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だいくのみなもとのブログ
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千石荘という離れ


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 私の実家のすぐ裏にはこのような古めかしい しかしちょっと気品のある建物が建っております。
県指定の重要文化財ともなっている、旧古河屋別邸 通称「千石荘」と呼ばれております。約200年前 廻船問屋 古河なにがしが建てた別邸です。いわゆる離れのようなものですね。
北前船で稼いだ豪商の贅をつくした半数寄屋造りの建物です。
10年ほど前に大改修されましたが、それからほとんど封印されまして(持ち主の関係もあったのか??)ほぼ10年ぶりで開放されました。

白壁の塀は去年の台風の折に一部倒れまして、まだ修理もされずに緑のネットの状態ですし、入り口の門は大きく傾き、パイプでかろうじてつないである状態です。
公は重要文化財でも、修理くらいできないのか情けない感じでありますね。

今年度は少し予算が付いたのか、荒れ放題だった松の木や、庭も少しは見られるように整えられたようです。

以前1,2回見学した覚えがあります。その頃は我が漁師町にある老舗旅館の主が、買い取っておりまして大切に守られておりましたが、代が変わるにつれて持ち主の方はどうなったのか、知る由もありません。
少し内部も紹介しましょうか
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 この建物の見どころの一つと申しましょうか。
座敷を巡る縁側の隅の柱が入らない構造となっているのです。
座敷に座って庭園を眺めたときに、縁側の角の柱がないと見晴らしがいいのでしょうね。大工的には、手前に写った一本の柱に負担をかけてテコのように屋根の重みをもたせてあるのでしょう。
天井裏を潜ってどうなっているか?覗いて見たいですね。(笑)
雪の結構積もる地域ですから、その時は臨時の柱が角に入るようになっております。

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縁側を廻る長押の釘隠しの彫金です。北前船の豪商のお屋敷らしく、すべて貝のデザインになっております。それも場所によって違う貝のデザインなのですね。
これは、サザエかな?
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こちらはタカラガイと、牡蠣?かな?貝のベロの部分が金の漆塗になってるのが渋いですね。
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 こっちはなんだろ?ホタテと んーと??まーとにかく、凝ってますなー。
柱は秋田杉の四方柾が使われております。天井板、長押なども同様のようですね。 柾目の目が細かく詰んでおりまして200年経っておりましても綺麗です。自ら北前船で運んだのかな??
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座敷は8畳二間ですね。襖や床の壁は狩野派の絵が描かれております。
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2階建てになった狭い部屋は月見楼といって、観月のための部屋ですな。

まだまだ写真はあるのですが、疲れましたのでこのくらいで。(笑)

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    立派なお屋敷ですね〜
    縁側に柱も無くスッキリしてて良いです!

    昔の人は設計施工でいい物をつくると感心してしまいます
    今じゃあ耐震だの補強だのでギミックな建物が多いですからね〜

    [ あきすて ]

    2019/3/20(水) 午前 8:15

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    おはようございます。

    画像で拝見しただけでも、素晴らしいですね。

    小浜で元遊郭だった建物を丁寧に説明して
    貰ったことが有りましたが、画像の建物も
    市民の皆さんや観光客の皆さんにも見て
    貰いたいものですね。

    みなもとさんも、お仕事があと10日ばかりに
    なりましたね。 手仕事が好きだったら
    いろんなことが出来ますね。
    旅もできますし、楽しい時間が増える事でしょう。

    主人は独学で能面を彫って居ました。
    訊きたくない人なんですよ。(笑)

    と記ど記に記

    2019/3/20(水) 午前 8:19

  • 宮大工の仕事はそつなく粋ですね。
    床の間の壁絵も写真映りが良いです!
    昔の紙は質が違うのでしょう。

    [ 夏子 ]

    2019/3/20(水) 午後 3:26

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    こんにちは

    千石荘
    名前からして文化財ですよね。個人では護れないですね。これは小浜の遺産ですから市で護って欲しいですね。市といっても税金ですので
    市民の皆さんがどう考えるかですよね。

    素晴らしい別邸ですね。

    [ つや姫日記 ]

    2019/3/20(水) 午後 4:01

  • あきすてさん、こんばんは。
    私の住まいの近くにある文化財ですので、今まで荒れ放題になっていたが悲しくてなりませんでした。

    土地や建物の所有者と 公との問題もあることでしょうが、今回の解放は私にとってはうれしかったですね。

    最近の木造住宅はほんとに金具漬けでありまして、細い構造材にバリバリバリバリと長いビスを沢山打ち込んで
    木がかわいそうです。

    金具などなくても200年倒れずに持っている和風建築、そして奈良や京都でも多くありますね。

    建築のお偉いさんは、上の方で金物屋さんとつるんでいるのではないかと 思ってしまう昨今です。

    [ だいくのみなもと ]

    2019/3/20(水) 午後 7:10

  • アアイアウさん、こんばんは。
    なんと10年ぶりの見学会となりまして、いそいそと出かけてまいりました。
    日記さんがご覧になられた遊郭からは3キロくらい離れておりますね。
    塀や門は去年の台風で破損したり傾いたり様ですが、修理までは手が回らなかったようです。

    一番上の写真の千石荘と書かれた看板の右は小さな金毘羅さんが祀られたお宮さんがありまして、子供の頃は その境内の広場でよく幼馴染と遊んだものでした。

    当時ミニ野球なんかもしまして、ボールが千石荘の庭に入るとドキドキしながらそろりと入ってボールを採りに行った覚えがあります。(笑)

    仕事の方はいよいよカウントダウンに入りました。
    残った日にちを噛みしめるように、を粛々とこなしております。
    嬉しいような、寂しいような心境ですね。(笑)

    ご主人、能面を作っておられたのですね。人に聞かずに自己流で勉強してでしょうか。凄いですね。

    [ だいくのみなもと ]

    2019/3/20(水) 午後 7:34

  • 夏子さん、こんばんは。
    豪商の建物はため息の出るような造りや材料が使ってありますね。
    それにまずお洒落ですね。200年経ってもちっとも古いとは感じない何かがあります。

    門や塀も完璧に直してほしいものですね。

    襖絵や床の間の絵は、和紙に描かれておりますね。
    閉め切ってあったので保存状態は決していいとは言えませんが充分楽しめます。

    [ だいくのみなもと ]

    2019/3/20(水) 午後 7:44

  • つや姫さん、こんばんは。
    豪商で栄えた酒田にもこの程度の建物は沢山あると思います。
    ここは私の幼いころの遊び場(金毘羅宮)の隣でして、いつかは紹介してみたかったところです。

    実家に行くときは自転車で前の道を通りますが、荒れ放題の庭木や松の木にいつも悲しい思いをしておりました。
    今回は完全修復とは言わないまでも、少しは予算もついて、市民の皆さんも多く詰めておられたようです。

    所有者の関係で公も立ち入りすぎてもいけないのか。はたまた、予算が付かないのか。(小浜市は貧乏市なのかな。)(原発は小浜市にはありません。実質目と鼻の先なのですが・・・。)若狭小浜の人々は優しく少し陰険で(笑)京都人のような雰囲気なのか??

    日本海側の北前船繋がりで、ようやく紹介することができまして うれしい限りです。

    [ だいくのみなもと ]

    2019/3/20(水) 午後 8:03

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    四方柾って言うんですか、すごい贅沢。それに釘隠しの金具のこまやかさ、ステキさ! また、周り廊下の角っこには柱がない! すごいとしか言いようがありませんね。
    だいくのみなもとサンの目線がビシビシ伝わってきます♪

    [ 海比古 ]

    2019/3/20(水) 午後 10:30

  • 海比古さん、こんばんは。

    約200年前の建物ですが、ため息の出るような材料や、細工がしてあります。
    全体に華奢でお洒落で渋いデザインですね。
    田舎の建物は器材が大きければ立派ということになってますが、またそれとは感覚が違った建物です。
    ただ、長く放置されたような状況でしたので、多少痛みは目立ちますね。

    市街地の伝統保存地区からは離れておりますが、庭と和風建築が一体となって見どころのあるお屋敷です。

    小さい頃は隣にある金毘羅さんの境内でよく遊びました。(笑)

    [ だいくのみなもと ]

    2019/3/21(木) 午前 2:31

  • 贅沢の限りを尽くした建造物ですね。細部にわたり美術工芸品と思うような細工が施されていてぜひ見学してみたい気がします。持ち主は住まわれていないのですね。
    やはり日本建築は素晴らしい❗

    [ うどん屋女将のひとりごと ]

    2019/3/21(木) 午前 11:01

  • 北前船で稼いだ豪商の贅をつくした半数寄屋造りの建物、立派過ぎるほど立派な建てものなのでしょうね。屋島狸も各地に旅行に出かけて、豪商の贅の限りを尽くした建物を見学します。

    あるところにはあるものだと感心しながら見学しますが、しょせんその日暮らしの屋島狸には縁のないもの、世界が違うものとして眺めるだけです。

    みやもとさんも、いよいよ仕事を卒業されるのですね。屋島狸は仕事を卒業と同時に仕事関係の本や書類など、すべてキッパリと処分してしまいました。何の値打ちもないものばかりでしたので、処分がしやすく、事務所がスッキリしましたよ。

    屋島狸

    2019/3/21(木) 午前 11:03

  • 女将さん、こんにちは。

    子供の頃からこの建物を見ておりましたが、今は大工として大変興味を持って眺めております。

    流石に材料や細かいものまで吟味され丁寧な仕事がされております。
    作る側としましてもため息が出るような感じです。(笑)

    何十年か前は老舗旅館のおじいさんが所有しておりまして、綺麗に管理されてました。
    その主は骨董や美術品が好きでして、千石荘にもたくさん飾ってあったようにも覚えております。

    それはこの館にもふさわしいような嫌味のないお宝が揃えられておりました。

    今はそんな美術品は何処へ行ったのか。見当たりませんでしたけどねえ。

    今回久しぶりに見学できまして、私のブログにも載せられて満足しております。

    [ だいくのみなもと ]

    2019/3/21(木) 午後 3:04

  • 屋島狸さん、こんにちは。
    江戸時代、何代にも続いて廻船問屋としてガバガバとお金を儲けたことでしょう。
    財に物言わせて今にも残る木造建築物を作ったなんて、流石はカッコイイと私は思います。

    屋島さんは仕事の卒業と同時に、関係の書類などは断捨離されたのですか?
    思い切りがいいですね。
    私も書類系はありませんが、大工道具は沢山あります。40年以上使っている手道具もありまして、これらはさすがに処分できませんわ。(苦笑)

    [ だいくのみなもと ]

    2019/3/21(木) 午後 3:28

  • ハイ、屋島狸は55歳の卒業を指折り数えていましたので、卒業と同時に参考図書は後輩に無料で引き取ってもらました。構造計算書のコピーはすべて廃棄処分しました。その他、設計に必要な書類もすべて処分し、事務所登録も抹消しました。もう復帰出来ない状況にしましたよ。

    卒業後に残ったのは、事務机とパソコン・レザープリンターくらいでした。今は、その時のパソコンもレザープリンターもありません。狸設計の名残は、事務机だけになっています。

    とにかく卒業と同時に、建築設計関係とは無縁になってしまいました。(実は建築設計の仕事を、なんの未練もなくキッパリと捨ててしまったのです)

    屋島狸

    2019/3/21(木) 午後 7:41

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