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Snafu / Snafu

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SNAFU / SNAFU
 
■収録曲 Side 1 - 1.Long Gone 2.Said He The Judge 3.Monday Morning 4.Drowning In The Sea Of Love // Side 2 - 1.Country Nest 2.Funky Friend 3.Goodbye U.S.A. 4.That's The Song
■パーソネル:Colin Gibson(b) Terry Popple(dr) Micky Moody(g,mandlin,vo) Pete Solley(key,vo) Bobby Harrison(vo,per)
■リリース:1973年
■カバー・アート:Roger Dean

 このアルバムはカヴァー・アートをロジャー・ディーンが描いているということだけで、ずっと本物を眺めて見たいと思っていた一枚です。ロジャー・ディーンの絵にしては荒い感じではありますが、裏面のロゴのグラデーションを見るとちょっと海洋地経学が想起されるあたりが、まぁそうかなぁというところですね。ちなみに、メンバーの写真を撮影したのもロジャー・ディーンだそうです、これは、そのUK盤初盤なのですが、意外にも普通の値段でした。プログレじゃないのでそんなに人気がないのかもしれないですね。

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 英国のグループで、やっている音楽は、若干ファンキーなリズム・アンド・ブルースです。ギタリストが、ホワイトスネイクやユーライア・ヒープにも参加したミッキー・ムーディー、ヴォーカルがプロコルハルムの初代メンバーのボビー・ハリソンです。

曲によっては、ジャケットのバッファローがイメージさせる通りカントリーチックなスワンプになります。70年代初期の声太め、芯太めの音楽、例えば初期のシカゴとかにハマれる人には向いているのではないかと思います。

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 ちなみに、SNAFUに関するデータは、現状ネット上にもほぼ落ちていないようです。Snafuは混沌とかいった意味ですが、SNAFUと綴った場合はスラングでSituation Normal All Fucked Upのことかと思われます。「いつも通りめちゃくちゃな状況」という第二次大戦当時の英語です。曲はどれも家に帰りたい的な歌詞ばかりなので、反戦ソングなのかもしれないですね。時代背景としてはベトナム戦争の時期ですし。そうしてみるとSNAFUのバンド名もわかるような気がします。ちなみに発音はカタカナで書くとスナフーだそうです。

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レコ堀り@御茶ノ水♪

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数日前、渋谷宇田川のHMVとビームのレコファンが壊滅的に不作だったので、かなりなフラストレーションが溜まっていまして、本日、かなり久々なのですが、仕事帰りに御茶ノ水のユニオンに寄ってきました。

思いの外豊作でした!
探していたものが普通の価格で次々と出て来ました。

ロジャーディーンジャケのSNAFU = Situation Normal All Fucked Up
アメリカン・メロトロン・ハード・プログレのLeviathan
ジミヘン・マニア、フランク・マリノのMahogany Rush / Strange Universe
あたりを次々と掘り出した時には、ちょっと目を疑いました(^^v

勿論危険な価格のものは見なかったことにして、また、理性が勝ちまして、何枚かは泣く泣く埋め戻しました。

そんなわけで、お持ち帰りは7枚です。

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Kansas / Monolith

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Kansas / Monolith
 
■収録曲 Side 1 - 1.On The Other Side(6:23) 2.People Of The South Wind(3:40) 3.Angels Have Fallen(6:36) 4.How My Soul Cries Out For You(5:18) // Side 2 - 1.A Glimpse Of Home(7:10) 2.Away From You(4:20) 3.Stay Out Of Trouble(4:12) 4.Reason To Be(3:50)
■パーソネル:Phil Ehart(dr) Dave Hope(b) Kerry Livgren(g,key) Robby Steinhardt(violin,viola,vo) Steve Walsh(vo,key) Rich Williams(g)
■リリース:1979年
■カバー・アート:Bruce Wolfe

 1979年にリリースされたモノリスです。邦題は「モノリスの謎」。
 ファースト・アルバムの時期からそもそも完成の域にあったカンサスのサウンドは、アルバムを発表するに連れ徐々に円熟味を増していき、緻密で重厚なオーケストレーションはついに前作暗黒への曳航で上り詰めるところまで上り詰めました。

 本作は、前作の張り詰めたテンションに比べれば、ややリラックスした感があり、楽器のエフェクト音自体もやや丸みを帯び、ポップス色が若干強まっています。一言で言えばより優美に変貌といった感じでしょうか。

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 シングル・ヒットを狙ったに違いないA2-People Of The South Wind、邦題「幻の風」はディスコ・ビートを取り入れ当時かなりショッキングなチューンでした。ケリー・リヴグレンの作曲も振り切れたなぁと思いました。

 曲は非常に良くできており、中間部のギター・ソロなんか抜群にカッコいいのですが、さすがに、今改めて聴きなおしてみると、イントロのキメキメのフレーズが気恥ずかしかったりもします。

 実は、この曲は、そうした曲の風貌ではありながら、カンサスのルーツを歌った重要な曲です。カンザス州(日本のレコ会社は、なぜバンド名をカンサスって濁らない表記にしたんでしょうね。当時読めなかったとか(^^;;)はその地にもともと住んでいた部族名から命名されたのだそうです。そして、その意味が曲のタイトル「南風の民」です。<理解を深めるため是非カンザス州の歴史等々をこちらでご覧ください!

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 発売当時の国内盤LPにはどうしようもないおぞましい訳詞(歌詞に入ってもいない言葉を勝手に追加した独りよがりなとんでもない誤訳です。)がついています。実際にはケリー・リヴグレンが、州名のルーツに自分自身のルーツを重ねて郷愁を歌ったものであったようです。<カンサスの正しい訳詞はここがオススメ!

 スティーヴ・ウォルシュが作曲したA3落ちてきた天使、そして、ケリー・リヴグレンが作曲したB1故郷への追想は、ポップス色が支配する本アルバムの中でも、かなり練られたオーケストレーションが聴ける大曲です。彼らは、こうした曲においても、エッジの立ったギターのカッティングの使い方など更にロック色を強めてきているのがよく解ります。

 ステイ・アウト・オブ・トラブルは基本サザンロック的なブギです。そかし、ここにおいても初期の南部臭はかなり影を潜めて洗練された印象となっています。キメの一つ一つが実にカッコいいんですよ。カンサス・サウンドのタイトな部分が前面に押し出されてきているといった印象です。

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 このアルバムの特徴として見開きジャケットが挙げられます。カンサスが見開きジャケットで発売したスタジオ・アルバムはこれだけしかありません。見開き部分には、地球はすぐに砂で覆われ生まれ変わる、白人は消え、バッファローが蘇る・・・といった詩が書かれ、そうした絵が描かれています。このジャケットとアルバムタイトルのモノリスの意味、というか収録曲との関係は、いまだに不明です。実は発売当時の邦盤の帯に「古代インカ帝国のモノリス伝説を描いた・・・」と書かれてるのですが、よくこんなデタラメが書けたものだなぁと・・・。

 実際、アルバム自体コンセプトものではないですから、People Of The South Windと絡めて謎めいた雰囲気を演出してみただけかもしれませんね。ケリー・リヴグレンが前作でno returnをknow returnと綴ってみたように。

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