世陛下 に対して忠誠厚く、中国を背景とした成金首相 タクシン の度重なる無礼で、タイの文化を踏みにじる行為に憤慨しクーデターを決行している。そのクーデターは規律正しく、市民や観光客には指一本触れなかったまさに国王陛下の軍隊としてのプライドを保っている。
もし自衛隊に 天皇陛下 の軍隊としてのプライドがまだ残っているのならば、米国に対する全面協力を餌に支援要請を行い、速やかにクーデターを起こし、国民の参政権の10年間凍結、天皇陛下 の下 統合幕僚議長を首班とする臨時政府を作り、400人程の国会議員及び半数の官僚、主要マスメディアの幹部、そしてカルト教団・新興宗教の信者を即座に処刑するべきであろう。
おそらくその様な事は不可能であろう。だが着実に出来る事は、やはり防衛大臣には現役統合幕僚議長か? 佐藤正久議員 のような制服組OBに任せるのがベターであろう。
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お世話になっております… コメありがとうございました☆彡
すっかり骨抜きになり
平和ボケした私達日本人は…早く
目を覚まさないと
日本が本当に 近いうちに 無くなりますよね…(;o;) 皆で無関心を無くしていきたいですねぇ…
2011/9/7(水) 午前 3:24 [ ☆ ]
シビリアンコントロール、
「開戦を決定し、また停戦を決定するのは文官」
「戦略、戦術を決定し、戦闘に責任を持つのが軍当局」
ということです。
2011/9/7(水) 午前 9:45
おはようございます

ご訪問とコメント
ありがとうございます
ご質問の件ですが
コメント数と ポチ数
が多い方が上位にいるようです
2011/9/7(水) 午前 10:30 [ 浪漫 ]
石破は偉そうな発言ばかりですが、まずは自分の自虐史観を直すべきです。
傑作○です。
2011/9/7(水) 午前 11:05
こんばんは〜。コメありがとうね。
1.シビリアンコントロール【civilian control】政府の文民の指揮のもとに職業軍人である軍隊の最高指揮官が置かれなければならないという近代国家の原則。軍隊の政治への介入から民主政治を守るために唱えられる。文民統制。
軍隊が強くなれば戦時前や戦時中と同じくなる…。
公務員テロ達が望んでいることでしょうね…。
2011/9/7(水) 午後 6:26 [ reotoreo ]
( ´ー`)y─┛チァーパーボェー
左翼にとっての安全保障は 外的ではなく 国軍を敵視した奇形的思想であるとわかりますね。
傑作&TB
2011/9/8(木) 午前 0:40
ご来訪やランキング応援に感謝を申し上げます。
2011/9/8(木) 午前 10:01
姫太郎さん、訪コメありがとうございます。無関心を無くす事は本当に大切だと思います。
トマト王子さん、訪コメありがとうございます。このシビリアンコントロールというのは、非常に難しいものですね。開戦・停戦も軍事作戦の一環、文官にそれを任せる事というのは、作戦にまで口を出すのと同じくらい危いものかも知れません。
reotoreoさん、訪コメありがとうございます。軍人が危険で、文人が安全というのを信じるほうが危いかもしれません。
nipponiaさん、訪コメありがとうございます。まさに仰るとおり。人間では無いですね^^
こんのさん 、訪コメありがとうございます。こんのさん のブログは資料にもなり、大変役に立ちます^^ これからもよろしくお願いします。
浪漫さん、訪コメありがとうございます。
2011/9/8(木) 午前 11:56 [ ros*t*mj* ]