捨て猫 「とらじろう日記」

●毎日、「酸素」に感謝しています。

■山頭火をよむ

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●山頭火をよむ(346)

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山頭火をよむ(346)

 僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界
 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。
 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である
 ことがわかった。
 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。
 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】

【最終句】
 僕が知りえた山頭火の360句のうちの、これが最後の句である。ご愛読、ありがとうございました。
 <4句ほどシーケンスが飛んでいるので、その4句をここで紹介しておこう>
 ◆すげない女は大きく孕んでいた(昭和5年)
 ◆酔うてこほろぎと寝てゐたよ ( 〃  )
 ◆毒薬をふところにして天の川 ( 〃  )
 ◆死にそこなって虫を聴いている( 〃  )

【最終句】◆もりもりもりあがる雲へ歩む(昭和15年)


 
●一草庵からの眺めであろうか・・・。

 遠い山の上に、雲がもりもりと盛り上がっている。

 そうだ、あの雲を越えてゆこう。

 近づこうとすれば、遠のいてゆく雲。

 だが、わたしはどこまでも歩いてゆきたい。

 この命が、生かされている限り・・・。


◆おーい雲よ わたしと行こう 地の果てへ (とらじろう)


 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
     *一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。
           山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。    
     *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。
     *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。
     *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。
     *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。
           同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。
           翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。     
     <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入>   
 
                         【とらじろう所感】

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◆思い出を 手酌で呑めば 溢れ出す (木端美人 さん)02/18

◆てらてらと 俗世を照らす 月明かり (葦のはら さん)02/13


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●一週間の山頭火
 ◆(345) 銭がない物がない歯がないひとり
 ◆(344) こしかたゆくすゑ雪あかりする
 ◆(343) 膝に酒のこぼるるに逢いたうなる
 ◆(342) つぎつぎに力をこめて力と書く
 ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく
 ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ
 ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる
                 
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●山頭火をよむ(345)

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山頭火をよむ(345)

 僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界
 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。
 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である
 ことがわかった。
 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。
 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】

◆銭がない物がない歯がないひとり(昭和15年)

 
●無一物、一所不在・・これがわたしの生命線。

 それなのに、こんな句をつくろうとは・・・。

 修行が足りない証拠である。

 物に固執しない、定住しないということからは遠いところにいる。

 なんと弱いわたしであろう。

 体も弱ってきたいま、わたしの命もあとわずかなのだろうか・・・。


◆暗闇を 睨んでいる 弱いわたしがいる (とらじろう)


 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
     *一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。
           山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。    
     *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。
     *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。
     *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。
     *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。
           同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。
           翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。     
     <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入>   
 
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●一週間の山頭火
 ◆(344) こしかたゆくすゑ雪あかりする
 ◆(343) 膝に酒のこぼるるに逢いたうなる
 ◆(342) つぎつぎに力をこめて力と書く
 ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく
 ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ
 ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる
 ◆(338) おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて
                
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●山頭火をよむ(344)

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山頭火をよむ(344)

 僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界
 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。
 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である
 ことがわかった。
 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。
 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】

◆こしかたゆくすゑ雪あかりする(昭和15年)

 
●雪の積もった道を一人歩く。

 夜なのに雪明かりでほんのりと明るい。

 こうして雪明かりの中を歩いていると、いろいろ思い出す。

 家族、友人、俳句、行乞・・・歩き続けてきた道々。

 越えてきた山々、海、山河、雲・・・。

 わたしの命のろうそくは、あとわずかでしかない。

 すべての出会いに、感謝である。

◆ほの白く 浮かんで消える 走馬灯 (とらじろう)


 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
     *一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。
           山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。    
     *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。
     *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。
     *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。
     *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。
           同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。
           翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。     
     <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入>   
 
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◆てらてらと 俗世を照らす 月明かり (葦のはら さん)02/13


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●一週間の山頭火
 ◆(343) 膝に酒のこぼるるに逢いたうなる
 ◆(342) つぎつぎに力をこめて力と書く
 ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく
 ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ
 ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる
 ◆(338) おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて
 ◆(337) 旅の或る夜のお祭りの客の一人として
               
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●山頭火をよむ(343)

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山頭火をよむ(343)

 僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界
 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。
 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である
 ことがわかった。
 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。
 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】

◆膝に酒のこぼるるに逢いたうなる(昭和15年)

 
●一人で酒を飲む。

 酒がなければ生きゆけないわたしである。

 俳句と酒・・・これがわたしの生命線であった。

 俳句がなければ、惚けていたであろう。

 親しい友と呑みたい。

 遠くの友を思うと、なぜか涙が膝を濡らす。

◆酒こぼれ 涙こぼれて 酔いつぶれ (とらじろう)


 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
     *一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。
           山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。    
     *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。
     *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。
     *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。
     *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。
           同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。
           翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。     
     <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入>   
 
                         【とらじろう所感】

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◆てらてらと 俗世を照らす 月明かり (葦のはら さん)02/13


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●一週間の山頭火
 ◆(343) つぎつぎに力をこめて力と書く
 ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく
 ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ
 ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる
 ◆(338) おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて
 ◆(337) 旅の或る夜のお祭りの客の一人として
 ◆(336) ぽろぽろ冷飯ぼろぼろ秋寒
 ◆(335) 生き身のいのちかなしく月澄みわたる
              
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●山頭火をよむ(342)

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山頭火をよむ(342)

 僕は、山頭火が嫌いだった。なぜなら、家も、家族も、すべてのしがらみを捨てて、自分だけの世界
 に閉じこもり、好きな俳句だけに没頭していたからである。
 しかし、読みすすめ、調べていくうちに、偶然にも彼が僕と同郷で、しかも、僕のの高校の先輩である
 ことがわかった。
 そして、彼の「無一物」「一所不在」という禅の精神性に基づく放浪の旅が羨ましくなったのである。
 現代人には、物理的にも精神的にも、こんな旅はできない。だから、追跡している。 【とらじろう】

◆つぎつぎに力をこめて力と書く(昭和15年)

 
●戦争が始まり、激しくなってきた。

 戦地へ赴く軍人への励ましは、千人針、そして寄せ書きである…。

 街のあちこちで、協力を求める女性たちに出会う。

 俳句しか知らない、はみ出し者のわたしは役立たずのくずだ。

 しかし、求めに応じて「千人力」と力を込めて書いた。

 そして、生きて帰れ…とつぶやくのみである。

◆国守る 人になれない 己が身よ (とらじろう)


 【蛇足】昭和14年12月3日(1939年の暮、山頭火58歳)・・・
昭和15年(1940年)の足跡・・・
     *一月・・・・・・松山市内「一草庵」にて新年を迎える。
           山頭火を慕う仲間と俳句の会「柿の会」を結成・初句会。    
     *四月・・・・・・一代句集「草木塔」刊。それを携えて中国・四国・九州の旅へ出る。
     *六月・・・・・・最後の旅を終えて帰庵。句会や、子規の遺跡を訪ねて近郊散策。
     *七月・・・・・・第七句集「鴉」刊。
     *十月・・・・・・十月十日、午後脳溢血にて倒れる。
           同夜、一草庵にて句会、隣室では庵主の山頭火は高いびき。
           翌十一日、午前四時(推定)死亡、心臓麻痺と診断。     
     <日独伊の三国同盟が成立。大政翼賛会が発足。戦争拡大へと突入>   
 
                         【とらじろう所感】

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 ◆(341) 鈴をふりふりお四国の土となるべく
 ◆(340) 塵かと吹けば生きていて飛ぶ
 ◆(339) あたたかくこんばんはどんびきがいる
 ◆(338) おもひでがそれからそれへ酒のこぼれて
 ◆(337) 旅の或る夜のお祭りの客の一人として
 ◆(336) ぽろぽろ冷飯ぼろぼろ秋寒
 ◆(335) 生き身のいのちかなしく月澄みわたる
              
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