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DREAMSPACE
ネオクラ/プログレとメロデス/メタルコアによる夢の空間

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X「BLUE BLOOD」について

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4月21日にXBLUE BLOOD』(1989)からリリース30年が経ったそうです。当時から私は本物のピアノを嗜んでおり、中学生の時に手にした本作を見た時、何か違うものを感じました。つまりロック/ポップスとは違うと思ったのです。

実際に聴いて耳を通してみれば、他の人より当初から耳の肥えていた私は、これは違う…と思いました。音質は悪い、演奏力はあまりない、金銭面においてのレコーディングの粗雑やファッションが派手過ぎるなど、あらゆる悪い面はありました。しかし、彼らはたった一つだけが他のアーティストの音楽と違っていたんです。

彼らは紛れもなく、私が求めるものを持っていたからです。クラシック音楽からの影響、ハードコアに通じる暴虐性、まるでチャイコフスキーやラフマニノフのような叙情フレーズを湛えた悲壮感漂うメロディと劇的展開、間違いなく「これが俺のお止めていたものだ!」と思ったのです。ちなみに演奏力はのちにメキメキと上達しました。

これは中野信子『メタル脳』にもあったことですが、若いうちは良い意味でも悪い意味でも元気です。大人しくボーとして年上にペコペコしまくりの忖度野郎の方がおかしい。それなら、激しい音楽を聴いた方がまだマシだということ。

その激しい音楽というのが私的に勝手にこじつけさせてもらうと、2019年現在の50歳代(1960年代生まれ)ぐらいが70年代ブリティッシュ・ブルース・ロックや70年代プログレ・ロックなどを主食とし、40歳代(1970年代生まれ)になると80年代へヴィメタル、例えばIRON MAIDENJUDAS PRIESTMETALLICAHELLOWEENHR/HM四天王はもちろんのこと、イングヴェイ・マルムスティーンのようなネオクラシカルにも興味が、そして私の世代である30歳代(1980年代生まれ)になると、今度はANGRAに代表される明朗で呑気な音楽ではなく、北欧からの影響でSTRATOVARIUSRHAPSODY OF FIREEDGUYSONATA ARCTICAAMORPHISなどもそうだし、プログレと言えばDREAM THEATERQUEENSRYCHEが思い浮かび、ネオクラ的と言えばSYMPHONY Xが思い浮かんで、ハードコアからメタルに転じたメタルコアになるとAVENGED SEVENFOLDTRIVIUMKILLSWITCH ENGAGEBULLET FOR MY VALENTINEに手を出しまくる。ああ…書ききれない。

これらもすべてはX JAPANからの影響だし、初めはヘヴィメタルというとやはりCANNIBAL CORPSEMAYHEMなどブルデスやブラックのほか、特にBLACK SABBATHのように悪魔崇拝だったり、時にはPANTERAのように極端に低い音で鬱状態にしたり、いわゆるドゥーム/ストーナー系やアメリカン・へヴィ・ロックのようなものを想像していたわけですが、むしろそれは良い意味で間違いでした。

後になってX JAPANIRON MAIDENHELLOWEENからの影響であることを知って、それらをHR/HM初心者であった最初に聴いたのでしたが、特にIRON MAIDENは古臭いし、あとHELLOWEENは多少はハッピーになれましたが、悲しみに暮れている時にはHELLOWEENなんて聴くものではないと思っていました。そんなことないと思ったら、ブーブー文句言わずにやってみてください。答えが世間においてたったひとつしかないなら、実際に体を動かす必要はないのですから。ちなみに、心理的に真逆の音楽を聴くと逆効果になるのは科学的に証明されています。

その時、私は日本人的である「もののあわれ」に気付き、高校生〜大学生にかけてSTRATOVARIUSやらRHAPSODY OF FIREやらEDGUYやらSONATA ARCTICAAMORPHISなどを聴きまくるのでした。当時から私は姉と同じく論理的かつ哲学的に考える方だったので、私が高校生当時に感じたことは間違いありませんでした。

つまり、私が欲しいのは「もののあわれ」で、フィンランドをはじめとした北欧からの影響だったのです。これもまた先述のようにチャイコフスキーやラフマニノフの影響が大きいと思います(歴史的に第一次世界大戦前のフィンランドはロシア帝国の一部だった)。日本だけでなく、フィンランドでも自然を美意識に反映していたんです。

実は観に行かないと音楽の本当の良さも分からない。だから機械で正確に録れる今現在でも生演奏は絶対になくならない。例えばサッカーだって実際に見に行けば選手の息づかいやボールの蹴る音が生で聞こえてくるように、家でただ単にCDで聴いているだけでは”メロパワが主戦場の人”のような捻くれた性格なら「こんなもの?」と思ってしまう。しかも自分の頭で思ったことが間違いないと思ってしまう。

実は愛犬ココでさえ私がピアノを弾き終わっても「ア〜ウ♪ア〜ウ♪」とか言って人間には聴こえない音も彼女なりに表現している。自分が見聞きしたものは絶対間違いない、というのは「動物的感覚」なんです。つまり「真実は藪の中」で、人はみな頭で同じことを考えているわけではないのです。科学的に検証すればかなり違ってさえ脳の中で見聞きしている。しかも人間にはそこまで音を耳で捉えられないから”メロパワが主戦場の人”はツービート(1小節に2回のみ)しか聴こえていない。そもそも音無しを表現するための休符やひとつの音を長くする音伸ばしさえ無視している。

つまり、音楽というのは家で聴くよりもステージの方が演奏スピードが速く聴こえるのです。これは別にレコーディングで抑えて演奏しているわけではなく、へヴィメタルの綺麗な音だけが反映されているからであり、迫力もまたぜんぜん違う。

こんなにメタル好きにしてくれたX JAPANにありがとう!と言いたい。ありがとうYOSHIKI(Dr)、さようなら平成、さようならHIDE(G)、さようならTAIJI(B)、新生X JAPANの復活アルバムを、チャイコフスキーやラフマニノフを聴きながら、本物のピアノで弾きながら、いつまでも待っている。


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