この試合、昨季を最後に名古屋に「見切りをつけた」古賀」とJ2に落ちる柏を「見捨てた」玉田に、お互いのサポの注目が集まったようだったが、どちらも試合に絡むことはなかった。 今節出場停止となってピッチ脇に姿をみせた古賀は、笑顔を絶やすことはなく、結果からみれば余裕さえ感じられた。 一方の玉田は、今週のTMに出ていた時点でスタメンはないと感じていたのだが、今節はベンチ入りさえしていなかった。まさかベンチ外とは...。結果的には、終盤は彼の打開力が必要な試合となっただけに、誰もが彼のベンチ外には悔やまれたのでは?と思う。 試合は名古屋の低調&惨敗で、それ以外に語るべくもないが、この雷雨の中参戦されたサポの方々には、クラグラでのTV観戦となった私としては、その労をねぎらうほかないだろう。お疲れ様でした。 ただ、この放送遅延行為で試合前のアップの様子までもが放映され、実況と解説者が「アップとは?」について語り合っていたのは非常に珍しい会話・光景だった。
『守備面での大きな問題は特にないと思っている。CKからミスで失点してしまったが(以下、略)』
セフはこう試合を振り返った。しかし........『いい攻撃はしていたが、そういったときに多少の運も必要。集中力だとか、もっとシャープにだとか、あと10cm動くだとか、理由を今の段階で見付けるのはまだ難しい』 守備には、大きな(しかもセフ以外は誰もが問題視している)課題がある。それはセフも語っているCKをはじめとした
また、集中力とか、シャープだとかの課題は素人目にも確かに感じるが、あと10cm動くだとか、得点には運も必要だとかは、何を意味しているのだろう。局面では10cmもズレれば何ともならないだろうが(シュートのインパクトで10cmズレたら空振りだし...:笑)、縦105mもあるピッチの中で10cmを語ることや、運に任せた得点を期待しているような発言は指導者として首をかしげるほかないだろう。 セフの選択のみを批判するつもりはないが、この試合では、ビハインド状況での起用方法やシステム面では、大きな不満が残る試合だったと言えよう。詳細は後日。
懸案のDFラインの押し上げは、大森がシュートできる程、高くする意識も十分感じされたが、名古屋は徐々に相手のプレスに押され出し、DFラインでも回せないばかりか、キーパーまで追われる始末。 この柏の攻勢を支えたのは、変則3トップとSDFのでプレス。序盤の名古屋の右サイドは直志がやり合うことで均衡を保っていたが、不可解なイエローカードによって、平山の進出と大谷のオーバーラップを許すことになる。 頑張っていた直志も1対2ではいかにも分が悪く、大谷のマーキングがルーズになると、堪え切れなくなったDFラインはズルズルと下がり、防波堤の役目は個々の1対1に持ち込まれた。
これではどうしようもないし、システムでの対応以前の問題だった。 懸案のリスタート守備からと、偶然相手に流れてしまったルーズボールからの2失点だけで済んだのは、サブメンバーが多い相手の精度の低さに助けられただけだろう。特に平山の逸機の多さは「様×2」と称えたいくらいだった(平山fanには失礼)。 前半の中ごろには、ヨンセンが珍しくロングシュートを放つなど、選手のなかには、自分達のサッカーができない苛立ちや焦りも見え隠れしていた。 また、その苛立ちや焦りは、戦術に寄るところも大きかったように思う。 激しい柏のプレスに晒されていた名古屋のDFラインや中盤は、「自分達のスタイルを貫く」ため、無理をしてでもボールを繋ごうとしてたが、柏は「それ」さえも承知のスケで、人の動きの少ないボール回しを狙っていたフシもある。 繋ぎと並行して、いきなり相手の裏を狙ったロングフィードを狙ったり、単純にヨンセンの頭を狙う攻撃も織り交ぜるべきだったろう。それが相手のDFラインも下げることにもなっただろう。 交わし切れない相手のプレスをまともに受けてまでなお、頑なに繋ごうとした工夫の無さには見ている側も閉口するしかなかったのだから、ボールさえも支配できなかった選手達の苛立ちや焦りも当然だ。 そうした中でも柏のDFラインの裏を狙って、名古屋の攻撃の唯一のパターンである恵太が抜け出してクロス&ヨンセンが中央&ファーにジョンウの決定機もあったのだから、これを活かさない手はなかった。 それも出来なかったことは、相手のプレスに威圧され、「前へ」の勇気を忘れてしまった名古屋を象徴していたのではなかろうか?
ミスと言えば、櫛野はCKに対して前に出てしまったが、GKの鉄則として出たら触るべきだったと思う。 失点は、警戒したショートカウンターからではなく課題の中の課題であるリスタートから。←ここをどうにかしないと、完全に対戦相手に読まれてますよ。セフさん!! この先制点で落ち着く柏のプレス。幾分ポゼッションが高まりつつある最中、米山のクロスにゴール前のヨンセンがヘッドで合わせるなどの決定機も生まれた。ここは完全フリーだったので、このシーン以外も含めヨンセンには決めて欲しかった。 その後も、左からのフィードに慶が競ってファールになったシーン。その後ファーで恵太がGKと1対1になったが、その前でファールがあったとか...。TV画面のスローではありえんファールだった。
前半中盤以降、疲れが出るハズの柏ではなく、名古屋のほうが先に動けなくなり、足元で回すだけとなった。 今までの相手なら足元だけでも何とかなったこともあったが、柏はプレスが激しいゆえに、これまでのようには行かなかったと言ったところか。 精神論でけにはしたくないが、選手はもっと動かないと。 また、相手FW3人対DF3人でやるなら相手を常に走らせる必要性があった。4バックへの変更も遅きに帰した感があった。
直志→吉村入れ。米山→阿部入れも、全て主旨が伝わらなかったし、唯一の攻撃手段の、恵太の裏への飛び出しも相手に読まれ巧く対応されてしまう。←唯一の攻撃パターンだったのに... これも戦前からの課題であるリスターからの得点にも可能性を感じないまま(本田は無理しすぎでしょう?)。
膠着状態が続きマルセウが受けた赤紙以降も、スッキリした対応が出来ず、名古屋が数的優位にいることを感じさえないプレー&采配ぶりだった。※采配については後日 その後は、パワープレーなどが入り乱れ、スカパーの近か場の映像だけでは、システ検証しようにも、なんともしがたい。
『気持ちでゴールするとか、気持ちでパスするとか、気持ちで競り勝つだとか、そういうところを意識してやった』そうだ。 どこか他人事のような名古屋の監督・選手のコメントからすれば、そこに大きな、埋めきれない差があったのだろう。 |
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何が何でも・・・という気持ちが欠けていたんでしょうね。若い柏にはその精神があった。名古屋にはなかった。こういう時こそチームに喝を入れる闘将が欲しいんですけどねぇ・・・。
2007/4/29(日) 午後 4:17
マレクも楢崎もいないわけですし、同じでいいのかって感じはしますよね。コロコロ戦術を変えていては信頼は得られませんが、そろそろ考えるべきなのかもしれませんね。
2007/4/29(日) 午後 5:01
kicks_tk55さん。毎度TB&コメありがとうございます。データは未発表ですが恐らくボール支配率そのものは名古屋が上だったでしょうが、ご指摘のとおり「ボールを支配」していたのは明らかに柏でしたネ。『奇妙』なのは試合ではなく、セフのほうだったかナ?←恐らくセフは選手が指示どおり動かないことへのあてつけで「奇妙」と言ったと推測しています。
2007/4/29(日) 午後 7:29
romario_11さん。毎度TB&コメありがとうございます。名古屋の弱さがどこにあるのか悟らされたゲームでした。リスタートなどはの修正は十分可能だと思ってますが、精神的な弱さを解消させるには時間も要るでしょうネ。玉田については今節のような展開では絶対に必要でしたネ。相手に過剰に意識させることもできたでしょうし...。ただ、怪我の情報もなく今日(4/29)のTMにも出ていません。結構ヤバい状況かも?
2007/4/29(日) 午後 7:37
blazeさん。毎度TB&コメありがとうございます。相手リスタートへの対応は、ゾーンの外を狙われるケースと、ゾーンの間に複数入られるケースで失点していますネ。どちらもゾーンで守る場合、熟練しない限りは避けられないでしょう。放り込みの是非は難しいですが、あのような展開(前に運べない)で、しかも終盤に巻を投入したくらいでしたから、徹底して放り込むことも「あり」だったのでは?と思います。いづれにせよ、攻撃に変化を付けていかないと、相手に掌握されている印象です。それでも点が取れるほど強くはないのですから...
2007/4/29(日) 午後 7:48
何かムラのあるグラに戻ってしまったようですね、波があって...(去年もそうでした)試合は見てませんが後半負けてるのに得点をとる必死さがなかったようなので、ホームでは恥ずかしくない試合して欲しいです
2007/4/29(日) 午後 9:04 [ hirororo ]
どらぐらさん。毎度TB&コメありがとうございます。喝を入れる闘将ですかァ〜、ひとまず監督さんにお願いしたいですネ。名古屋は、元来、必死さが感じられないチームカラー(選手にその気持ちがあっても)なので、チーム全体に、そうした気持ちを伝播させ表現できるようになるには、それに長けた指導者(監督に限らず)が要るでしょうネ。サッカーって意外に「精神論」で何とかできる時もありますが、チームの永続的成長のためには「それだけ」ではいけませんしネ。
2007/4/29(日) 午後 9:57
Frantzさん。毎度TB&コメありがとうございます。システム・戦術については、セフ系の考え方(固定して選手に慣れさせる)と、選手に合わせる考え方があるので、選手が慣れないのなら、次の考え方にしていく必要があるでしょうネ。リスタートに限らず、相手に研究されつつある名古屋ですから、もう少し個人の自由度を拡げた戦術や規律も、相手によって取り入れていかなければ結果が得られない時期だと思います。
2007/4/29(日) 午後 10:04
priority328さん。毎度TB&コメありがとうございます。情けない結果と内容に不信感は募りますよネ。ただ、去年よりはマシかも知れませんヨ(笑)。各所で言われているように、確かに必死さは伝わらない試合でしたが、柏がそうだったからと言って、まるで「自分達のスタイル」を捨ててまで勝ちに行くことが良いとはいえないでしょうネ(今の段階では)。無論、恥ずかしくない試合(結果)は期待してますけど、相手がある中で、いかに自分達のサッカーが出来るかを考えたうえで、内容になるとイイですネ。
2007/4/29(日) 午後 10:15
ahrobyyさん。コメBACK遅れて恐縮です。TB&コメありがとうございます。「集団でマッコウクジラを噛み殺すどう猛な野生の鯱にような戦うハート」ってイイですネェ〜。確かにウチのサッカーを見ていると、名古屋港水族館にいる「飼いならされて曲芸する鯱」のようですよネ。調教師が管理し過ぎると、持ち前の野生が損なわれたり、調教できないヤツは海に返されたりもするんでしょうか?(笑)。もっと闘志が必要です。勝負の世界ですから...当然ですよネ。
2007/4/29(日) 午後 11:54
現地で観戦しているとどうしても冷静に分析できないので、 いつもこちらのブログ記事楽しみによませてもらってます。 劣勢にたたされると反抗できる力がなくなってきて、見ていて も勝てる気がまったくしないですね。 次節も連敗中の大分相手ですから、相手も必死に来るでしょう。 そこでまた勝ちたいという気持ちで負けないようにしてほしいと 思います。それと攻撃で言えば、サイドをえぐってクロスを上げる ことの出来る選手がほしいと思いますが。
2007/4/30(月) 午前 8:37 [ ぴちぶー ]
ぴちぶーさん。そう言って頂けるのは大変光栄です。私も現地ではチンチンですYo(笑)。これからもヨロシクです。勝ちたい気持ちはプロである以上(勝利給もある)、ないことはないでしょうが、それがプレーに表れない(できない)時がありますよネ。単にムラっ気なのかも知れませんが...。ご指摘の攻撃手段については、単独突破できるのが恵太のみと言う現状では、もっとコンビネーションを使って欲しいと思います。選手獲得は「どこかに良い選手いますか?」←なかなかいないんですよネ。サイドって。
2007/4/30(月) 午後 0:01
ぬれたピッチと早いプレスでミス連発の試合だったようですね。悪条件の中でもポゼッションを高めることが必要ですね。そしてセットプレーの守備。コレはもうず〜っと課題ままですね。これは早急に対処する必要がありますよね。
2007/4/30(月) 午後 1:12 [ suk**323 ]
SU-GUさん。毎度TB&コメありがとうございます。TVで見る限りでは結構足元が滑ってたようで、細かいミスでなかなかボールが回らなかった感じでしたネ。それでも繋ぐスタイルを貫くだけの技術と連携に加え、相手のプレスをかわすためのムービングが必要だったでしょうネ。リスタートの守備はもうイイ加減に変更しないと...もはや課題どころではなく、他チームも承知の弱点となってますよネ。
2007/4/30(月) 午後 2:22
以前大宮に負けたときも藤本のような気持ちの入り方はありませんでしたよね。精神論は大切だと思いますよ。
2007/4/30(月) 午後 11:09 [ joh**en9_7*8g*ampus* ]
赤鯱魂さん。毎度TB&コメありがとうございます。そう言えば主税は試合後に感極まってしまう程、頑張ってましたネ。精神論だけではないのでしょが、李の発言などは、まさにコメントどおりの気持ちの入ったプレーぶりでしたので、余計に名古屋の不甲斐なさが気になりました。ホームで「あれ」は許されないでしょうネ。
2007/4/30(月) 午後 11:28
ぐらKIDSさん、コメント有難うございました。2日間旅行に出ていたので、試合の記憶が曖昧になっていますが、選手の気迫と、次の記事で書かれているシステム的な対応の両面で柏に劣っていたとのご指摘、もっともですね。名古屋としてはポゼッションサッカーを貫く事を第一優先にしていると思いますが、レパートリーが少ないですね・・・ 監督の目指す、サイドを重視したサッカーを実現するには、薄い選手層の中で色々とやりくりしている状況故かもですね。
2007/5/1(火) 午前 9:11
これはしょうがない大分戦で気持ち切り替えよう。
2007/5/1(火) 午後 10:24
Shaneさん。毎度TB&コメありがとうございます。できれば記憶から消したい試合ですネ(笑)。選手個々の気持ちとシステム面の関連性は、私の憶測に過ぎないのですが、システムや布陣を固定すれば自軍の成熟を促進できる反面、あまりに硬直化すれば相手にとっても読みやすくなりがちです。システムありきであれば「補強」。さもなくば、適性を活かせるシステムとなるべきでしょうネ。←これも持論ですが…(笑)
2007/5/1(火) 午後 10:42
nobu25soccerさん。コメありがとうございます。長年チームを見てますと、なかなか切替られない習性が板に付いてしまいグダグダと振り返ってしまいます(苦笑)。大分戦で「この試合」を続けたら承知できないでしょうネ。
2007/5/1(火) 午後 10:50