僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である ことがわかった。 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】 【最終句】 僕が知りえた山頭火の360句のうちの、これが最後の句である。ご愛読、ありがとうございました。 <4句ほどシーケンスが飛んでいるので、その4句をここで紹介しておこう> ◆すげない女は大きく孕んでいた(昭和5年) ◆酔うてこほろぎと寝てゐたよ ( 〃 ) ◆毒薬をふところにして天の川 ( 〃 ) ◆死にそこなって虫を聴いている( 〃 ) ●一草庵からの眺めであろうか・・・。 遠い山の上に、雲がもりもりと盛り上がっている。 そうだ、あの雲を越えてゆこう。 近づこうとすれば、遠のいてゆく雲。 だが、わたしはどこまでも歩いてゆきたい。 この命が、生かされている限り・・・。 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
*一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。 *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。 *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。 *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。 *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。 同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。 翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。 <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入> 【とらじろう所感】 *****************************************************************************************
●一週間の山頭火 ◆(345) 銭がない物がない歯がないひとり ◆(344) こしかたゆくすゑ雪あかりする ◆(343) 膝に酒のこぼるるに逢いたうなる ◆(342) つぎつぎに力をこめて力と書く ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる ●↓↓↓↓↓【ポチ★が、はげみです!!】・・・・★ありがとうございました★ にほんブログ村 俳句・川柳 |
■山頭火をよむ
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僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である ことがわかった。 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】 それなのに、こんな句をつくろうとは・・・。 修行が足りない証拠である。 物に固執しない、定住しないということからは遠いところにいる。 なんと弱いわたしであろう。 体も弱ってきたいま、わたしの命もあとわずかなのだろうか・・・。 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
*一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。 *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。 *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。 *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。 *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。 同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。 翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。 <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入> 【とらじろう所感】 *****************************************************************************************
●一週間の山頭火 ◆(344) こしかたゆくすゑ雪あかりする ◆(343) 膝に酒のこぼるるに逢いたうなる ◆(342) つぎつぎに力をこめて力と書く ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる ◆(338) おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて ●↓↓↓↓↓【ポチ★が、はげみです!!】・・・・★ありがとうございました★ にほんブログ村 俳句・川柳 |
僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である ことがわかった。 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】 夜なのに雪明かりでほんのりと明るい。 こうして雪明かりの中を歩いていると、いろいろ思い出す。 家族、友人、俳句、行乞・・・歩き続けてきた道々。 越えてきた山々、海、山河、雲・・・。 わたしの命のろうそくは、あとわずかでしかない。 すべての出会いに、感謝である。 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
*一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。 *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。 *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。 *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。 *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。 同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。 翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。 <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入> 【とらじろう所感】 *****************************************************************************************
●一週間の山頭火 ◆(343) 膝に酒のこぼるるに逢いたうなる ◆(342) つぎつぎに力をこめて力と書く ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる ◆(338) おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて ◆(337) 旅の或る夜のお祭りの客の一人として ●↓↓↓↓↓【ポチ★が、はげみです!!】・・・・★ありがとうございました★ にほんブログ村 俳句・川柳 |
僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である ことがわかった。 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】 酒がなければ生きゆけないわたしである。 俳句と酒・・・これがわたしの生命線であった。 俳句がなければ、惚けていたであろう。 親しい友と呑みたい。 遠くの友を思うと、なぜか涙が膝を濡らす。 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
*一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。 *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。 *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。 *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。 *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。 同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。 翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。 <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入> 【とらじろう所感】 *****************************************************************************************
●一週間の山頭火 ◆(343) つぎつぎに力をこめて力と書く ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる ◆(338) おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて ◆(337) 旅の或る夜のお祭りの客の一人として ◆(336) ぽろぽろ冷飯ぼろぼろ秋寒 ◆(335) 生き身のいのちかなしく月澄みわたる ●↓↓↓↓↓【ポチ★が、はげみです!!】・・・・★ありがとうございました★ にほんブログ村 俳句・川柳 |
僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である ことがわかった。 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】 戦地へ赴く軍人への励ましは、千人針、そして寄せ書きである…。 街のあちこちで、協力を求める女性たちに出会う。 俳句しか知らない、はみ出し者のわたしは役立たずのくずだ。 しかし、求めに応じて「千人力」と力を込めて書いた。 そして、生きて帰れ…とつぶやくのみである。 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
*一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。 *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。 *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。 *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。 *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。 同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。 翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。 <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入> 【とらじろう所感】 *****************************************************************************************
●一週間の山頭火 ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる ◆(338) おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて ◆(337) 旅の或る夜のお祭りの客の一人として ◆(336) ぽろぽろ冷飯ぼろぼろ秋寒 ◆(335) 生き身のいのちかなしく月澄みわたる ●↓↓↓↓↓【ポチ★が、はげみです!!】・・・・★ありがとうございました★ にほんブログ村 俳句・川柳 |



