|
Fang Face(もともとはIRON MAIDENのキャラクターだった)の石膏像を使って制作されたアートワークのジャケットがこれまで以上に悶える彼らの通算11作目。
前作から盟友マイケル・キスク(Vo)が出演したライヴ・アルバム『SKELETONS & MAJESTIES』を挟んでリリースされた本作は、これまた本作までのつなぎとしてリリースされたミニ・アルバム『MASTERS OF CONFUSION(日本未発売)』のタイトル・トラックとして収録されていた「Master of Confusion」がHELLOWEENの名曲「I Want Out」のような系統の楽曲であったためか、本作はリリース前から期待していたものの、しかしその期待は見事に裏切られたかのような作風となっており、ここ数作においては正統派HR/HMに傾倒していて、本作もまたこれまでよりアグレッシヴになった影響からか、その反面でもともとメロディにこだわってきたカイ・ハンセン(Vo&G)持ち前のカラフルで構築美溢れる音楽性が失われてしまっているためか、特に2000年以降はよりピュアなヘヴィ・メタルへの傾倒を示していただけに、ここ数作を含めて好奇心を持って聴く気になれなかったのが正直なところで、さらにはダニエル・ツィマーマン(Dr)の後任として新たに加入したマイケル・エーレ(Dr:exMETALLIUM, LOVE MIGHT KILL, FIREWIND他)もかつて在籍していたトーマス・ナック(Dr:GAMMA RAY〜IRON SAVIOR)のようにパワフルかつストレートなタイプのドラマーだったというウワサを聞きつけていたので少し期待はしていたものの、むしろトーマス・ナック(Dr)に比べてやや迫力不足なのが少々もったいない感じも否めず、全体的にはこの手の音楽のファンにとって不満の残る作品であろう。
ちなみに、南米ツアーに出ていた最中にカイ・ハンセン(Vo&G)が所有するレコーディング・スタジオで火災が発生し全焼したというアクシデントが発生したのだが、その事件を象徴するかのように本作のクオリティも見事に炎上した。
自己採点 80点
|

>
- エンターテインメント
>
- 音楽
>
- 音楽レビュー


