砂時計の読書日記

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華竜の宮   上田 早夕里    早川書房  2010.10.
   
 
  地殻変動により陸地の大半が水没した25世紀。
人類は、残された陸地と人工都市に住む陸上民と、遺伝子操作で海に適応した海上民となって生活していた。
変動以前の社会形態と文明を維持し、国家連合のもと暮らす陸上民。
生物船となる〈魚舟〉と共に生まれ、海でほぼ自給自足で暮らす海上民。
未曾有の危機と混乱を乗り越えた人類だが、更に刻々と変わる環境のなか、人口増加と絶対的物資不足に確執が深まっていた。
対立を解消すべくうごく日本政府の外交官・青澄は、海上民に敬意をはらうその姿勢を買われ、海上民の女性長・ツキソメと会談が叶い、互いの立場を理解しあう。
しかし、同じ頃、IERA〈国際環境研究連合〉の計算は、遅くても50年以内に起こる、この星の絶望的な環境激変を示した。
人類はどう生き残るか、その極秘計画に、ツキソメ自身知らない彼女の“存在”が鍵となる?!
 
 
長編、海洋SF小説。
日本SF大賞受賞作。
 
とにかく壮大な話。
2段組約600頁という巨編で、日本のSFにこういう作品もあるんだと思わせてもらった。
(SF詳しくありませんが)
とりあえあず一読したが、主なストーリーを追うだけで一杯。
一応読了したが、読みきれてない感覚があり、再読したいので☆5とした。
 
一冊に納める内容とは思えない濃さだが、文章にちょっと野暮ったい感じもあり、一冊だからこその迫力にも思える。
う〜ん、文献調査や世界観の構築、作者さんの労力を考えると、もっと膨らまして、そして削って洗練され、3〜5冊くらいの作品だったら・・・と想像してしまう。
素晴らしい作品なのだが、もったいないとも思ってしまった。
 
SF定番と言える人類滅亡の危機が舞台だが、主に据えられた話が英雄的危機回避ではないところが良かった。
 
ミステリィ作品でこの作家さんを知り、SF作品にはなかなか手を出さずにいたのだが、大間違い。
今となっては、SFの 『火星ダーク・バラード』 がデビューでありながら、何故にお菓子ミステリィを手掛けたのだろう? と思うくらいだ。

閉じる コメント(6)

こんばんは
最初、分厚さにビビりますが、読みはじめると、一気読み状態ですよね少し説明不足な部分もあるのが気になる点でした。が、細かいところを気にさせず読まされてしまいましたが。
今年中には、この世界を舞台にした別の長編が出るそうです
『リリエンタールの末裔』という短編集にも、同じ世界を描いた話が載ってますので、こちらもどうぞ

2013/1/12(土) 午後 10:16 [ みろ ]

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ああ、やっぱかなり密度の濃い作品のようですね。今年は上田作品を読んでいく予定。一冊一冊じっくり堪能していきたいなーと思います♪

2013/1/13(日) 午後 5:54 [ sinobu ]

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>みろさん
そうなんですよ〜
濃密だけど細部が気になる点もあり、惹き込まれるんだけど、完成度はもっとあげられるような・・・スゴイ作品なんですけどね (^_^;
『リリエンタール〜』は今月中に読めそうです♪

2013/1/13(日) 午後 9:13 [ 砂時計 ]

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>sinobuさん
そうでした、sinobuさんも上田作品に注目中でしたね (*^_^*)
まず全体の流れで読んだので、せっかくのSF部分に注視しながら再度読みたいと思ってますv

2013/1/13(日) 午後 9:17 [ 砂時計 ]

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面白そう♪と思っても、2段組約600頁でゲンナリきますね・・・(笑)
先週、双頭のバビロンって本、2段組約600頁で挫折した所です♪

2013/1/14(月) 午後 11:17 KシタTペイ

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> KシタTペイさん
「挫折した所です」に♪をつけないように(笑)
超大作は、好みに合わないとツライだけですからね (^_-)☆
時間は有限、本はじっくり選んで下さいな。

2013/1/15(火) 午後 9:34 [ 砂時計 ]


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