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青年との共闘

お金の持つ巨大な力や人間の金欲が、
一方では富裕層などの良心を腐敗させ、
他方では貧困層などを自暴自棄や犯罪へ駆り立てています。
ここイタリアが、その惨憺たる例です。
戦いましょう! 私はそう長くはお役に立てないでしょう。
しかし、どうかあなたは勇敢な戦士でいてください。
それこそが、私が何より新しい年に望むことです!


ドイツの女流作家マルヴィーダ・フォン・マイゼンブークの自筆書簡である。1894年12月31日にローマで書かれたもので、作家ヒューゴー・アストゥル・レオンハルト(Hugo Astl-Leonhard:1870〜1900)宛。19世紀を生き抜いた78歳の老作家が、20世紀を担うべき24歳の青年作家に大きな期待を寄せている。

「あなたの雑誌を
真の現実主義である理想主義の旗手にすることができたら、
どんなに嬉しいことでしょう。というのも、
今日の現実主義者たちが真の現実だと考えているものの多くが、
実際はそうではないのですから」

「完全な真理をもってすれば、
臆病な精神の持ち主も力を得て、
群衆の中から突然、味方になるような
思いがけない出来事が少なからず起きるものです」

「あなたからの手紙の後半部分については、
よくぞ書いてくれたと言わざるを得ません。
女性であることを理由に加えられた恐ろしい辱めは、
私のこれまでの人生における最も辛い経験の一つです。
何年も前から人知れず、力のおよぶ限り、
精一杯抵抗してきたことでもあります。
あなたが望むなら、私の考えを記した原稿をお送りしましょう」

「購読者については、
ウィーンの知り合いにもたくさん声をかけました。
マドリッドからも購読希望が届くと思います。
さあ、新年に幸運を祈りましょう」



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