山野草図鑑歳時記3

ブログ 『山野草図鑑歳時記2』の続編です。 ★ は自薦ブログ。

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                           * 2018.10.24

≪旬の風 818≫  

             ヒモムシの一種?? (紐形動物の一種?)



 その日も「青島」(*A*)での仕事が終わり、漁船に乗って星鹿(御厨)港から佐世保に帰る時間になっていた。

 船を待つ間に「青島港」のカモメ[ウミネコ](*B*)を見ようとした時だった、岸壁から10m位の海中に何か紐のようなものが蠢いていた。

 それは、クニュクニュした感じの奇妙な動きで、移動していくでもなく、何かの獲物を食べているでもない、ただ、縦横・縦横にクニュクニュを繰り返しているだけだった。

 全く見たことのない生物であり、浅瀬に浮かんできた深海魚の一種かウミヘビの一種かと思った。早速、手持ちのデジカメで多くの写真を撮り、さらに、ビデオを撮っていた。それは全長が90〜100cmくらいのもので、背部らしいところは茶色、腹側は白いもので、頭はどうやら尖っていて、尾の方は小名木の尻尾のように丸い扇形の感じのものだ。

 その動物は、その場で、そのクニュクニュ動きを繰り返しているだけだった。

 そこに、青島の若い漁師さんたち5〜6人が近くを陽気に話しながら近づいてきたので、その生物を指さして質問した。

 「突然ですけど、ありゃ、なんですかね? ・・・・魚かな? 見たことありますか?」

 「ええ〜! なんだ あれ、ウミヘビかな? 見たことのない変な魚? 何か、気味の悪いやつだが、知らないな…」

 「なにか、紐みたいに平たい動物のようだけど、頭と尾はわかるよね…頭のほうが少しとがった感じ・・・魚かな…?」

 皆が一斉にその方向を見ていた。その中の若い男が、

 「おう、そこで 年とった漁師の人たちがいるから 聞いてみようか・・・お〜い! オッチャン、こっちに来てみて!」

 港の近くの「七郎神社」(*C*)で祭りの準備をしていた年配の人たちが、何事かの顔で4〜5人集もまってきた。

 「あれ!? なんだ ありゃ? ウミヘビかな? ・・・・あんなの見たことないよ・・・何だろう?」

 口々に見たことがないという。これだけ多くの漁師さんたちに判らないとなると、普通の魚の類ではあるまい。


 ・・・この生物(動物)は、もしかしたら、ひどく珍しいものではないのか・・・

 一つの考えが頭に浮かんだ。

 あの佐世保の水族館の『海キララ』(*D*)に聞けば判るのかも知れないと。そこには海洋生物に詳しい人がいるはずだ。
 ただ、どこにもいるような海の動物かも知れないので、彼ら専門家から笑われるかもしれない。大げさにはしたくない。

 まだ午後5時半だった。携帯電話のメールにその写真を添付して送る方法もあったのかもしれないが、デジカメで撮った写真をその場で送ることはできなかった。

 とにかく、その写真を彼らに見てもらうのが一番だろうということで、電話をしてみた。

 若そうな女性の声で応答があった。「N」という人だったが、どうも新人のような感じ・・・・。

 「個人的には、興味があります。上司は帰るので・・・その記録したデジカメのチップをコピーさせてもらえれば・・」

 「ああ、いいですよ。今から佐世保に帰りますから、早速、30分後に届けます。どこにもいるような海の動物かも知れないのですが、漁師さんたち10人以上に聞いたのですが、判らないということで、意外と珍しいのかも・・・」


 水族館の『海キララ』に到着すると、「N」さんが待っていてくれた。案内されて、『海キララ』のスタッフルームに通された。6時過ぎというのに、6〜7人のスタッフさんたちがまだ仕事をしていた。

 数人の魚類専門のスタッフの方々に僕のデジカメ写真とビデオ動画を見ていただいたのだが、皆 頭をかしげて『何だろう?』とのことだった。
 僕はうれしかった。簡単に答が出たのでは、恥ずかしいし、大げさな人間だと思われたに違いないからだ。このような施設におられる方は、この分野には想像を絶するほどに、無茶苦茶によく知った方が多いのは僕も知っていた。

 中におられた一人の方が、『もしかして・・・・ヒモムシの一種は?』と言ってくれた。

 調べ出してみると、たしかに このヒモムシ(*E*)の体形に似ているのだが、簡単に同定はできなかった。

 「ヒモムシ」(*E*)というのは、ヘビ類や魚類などの脊椎動物ではなく、「紐形動物(*F*)」の一種なのだ。紐虫の中には口の中に拡張する網状のものを一気に出して獲物を捕らえるものもあり、ひどく面白いものもいる。大きさが数cmのものから30m以上の長さになる地球最長の動物だとされる。体長から行くと、あの大きな「シロナガスクジラ」より長いものもいるという。
 
 ちなみに、最も疑われる「ヒモムシ類」について、一応ここに記載しておきたい。

 「ヒモムシ類」というのは、いわゆる俗称で、学問的には無脊椎動物の一門の「紐形動物」に含まれる動物の総称である。それらには、小さいもので体長が数mmから大きい(長い)ものでは、なんと! 30mにも及ぶものがあるという。
 系統上、大ざっぱにいって扁形(へんけい)動物と軟体動物の中間に位置しており、どちらかといえば扁形動物に近いという。

 その大部分は海産で,海岸の石の下や砂中に潜って生活する。また深海を浮遊生活しているものもあるという。とくに人間との関係はないが、口部から気味の悪い網状・樹木状の吻(ふん)を出す。多くはそれでほかの生き物を捕縛して食べるという変わり者(*G*)の動物である。

 「ヒモムシ類」の体は細長いひも状であり、環節がなく、背腹に扁平である。このことから今回の不明動物は「ヒモムシ類」と考えたのである。一般に細長い紐状の伸縮性に富む体をもち、左右相称で、背腹に平たい。その体は、ほぼ頭,胴,腹部の3部に分れ、頭部に眼点や平衡器、繊毛溝などをもつという。

 消化器系は頭部にある口に始り、食道、多くの盲嚢をもつ腸へと続き、体後方に開く肛門に終る。体腔はない。いずれも体長にほぼ等しいほどの長い吻をもつようだが、普段は「吻鞘」という独特の器官内に納まっているという。多くのものは「雌雄異体」である。体色は種により一定の色模様があり、種によって美しく、体色が変化に富む種がいるという。

 前述のように、ほとんどが海産で、自由生活を行い,砂泥・海藻の間,岩石の下などにすむ。一部に寄生性のものもある。世界で800種近くが知られ、日本にはカスリヒモムシ・ミドリヒモムシ(*H*)など約100種が知られている。


 結局、その場では、専門家たちにも、何という動物かは分からなかったのだ。・・・何というものだろう?




 * この記事は、その名前が分かり次第、その続編を書きたいと思っている。

 * この僕のブログの読者で、この動物に関して、コメント もしくは 同定をいただければ幸いである。





*【参照HP】   崟津(*A*)」:「青島港(*A*): a. ≪旬の風 138≫:青島の夏:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61221213.html ]、b. ≪旬の風 124≫ 海の中の春林:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60888700.html ]、c. ≪旬の風 676≫ 赤潮 :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15797626.html ]、d. ≪旬の風 258≫ 青島の“おくんち”:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/10677050.html ]、e. ルリハコベ[]](*4012)★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14506271.html ]、f. ハイビスカス[](*4708):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15927985.html ]、g. ≪旬の風 729≫ 冬の青島 :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16157488.html ]、h. ≪旬の風 730≫ ハリセンボンの大量死 :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16160342.html ]、j. ハゼラン[](*4859)[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16326855.html ]、k. ツバキ [](*2815) [クマガイツバキか?]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/3732129.html ]、l. アレチニシキソウ[不確定[(*4919):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16509331.html ]、そのほか多数。割愛。 カモメ[ウミネコ](*B*): a. ≪旬の風 72≫ カモメ:[ https://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/59536100.html ]、b.≪瞬の風 725≫ ウミネコ[]★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16183452.html ]、c. ≪旬の風 98≫ 夏のカモメ :[ https://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60259056.html ]、d. ≪旬の風 77≫ 冬の海鳥 :[ https://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/59591837.html ]、e. ≪旬の風 79≫ カモメ []:[ https://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/59595357.html ]、 「七郎神社」(*C*): ⇒ コセンダングサ[](*3081):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/8804075.html ]、 『海キララ』(*D*):a. 西海国立公園 九十九島水族館 海きらら:[ http://loco.yahoo.co.jp/place/g-TIS0JFE_FZs/?utm_source=dd_spot ]、b. 海きらら 九十九島水族館 公式HP:[ http://www.pearlsea.jp/umikirara/ ]、c. ≪旬の風 360≫ 佐世保 パールシーリゾート :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13343693.html ]、 ヒモムシ(*E*): a. Wikipedia ヒモムシ :[ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A2%E3%83%A0%E3%82%B7 ]、b. コトバンク ヒモムシ類 :[ https://kotobank.jp/word/%E3%83%92%E3%83%A2%E3%83%A0%E3%82%B7%E9%A1%9E-120934 ]、c. Yahoo! ニュース 「ヒモムシ」の脅威、世界遺産「小笠原」の生態系が危ない :[ https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20171002-00076463/ ]、d. しかたに自然案内 ヒラムシ・ヒモムシ類 :[ https://www.shikatani.net/?page_id=10995 ]、 紐形動物(*F*): a. コトバンク 紐形(ひもがた)動物:[ https://kotobank.jp/word/%E7%B4%90%E5%BD%A2%E5%8B%95%E7%89%A9-120930 ]、b. 紀伊民報 ヒモムシ類 水族館に行こう!:[ http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/aquarium/rensai/07newsp-07a58.pdf#search=%27%E3%83%92%E3%83%A2%E3%83%A0%E3%82%B7%E9%A1%9E%27 ]、 変わり者「ヒモムシ」((*G*)★★: a. 隣国で大発生してる軟体生物『ヒモムシ』がキモすぎる…閲覧注意(゚A゚;):[ https://matome.naver.jp/odai/2143853849442553001 ]、b. 【日本にも上陸!?】ヒモムシが韓国で大量発生中!捕食がきもい!https://www.youtube.com/watch?v=plXvQBpii0g ]、c. 南極の肉食生物「ヒモムシ」が魚を丸のみ 葛西臨海水族園が捕食動画を公開 :[ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/28/news143.html ]、d. ハザードラボ 閲覧注意!外来ヒモムシ 森の土壌生物を駆逐「殺し方がエグい」小笠原諸島:[ https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/2/22341.html ]、e.【奇妙な紐形動物】 ネメルティア " Nemertea " : [ https://www.youtube.com/watch?v=enfjJQCwbsc ]、 ミドリヒモムシ(*H*):【動画】ネットを戦慄させたミドリヒモムシとは?:[ https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/061000139/ ]

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