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南米ブラジル・サンパウロ州サンパウロ市出身のメロディック・パワー・メタル・バンドによる来日公演を記念する企画盤。
本作はライナーノーツにあるようにファビオ・リオーネ(Vo:元RHAPSODY OF FIRE)、マルセロ・バルボーザ(G:元ALMAH)、そしてキコ・ルーレイロ(G:元ANGRA〜現MEGADETH)のソロ・アルバムに参加した経験を持つブルーノ・ヴェルヴァルデ(Dr)という3人の新たなメンバーが加入している近年にファンになった人のために、そしてフル・アルバムしか持っていないという人のために日本公演を控えている今の時期にリリースを合わせて企画されたそうでDISK 1DISK 2はそれぞれアンドレ・マトス(Vo:現ANDRE MATOSVIPER)期とエドゥ・ファラスキ(Vo:現ALMAH)に分かれており、私はミニ・アルバム『FREEDOM CALL』(1996)リリース時は中2の鼻タレ小僧でX JAPANを狂ったように聴いていた時期であったため持っておらず、のちに探しても中古しか市場になかったのでスルーして待っていた甲斐が功を奏したのか、こうして新品として手元に届いたのであり、さらにライナーノーツを読み進めると#1「Evil Warning」と#2「Angels Cry」と#3「Carry On」の94年バージョンはヴォーカルとキーボードの録り直しがなされ、さらに#5「Freedom Call」と#7「Reaching Horizon」がアルバム未収録の新曲であり、タイトルからしてモロな#9「Painkiller」がJUDAS PRISTのカヴァーとなっており、どの楽曲もフル・アルバムに入っていてもおかしくないぐらい上出来なサウンドで、さらに#8「Stand Away」のオーケストラ・アレンジや#10「Deep Blue」のエディットバージョンのほか#11「Make Believe」のアコースティック・バージョンも元から演奏力が高いバンドだけにおかしい部分は微塵もなく、ひとつ言わせるならDISK 2にライヴ音源ではなくバラードの「Bleeding Heart」を入れるべきだったと思われるが、全体的に不満はいっさいなく、もはやフル・アルバムとしてリリースされてもおかしくないぐらいのボリューム満点な作品であろう。
ちなみに、本作をディスクユニオンで購入すると先着限定で恒例の缶バッジが付いてきたので、缶バッジがどうしても欲しいという人HMVやタワーレコードなんて行かずには早めにディスクユニオンに駆け込んで入手すべし。

自己採点 82点

ANGRA「OMNI」(2018)

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2014年にリリースされた前作『SECRET GARDEN』に伴うツアーに帯同したファビオ・リオーネ(Vo:元RHAPSODY OF FIREETERNAL IDOLほか)がそのまま正式メンバーに、さらにALMAHの活動で知られ、またDREAM THEATERのメンバーを輩出したことでも知られるアメリカ・ボストンにあるバークリー音楽大学を卒業し、テクニカル系ギタリストとしても有名なマルセロ・バルボーザ(G)がMEGADETHの活動で忙しいキコ・ルーレイロ(G)に代わって正式メンバーとしてクレジットされ、リリースされた起死回生の復活アルバム。
本作は『HOLY LAND』『REBIRTH』『TEMPLE PF SHADOWS』にも関するストーリーでアルバム・タイトルはラテン語で(everything : すべて)を意味し、構想の中核は「2046年、人間の知覚と認知を変える人工知能システムが創造される」というアイディアに基づいていて、このシステムは現在と未来の人間との間の意識的コミュニケーションを可能にするからであり、タイム・トラヴェラー、穴居人、戦士、その他のキャラクターたちがストーリーを語っているとのことだが、肝心の音楽に関してはメロスパー悶絶モノの疾走曲#1や#6、ブラジルのバイーア地方のパーカッションなどを駆使した#2、ブラジル人女性Voのサンディのクリーン・ヴォイスやKAMELOTにもゲスト参加の経験を持つアリッサ・ホワイト=グラズ(Vo:元THE AGONIST〜現ARCH ENEMY)のグロウルを効果的に交えた#3などに加え、オーケストレーションを駆使して壮大な組曲に仕上げたタイトル曲#10〜#11の展開なんて「ヨーロッパのどこかの国のオーケ隊が演奏しているんだよ」と大ウソぶっこいたとしてもHR/HMをジャンルだけで毛嫌いする連中にとっては真面に信じるぐらい堂に入った名曲で、これが先述の集大成として完成された作品であろうことは言うまでもなく、全体的に創造性に溢れていて、特にマルセロ・バルボーザ(G)によるキコ・ルーレイロ(G)に勝るとも劣らない速弾きソロも完璧であるためか、まさに『REBIRTH PT.II』と名乗るに相応しい作品であろう。

自己採点 87点

ANGRA「SECRET GARDEN」(2014)

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前作『AQUA』で喉を痛めたというエドゥ・ファラスキ(Vo)はLOUD PARK 10において、ついにメンバーと激しく対立し、そのまま続けることが出来ずにあえなく脱退したというその情報は瞬く間に飛び交ったためか、日本人好みの“伸びやかなハイトーン”という名文句で華々しくANGRAデビューを飾った彼の姿からすればファンにとってはショックを受けた人も少なくなかっただろうと思われるが、ただ個人的に彼に対しては当初からあまり高い評価をしておらず、最終的には潰される結果になるだろうとある程度は予想できていたので、ショックも驚きもなかったものの、新たに迎えられたのがブラジル人ではなく、かつてアンドレ・マトス(Vo)の後任として挙がっていたというRHAPSODY OF FIREのファビオ・リオーネ(Vo)だったという方がむしろ驚きで、彼の歌唱力を活かしたサウンドはどんな風になるんだろうと思ったら、実際にはこれまでの彼ららしい音楽とほとんど変わっておらず、本作もまたKAMELOT風の荘厳なオープニングから#2の疾走チューンで即ノックアウトするなど、ある意味でメロディック・パワー・メタルとしてのお約束的な感じも否めないために面白みに欠けるかもしれないが、しかし、彼らは相変わらず高い演奏力でもって最高のスタートを切る(疾走曲は#2と#9のみ)ので大きな問題はなく、他にはプログレを交えた楽曲や、ドラマティックかつテクニカルな要素を含んだ楽曲から、荘厳な雰囲気を醸し出したシンフォ・チューンなど目白押しで、さらにEPICAのシモーネ・シモンズ(Vo)が#6にゲスト参加していたりと、全体的にややシンフォニックメタル寄りになった感は否めないのだが、しかし、確実に円熟味を増しているあたりは『REBIRTH』を凌駕しているといっても過言ではないほど彼らならではの世界観が存分に提示されており、楽曲によってはラファエル・ビッテンコート(G)がリード・ヴォーカルを取っているので、そういったあたりにおいては賢明な策だと言えるだろう。

自己採点 84点
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ブラジルの至宝ANGRAがこれまでリリースしてきた楽曲を集めたというスペシャル・ベスト・アルバム。
僕はANGRAのアルバムは全部持ってるし、何しろフル・アルバムを7枚、ミニ・アルバムを2枚リリースしているため「ここまでのリリースがあったら、恐らくベスト・アルバムは出ないだろう」と高を括っていたのだが、このようなベスト・アルバムがリリースされたことには正直驚きを隠せず、実際ANGRA(とRHAPSODY)がリリースしている楽曲は正直言うと、コンセプト・アルバムが多く、アルバムにストーリー性のある楽曲が多かったり、そのストーリー性を豊かにするためにイントロが必ずついていたりするので、1曲1曲だけをしっかり噛み締めるベスト・アルバムに向いた楽曲ではないのだが、楽曲を見てみると案の定というか、そのANGRAらしさを誇張した南米楽器を取り入れた豊かな音楽を代表する楽曲というよりは、日本人が選んだも同然のようなメロディック・スピード・メタルとしての魅力にフォーカスしするかのような偏った選曲になっており、そのためか、メロディック・スピード・メタルのファンなら必ず食いついて行くであろう楽曲が揃っている一方で、入門者にもすぐ気に入られる作品ではあるものの、本作を聴くだけバンドの魅力を感じ取れるかどうかはまた別問題で、ちなみに本作の売りであるK2HDリマスターは、デジタル・レコーディングが一般的になってからリリースされた楽曲がいくらリマスターだと言ってもそれほど大きな変化が感じられないので、素人耳には音量が上がったことによって良くなったように感じるかもしれないが、実はオリジナル盤とほとんど変わっておらず、特に音の軽さや抜けの悪さ、分離の悪さなども改善されていないものの、通算7作目にあたる『AQUA』に収録されている2曲については劇的に音質が改善されているため、特にファンが聴いておきたいのは、この最新作2曲であろうと思われる。

自己採点 80点

ANGRA「AQUA」(2010)

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ビジネス上のトラブルで活動停止していたブラジルの至宝による実に約4年ぶりとなるエドゥ・ファラスキ(Vo)加入後第4弾にして通算7作目。
本作リリースまでの間にアキレス・プリースター(Dr)が自分のバンドであるHANGERに専念するために脱退したため、後任に初期ANGRAのメンバーであったリカルド・コンフェッソーリ(Dr)が復帰しており、さらに本作はシェイクスピアが書いた最後の戯曲である『テンペスト』をモチーフにしたコンセプト・アルバムとなっているためか、アルバム・タイトルの『AQUA』は物事の変化の象徴として表現されているようで、前作で大幅に増強されていた南米楽器を使った装飾が本作では多少弱められている反面、前作で聴かれることのなかったクラシカル・アレンジがここに来てようやく復活してきており、これまでも薄々感じていたエドゥ・ファラスキ(Vo)の辛い振り絞りには、時にはこっちが辛くなってしまっていただけないが、ただもっと最悪なのがサウンド・プロダクションの悪さで、特にメタルとして生命線だとしか思えないエッジをサウンドから奪ってしまっており、全体的にメタリックな感触がほとんど伝わって来ないので、これがもしB級メロディック・スピード・メタル・バンドの作品だったとしたら、もはや駄作だとしか言いようがなく、彼らによる高度な演奏力と作曲能力に裏打ちされたコンセプト・アルバムとしての情景描写はやはり卓越しているのだが、しかしそれでも、全体的には前作を吹き飛ばすほどの会心作にはなっていないように思われ、物足りなさを感じてしまったことをあえて告白しておく。

自己採点 81点

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