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クラッとして、ぐらっとなって、どってってなった。 いわゆる、貧血。目が覚めたら保健室にいた。 「・・・先生?」 そう呼びかけながら立ち上がる。授業にもどらなくちゃ。時計を見ると、6時間目の前の休憩だった。 4時間目に体育で倒れたから、だいぶ寝てたな、と実感。 「いない・・・。」 先生はいなかった。体も本調子ではなかったので、6時間目も、寝て過ごすことにする。 一人で保健室にいるのは、少し寂しい気もした。 (こういうとき、お見舞いに来てくれる人がいる人って、いいなぁ〜) そんな事を思いながら、ふかふかとは言い難いベッドに横になった。 それとほぼ同時に。 -ガラガラッ-
(人来た!?)
関わるのがいやだったので、寝たふりを実行する。今はいって来た人が隣のベッドで寝たら絶対落ち着かない。やっぱり寂しくないから出て行って!!と、こころのなかで願う。 「高橋さん?」 ・・・え?・・・ 今、私呼ばれたよね?しかも私のすごく好きな人の声で。 悠太君の声で。 (・・・////どうしようっ!!) いや、どうもしないんだけど、いやいや、どうもするよ!! なぜ?なんで?どうすればいいの!! 頭が混乱しながら、寝たふりを続ける。 「・・・寝てるか。」 ごめんなさい!寝てないんです!! なんて、罪悪感にさいなまれる。 悠太君が近づいてくる。 というか、悠太君、怪我でもしたのかな?保健室に用事・・・気分悪いのかな??大丈夫かな?? 「放課後にまたこよう。いや、さすっがにもう起きてるだろうな。とりあえず、掃除時間にでも 来てみよ」 悠太君は、そういいながら、あわててかぶった毛布をなおしてくれた。 心臓が壊れるんじゃないかと思った。 「それじゃ」 悠太君は保健室を出て行った。そして足音が遠ざかった頃に、ばっと、起き上がる。 「はぁはぁはぁっ!!ゆ、ゆた、悠太君、私の、お、おみ、おみま、お見舞いに来てくれたのかな??」 ドキドキしすぎてて、息が荒くなる。 貧血days。密かにつけていた今日の名前に、DokiDokiがミドルネームとしてくっついた。
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