|
この時期は一般にハード・ロックの低迷期で、冬の時代とされている。イギリスにおいては失業者が200万人を超えるほどの未曾有の大不況となり、オイルショックの影響もあって自然とパンクが出てくる(伊藤正則氏談)。
しかし、冷静にこの時期を見返してみよう。DEEP PURPLEを脱退したギタリストのリッチー・ブラックモアが結成したRAINBOWやアイルランドから出現したTHIN LIZZY、ドイツ人ギタリストマイケル・シェンカーの泣きのギターをフィーチュアしたUFO、オーストラリアから出現したエネルギッシュなタテノリ・ロックンロールのAC/DCなどが充実したアルバムを発表し、成功を収めた。
実は、ダメだと思われていたのはリアルタイムで聴いていたファンの勘違いだった。DEEP PURPLEはリッチー・ブラックモアがいなくなったから将来がない、BLACK SABBATHからオジー・オズボーンが脱退したからもう終わった。…などなど。
RAINBOW/RISING
1970年代後半を代表する1枚。これは素直にカッコ良かった。HR/HM度としてはへヴィメタル世代の私にとって薄く感じるが、それ以上に様式美サウンドが魅力なのだ。BURRN!広瀬編集長の顔色を窺ったわけではない。
UFO/LIGHTS OUT
1970年代後半を代表する名盤。この時期はとてつもない作品をリリースしたんだな、という感があった。私が最初に聴いた時の感想は「VIVA!マイケル・シェンカー!」だった。
SCORPIONS/VIRGIN KILLER
リリース当時物議を醸したジャケットのアートワークが印象的な初期の傑作。ジャケ買いしようとしても今現在は5人のメンバーが収まったジャケに差し替えられているので注意してください(笑)。
AC/DC / HIGHWAY TO HELL
1979年作品。アメリカのビルボード・チャート最高第17位にランク・インし、プラチナム・ディスクを獲得。イギリスでもゴールド・ディスクを獲得。
THIN LIZZY/JAILBREAK
大ヒット曲「奴らは町へ」を収録。邦題脱獄。私的にはTHIN LIZZYの魅力を言葉では理解したものの、実際に聴いてみて分からなかったんだから、そこで音楽的趣向が違うんだな、と初めて分かるのである。
IRON MAIDEN/IRON MAIDEN
さあ、へヴィメタル時代の始まりだ。ハードロックにはない疾走感と重量感がある。勘違いしてはいけないのは、それがハードロックと比べて、ということであって、IRON MAIDEN以上にスピード感も重量感もあるサウンドを提示するバンドは星の数ほど存在する。私が最初に聴いた時の感想は「どこがメタルなんだ?」だった。
|

>
- エンターテインメント
>
- 音楽
>
- ハードロック・ヘヴィーメタル


