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DREAMSPACE
ネオクラ/プログレとメロデス/メタルコアによる夢の空間

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記念すべき777件目の投稿は、前回『ライジングインパクト』に焦点を当てたので『アーサー王伝説』にしたいと思います。


ジャンル:西洋文学
起源:1136年頃
由来:ウェールズ人ジェフリー・オブ・マンモスが書いた『ブリタニア列王史


アーサー王伝説』とは中世ヨーロッパの騎士道物語で、特に『アーサー王伝説(アーサー王物語)』と呼ばれるタイトルのストーリーは実際に存在せず、他にいくつものストーリーが存在すると言われているが、最も有名なのは7つのストーリー(絵物語)で構成されていて、それらを総称して『アーサー王伝説』と呼ぶ。

なぜ777件目にこれを投稿したかったか分かったでしょ(笑)?…ちなみに、HELLOWEENの『KEEPER OF THE SEVEN KEYS(死守すべき7つの鍵)』であったり、また『MASTER OF THE RINGS』における”7つのリング”や、また『7つの大罪』のようなタイトルもここから取られている。また、アメリカのバンドKAMELOTはアーサー王の居城CAMELOTから取られているし、BLIND GUARDIANの世界観はこういった欧州のファンタジー・ストーリーがメインとなっているため、音楽ばかり目を向けるだけでなく、こういった共通性を見極めることも必要。


01.アーサー王の誕生
02.マーリンの篭絡
03.いかにキルフフはオルウェンを妻にしたのか
04.サー・ガウェインと緑の騎士
05.ランスロットとイゾルデ
06.ランスロットを愛したエレイン
07.黄金時代の終焉


● 主要登場人物

アーサー王:ブリテンの王
マーリン:アーサー王の補佐で魔術師
グィネヴィア:アーサー王の妻でランスロットと恋に落ちる
ヴィヴィアン(湖の乙女):マーリンの愛人にして弟子
モルゴース:アーサー王の異父姉
モーガン・ル・フェイ:妖姫でアーサー王の異父姉


● 円卓の騎士

ランスロット:湖の騎士にしてこの世で最も誉れ高き最強の騎士
ガウェイン:モルゴースの息子でアーサーの甥
ランスロット:アイルランド王マルクの甥にして竜退治やイゾルデとの恋で有名
ガラハッド:ランスロットとカーボネックのエレインの息子にして成敗の騎士の一人
パーシヴァル:ペリノア王の息子にして聖杯の騎士の一人
モルドレッド:ガウェインの異父弟にして王位の簒奪を企みアーサーと戦う


● アーサー王の誕生

ストーリーは特に決まりきっているわけではない。アーサー王の有名な説としては、超自然的な存在や人間からブリタニアを守る屈強な戦士として、あるいはサクソン人を撃退し、ブリテン、アイルランドを中心に、アイスランド、ノルウェー、ガリア(フランス)にまたがる大帝国を建設した人物とされている。

その時に使用した大剣が”エクスカリバー”だった。誰も重くて扱えない大剣であったが、アーサー王だけは楽々と振り回すことが出来た。ヨーロッパの数々の国々の兵士や騎士をなぎ倒し、かのローマ帝国に勝るとも劣らない大帝国を築く。


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【アーサー王】

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【エクスカリバー】

● マーリンの篭絡

マーリンとアーサー王について関係性を持たせた書。モーガン・ル・フェイと彼女の姉妹たちについての記載もある。


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【マーリン】

● いかにキルフフはオルウェンを妻にしたのか

キルフフとはケレドン・ウレディクの息子である。生まれたばかりの少年が養い親に預けられたあと、ほどなくして母親の王妃は病にかかり、王に「自分の墓の上に2つの頭をもつ茨が生えるまでは妃を迎えないで」と言い残した後、王はそのとおりにし、墓は侍従によって掃除されるが、ある日侍従が勤めを怠る。墓には王妃の言い残したとおり茨が生え、王は、ドゲト王を殺して、その妃を攫い、自分のものにする。新しい王妃に娘が一人いたので、キルフフと結婚させようとするが、拒否されたのでキルフフに呪いをかける。

そこで与えられた試練が、巨人の長であるイスバサデンの娘オルウェンを手に入れることだった。キルフフとともに旅立ったのはカイ、ベドウィル、キンデリック、グルヒル、グワルッフマイ(ガウェイン)、そしてメヌウの計6人。

キルフフは巨人の砦へ向かい、イスバサデンに挑戦する。巨人は答えを先延ばしにし、帰ろうとするキルフフに毒槍を投げつけて殺そうとするが、逆に投げ返されて、大怪我を負うのだった。

キルフフと仲間たちは再び巨人の砦へ向かう。巨人は彼自身の要求した髭剃りによって耳と頬の肉ごと髭をそり落とされ、娘をキルフフにやると言ったあと、死んでしまう。死んだ巨人の首は切り落とされ、砦の外壁の杭に掲げられた。巨人の持っていた領地は、羊飼いカステンヒン(7人が旅の途中で出会う)の最後に生き残った息子が継いで、収めることになる。キルフフは無事、オルウェンを妻とする。


● サー・ガウェインと緑の騎士


アーサー王の宮殿で新年の宴が開かれているとき、突如、衣服を初め髪から皮膚、さらには跨る馬まですべて緑色の、緑の騎士が現れて「首切りゲーム」をもちかける。ガウェインは言われるとおり、緑の騎士の首を一振りで斬り落とすが、首から血を吹き出す緑の騎士の胴体は全く動じず、おもむろに自分の首を拾い上げて「1年後、緑の礼拝堂で待っている。そこでお前に仕返しの一撃をくれてやる。」と言い残す。

「緑の礼拝堂」を目指してガウェインは旅に出る。ところが、会う人誰に尋ねても、誰も「緑の騎士」のことなど知らない。時が過ぎて、その年のクリスマス・イヴにある城に泊めてもらう。

翌朝、城主は従者を引き連れて狩りに出かけ、鹿・猪・狐などを追う。一方、城主の留守中、ガウェインの寝室に城主の后が現れ、ガウェインに話しかけ、騎士の礼節や貴婦人の作法、恋愛の楽しさや悲しさといった会話を交わしてはガウェインを誘惑する。この場面では狩猟と誘惑の場面が交互に現れる。

アーサー王宮殿での一件から1年後、逗留していた城を後にして、ガウェインは「緑の礼拝堂」を目指す。たどり着いたのは「礼拝堂」ではなく、荒涼たる地勢の中にある草むした岩窟だった。そこで緑の騎士と再会したガウェインは、「返しの一撃」を受けて立とうと髪をかき上げ首をあらわにする。緑の騎士は二度、大斧を寸前で止めるが、三度目に、ガウェインの首めがけて振り下ろすが、斬首されることなく首に切り傷を作るだけでガウェインは踏みとどまる。

緑の騎士の正体はガウェインが逗留した城の城主、ベルシラックであることを口にする。城に泊めたのも、后に誘惑させたのも、すべてガウェインの度量を試すために仕組んだ罠だったことを打ち明ける。また傷を負わせたのは、今ガウェインが身につけている帯がベルシラックのものであるという過ちを戒めるためだと説明する。さらに、自分が緑の騎士に姿を変えられているのは城に住む魔法使いモルガンの術であることを打ち明ける。ベルシラックはその功を称えるためそのまま帯を交換することを提案する。ガウェインは快諾し、ベルシラックは今一度、城でもてなすことを申し出るが、ガウェインは固辞してアーサー王宮殿であるキャメロットに帰る。緑の騎士の帯を身につけたガウェインは、王をはじめ宮中の者から溢れんばかりの賞賛を受けて物語が終わる。


● ランスロットとイゾルデ


ドラゴンと戦っていたコーンウォールトリスタンは疲れ果て、傷だらけになる。その傷をいやすのがマルク王の妃であるイゾルデだった。介抱する中でイゾルデはトリスタンが叔父モルオルトを殺した騎士であることに気付くが、トリスタンを許した。

トリスタンとイゾルデは、アイルランドからコーンウォールに向かう船の中、「初夜にマルク王とともに飲むように」と王妃から託された媚薬を誤って飲んでしまい、激しい情愛に囚われることになってしまう。

二人が姦通しているのではないかと疑ったマルク王は、トリスタンを火刑に処し、イゾルデを癩病患者の家に閉じ込めるという処罰を与えようとする。トリスタンは礼拝堂から飛び降りて処刑から逃れ、イゾルデを救出する。二人は森へ隠れ、マルク王に発見されるまでの日々をそこで過ごした。しかしながら、トリスタンはイゾルデをマルク王に返し、自身はコーンウォールを去るという条件で王と和解する。トリスタンはブルターニュへ赴き、そこで美しく先の恋人と同じ名前を持つ、ブルターニュ王の娘、白き手のイゾルデと結婚する。


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【ランスロットとイゾルデ】

● ランスロットを愛したエレイン


(1) カーボネックのエレイン

べレス王の娘で、漁夫王(ぺラム王)の孫。アリマタヤのヨセフの末裔。聖杯伝説のキーとなる人物で、ランスロット卿に恋し、ガラハッド卿の母親となる。

このエレインは、「この国で最も美しい」という評判を立てられたため、モーガン・ル・フェイに恨みを買い、魔法で閉じ込められ、熱湯で茹でられるという苦しみを受けていた。ランスロット卿が彼女を救出にやってくるのだが、エレインはランスロット卿に恋をしてしまう。しかし、グィネヴィア一筋のランスロット卿が自分にふり向いてくれないため、魔法を使い、グィネヴィア王妃に化けてランスロットと同衾し、ガラハッド卿を孕む。しかし、ランスロット卿はエレインのもとを立ち去ってしまったため、基本的に子育ては彼女の父親のペレス王などで行った。のち、エレインと関係を持ってしまったことに激怒したグィネヴィアの罵詈雑言によって発狂したランスロットを保護したりしている。

(2) アストラットのエレイン

アストラットのエレインはランスロット卿との悲恋で有名な乙女。アストラットの乙女シャロットの乙女ともいう。兄に円卓の騎士あるラヴェイン卿がいる。彼女の悲恋は様々な作家によりリライトされ、アルフレッド・デニスンなどが彼女を主人公にした詩を書いている。ちなみに、『赤毛のアン』にはアンがエレインを真似るエピソードがある。

エレインは、身分を隠すため、変装して槍試合に参加しようとしていたランスロット卿と出会い恋に落ちる。彼女の兄の武具を貸すさい、彼女は愛の印としてランスロット卿に赤いスカーフを身に付けてくれるように頼んだ。ランスロット卿は、これまで一度も貴婦人の愛の印としてその類の物を身に付けたことがなかったのだが、むしろ身分を隠すには丁度いいと考え直ひスカーフを身に付けて試合に出る。 試合後、瀕死の重傷を負ったランスロット卿を献身的に看護するも、完治したランスロット卿はエレインの愛を受け取らず宮廷に帰ってしまう。悲嘆にくれるエレインは食事も取らず、睡眠もとらず、恋煩いで死んでしまう。その後、エレインの遺言に従い、ランスロット卿への悲恋を書いた手紙を握り締めたエレインの遺骸は小船に乗せてキャメロットへ流される。これを発見したアーサー王や円卓の騎士たちはエレインの悲恋に涙するのであった。

(3) アーサー王の異父姉のエレイン

このエレインは、アーサー王の父親違いの姉にして、ネントレス王の妻。同じ両親から生まれた姉妹にモルゴース、モーガン・ル・フェイがいる。ただ、ガウェイン卿らを生んだモルゴースや、自身が妖妃として名高く、ユーウェイン卿らの母でもあるモーガン・ル・フェイらと比べると、とくに活躍はない。

(4) ランスロット卿の母のエレイン

ベンウィクのバン王の妻であり、ランスロット卿の母親である女性。

(5) ペリノア王の娘のエレイン

ペリノア王の娘。ただし、ペリノア王自身は自分にこんな娘がいるとはまったく知らなかった。そのため、ペリノア王が湖の乙女を救出に向かう冒険の途中、助けを求められるが急いでいるからと言って拒否し、見殺しにしてしまっている。真相はマーリンによってペリノア王に伝えられるのだが、役割としてはこれだけで、特に物語りに絡んだりはしない。

ただ、マリオン・ジマー・ブラッドリーのファンタジー小説『アヴァロンの霧』ではこのペリノア王の娘のエレインは、比較的重要な立場である。役割としては、「カーボネックのエレイン」に準ずる立場となっている。


● 黄金時代の終焉

グィネヴィア一筋だったランスロットの、その気持ちに気付いたグィネヴィアが徐々に接近する。二人の不貞に気付いたアーサー王がキレて戦闘モードに(カムランの戦い)。円卓の騎士を中心とする1000人を超える騎士団とアーサー王が戦う。残ったのはアーサー王と配下のルーカン、そしてベディヴィアとモルドレッド卿だった。

一騎打ちの末、ついにアーサー王は槍でモルドレッド卿を討ち果たすが、王もまた深手を負う。ルーカンは王を助け起こすが、自身も瀕死の重傷を負っていたため力尽きる。死を悟ったアーサー王は最後まで付き従ったベディヴィアにエクスカリバーを湖に投げ入れるように命じる。王は望み通り剣が湖の乙女に返されたことを聞き届けたのち、息絶える。


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アーサー王の死に、残された侍従たちは涙にくれる。ヨーロッパのすべてを支配したブリテン王国はここに終結した。


アーサー王を永遠の王とすべく、アヴァロンへ送られる。アヴァロンは、戦で致命傷を負ったアーサー王が癒しを求めて渡り最期を迎えたともされる場所。また、イエス・キリストがアリマタヤのヨセフとともにブリテン島を訪れた際の上陸地で、後にそこがイギリス最初のキリスト教会となったという伝説の場所としても語られる。


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以上、というのが『アーサー王伝説』の大まかなあらすじです。この他に『聖杯伝説』もあり、最後の晩餐で使われる杯とされていて、十字架上のイエス・キリストの血を受けたもので、聖遺物のひとつとされています。発見に成功する騎士にはガウェイン、ガラハッド、あるいはパーシヴァルなど諸説があり、これが『ライジングインパクト』に使われたり、あるいはBLIND GUARDIANの楽曲中の歌詞コンセプトとして使われたわけですね。

私は本物の新約聖書も持っており、目次には「その時あなたはここを読んでください」と書かれていて、救いが必要な際に読むようになっているわけですが、何度も読まないと分かりませんし、そもそも聖書には「あーしなさいこーしなさい」とは書かれていません。歴史的なもの(?)が書かれているだけです。

つまり、どう取るかはその人次第。音楽も同じで、どう取るかはその人の許容範囲、音楽的嗜好、聴いた枚数/曲数(あるいは内容)によるわけです。ここでは音楽的嗜好や枚数という表現ですが、その意味合いが人によって異なります。音楽だけ勘でなんとなく聴いて感情的に高まればそれで良いのか、あるいはファンタジー小説のようなコンセプトまで深く探るかはその人次第です。私は後者ですが。

例えばへヴィロックだけを聴いて知ったかぶっていたり、あるいは「なんであいつアメリカの有名バンド聴かねーんだよ」と言いたければ、それはお好きにどうぞです。ただ、私がこれだけHR/HMを聴いてきて思ったのは、本当に良いバンドがアメリカやイギリスだけに存在するとは限らないということ。そういう意味ではドイツやイタリアのようなヨーロッパ本土のマイナー・バンドも聴いてみる必要がある。

私のリアルタイムであるAVENGED SEVENFOLDTRIVIUMなどは咆哮が使われているので、今さらヘヴィロックを聴いてもまったく驚かないし、メロデスでもDARK TRANQUILLITYのようにこの期に及んで終始デス・ヴォイスを使用し、メロデス黎明期以降から一切変わらない音楽性を提示しているバンドだって実際、存在するわけです。私がヘヴィロックを敬遠するのは速弾きをほとんど使わないので、演奏スピードも遅い。楽曲もそうですが、演奏スピードが遅いのでどうしてもカッコよく思えないんですよね。

へヴィロックがグルーヴ感を強調したサウンドだというのは最初から知っているし、そもそも、どうやってグルーヴ感を出すかというとベースとドラムの重心を低くすればいいわけです。そんなことは、むろんながらハードコア・パンク・ロックを中心とした”ロック系”に多いものだということもすでに知っていたわけで、演奏的にはギター・リフやギターの速弾き中心のメタルではありません。

そういう意味では、私としてはヨーロッパのバンドも聴いていて良かったと思います。話がどんどん膨らんでいくから面白い。次のBLIND GUARDIANの新作も、どんな風に壮大な冒険をするのか楽しみですね。
TOBIAS(TOBY)
TOBIAS(TOBY)
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