京都の宗教文化の影響を根強く受けたこの若狭地域は 地蔵盆というのが8月23日に行われます。
中学2年生をトップに組内の子供たちが集まって、子供主体でいろいろ用意をして
当日に備えます。
今年は我が家が主の当番宿に当たりまして、子供たちを家に招いてまずは組内の集金からです。
何をするにしてもまずマネーが必要ですから、暑い中を組内を一軒づつお願いに廻って集金いたします。(保護者として、細君が付きます。)
その次は色旗に墨と筆で「南無地蔵大菩薩」と字を書いてもらいます。
普段はそれほど役にも立たない8畳の和室も、いよいよ日の目を見る時がやってきました。
この頃の子は賢いからヤンチャもしないだろうけれども、みんなで習字となれば畳も汚れるかもしれませんので、建築用の養生シートを畳の上に貼りました。
これは、歴代やっているようです。(笑)
小学生以上の子が主体になるのですが、中学生くらいになると、夏休みは部活なんかがあって、行事と重なると部活優先となるみたいで、この日も何人か抜けております。
書かなければならない旗は約100枚、色旗を貼るのは昔は子供たちでやっていたそうですが、最近は宿の主と来年の福の方で分担して貼りました。
このあたりも時代の流れといいましょうか。
さて、この日の4人の子供たちの書かなければならないノルマは結構あります。
来ない子供は、頭割りを各自の家で書いてもらいましょう。
皆さん自分の習字道具を持ってきてもらって、「南無地蔵大菩薩」と書きあげていきます。
中学生くらいになると毎年の事ですから、スラスラと手慣れたものです。
小学低学年のおチビちゃんは、難しい漢字はヒラカナでもまーいいや。ってなことで
とりあえず書いてもらいました。(教育上、参加することが、大事なのであります。)
ノルマは沢山で、私も 昔取った杵柄で、字は下手くそながらノルマの達成に協力致しました。
皆でワイワイ言いながら、長押の上にかけ渡した竿にはどんどん、旗が並んでいきます。
写真中央に白地の大きい旗が吊られておりますが、これは大将旗と申しまして中学2年生で最後の子供が大将となって、リーダーシップを発揮してくれるわけですね。
その子の名前入りの南無地蔵大菩薩なのですよ。
あと、大将旗より幾分か小さい中将旗なんてのもあります。(中学1年生です。)
色旗や大将旗は地蔵盆当日、長い竹の枝にくくられまして空高く地蔵堂の前に掲げらます。
さて、この日はもう一つ こなさなければならないことがありました。
昔の庄屋クラスのお家に祀ってあるお地蔵さんをお借りしまして、綺麗に水で清めます。
大将はタワシで頑張ってこするも、アクリル絵の具か何かを塗った色がなかなか落ちません。(基本毎年洗って塗り替えるのが伝統なので、水彩絵の具でないといけません。)
マーそこそこでいいや。なんてなだめまして、地蔵様にはしばらく日陰で涼んでもらいましょう。
子供たちに洗われて夕方まで日陰で涼まれたお地蔵様2体は、8月23日まで宿主の我が家に滞在してもらいます。
仏壇はまだ我が家にはございませんので、床の真ん中に急遽木製の専用座椅子を作り(大工なので(笑))暫く安らかにステイしていただきます。
来週は行灯の紙貼りと、お地蔵様の化粧をいたします。 南無地蔵大菩薩 チーン。