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EDGUY「MONUMENTS」(2017)

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ドイツが誇る正統派/パワー・メタル・バンドEDGUYによるバンド結成25周年を祝う新曲と未発表曲を含む2CD+DVDの豪華ベスト・アルバム。
この手の音楽のマニアであればEDGUYは正統派へヴィメタルに始まり、ジャーマン・パワー・メタルにいったんシフトしたのち、正統派サウンドとブリティッシュ・ブルース・ハード・ロックを彼ら流のメタル・サウンドで混在させた『HELLFIRE CLUB』で最高潮に達し、その後はブルース・ハード・ロックをメタル流にアレンジ(ブルースロックそのものではないので注意)したのち、現在の正統派サウンドに行き着く、ということはすでに承知の通りで、彼らがメロディック・パワー・メタルだと豪語する時点でオリジナル作品の一つも耳を通していない証拠なのだが、ただやはり、本作はEDGUY流の正統派サウンドの結集と呼んでもいいだろう作品となっており、当初は先行で公開された新曲#1に対してあまり良い印象を持っておらず、聴く前は恐る恐るであったが、しかし、いざ蓋を開けてみれば新曲の#1〜#5を通して聴いてみれば意外に良く、またDISK1は最新作『SPACE POLICE』(2014)からタイトル曲といえる#7「Defenders of the Crown」と#13「Love Tyger」がセレクトされており、さらに『HELLFIRE CLUB』(2004)から#9「The piper Never Dies」がネバネバネバネバはいっているよ〜♪ウオ〜♪と叫びたくなる直後も#10「Lavatory Love Machine」に#11「King of Fools」と名曲3連打が嬉しいし、また『ROCKET RIDE』(2006)からはシングル曲#12「Superheros」が入っていて、さらには『MANDRAKE』(2001)の名曲#15「Tears of a Mandrake」で終わらせるという構成も実にニクイうえ、これまたDISK2も名盤『HELLFIRE CLUB』の#1「Mysteria」を最初に持ってきたり、以前のベスト・アルバム『HALL OF FLAME』(2005)になかった#7「Babylon」もしっかり収録されると共に、またブラジル・リオデジャネイロで行われたライヴDVDも最高のセットリストとパフォーマンスが収録されており、正直言ってEDGUYのファンで良かったと、心の底からそう思える作品だ。

自己採点 84点
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昨年にリリースされたバンドの中心人物であるトビアス・サメット(Vo)によるサイド・プロジェクトAVANTASIAの新作はドイツ国内チャートにて再び第2位を記録し、ワールドツアーも大盛況となったが、しかし、それから約1年というかなり短いインターバル(作曲開始は何と2013年8月)を経てリリースされた作品であったものの、特に#1の重厚なギター・リフをキーボードで作ってみたり、また#4でバイクの音をトビアス・サメット(Vo)自身が口で「ブルン♪ブルン♪ブルルルル♪」というように出してみたりと、アルバムの至る所で“遊び心”が満載(ブックレットに写っている彼の服の中にいるセサミ・ストリートのキャラクターが面白い)となっていて、さらに音楽性は前作とはまた一線を画す、よりオーセンティックなHR/HMとなっており、全体的に重厚なギター・リフが前面に押し出されているが、ただそれでいて、どの楽曲もしっかりとメロディが息づいているためか、特にキーボードを駆使してカラフルにアレンジした楽曲から約8分に及ぶ大曲、疾走チューンからバラードまで一分の隙もない傑作アルバムとして仕上がっており、正直彼らはメジャー・デビューから16年という長い年月が経っているが、もはや現在のトビアス・サメット(Vo)は“嚢中の錐”という言葉通りどんなタイプの楽曲を作曲してもその才能を存分に発揮できる状態にあると思われるためか、本作は21世紀のメロディック・パワー・メタル史に輝く充実した名盤となった。

自己採点 87点
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近年は典型的なメロディック・パワー・メタルよりも、もっとオーセンティックなHR/HMを創造しているためか、本作は前作よりも大衆的なHR/HMの楽曲が収められてバラエティ豊かなサウンドを展開している通算9作目。
オープニングを飾る#1「Robin Hood」は前々作に続いて再び約8分におよぶ大作とあって再びAVANTASIA攻撃から始まるが、ただ聴き進むにつれて意外と前作にあった物足りなさを感じないのは、ギターのサウンドがいつもの彼らのサウンドよりヘヴィになっているからにほかならず、しかもトビアス・サメット(Vo)率いるプロジェクトAVANTASIAのメンバーに名を連ねており、また敏腕プロデューサーとしても知られるサシャ・ピート(G, B, Key:元HEAVENS GATE)がゲスト参加して弾いているKeyがフィーチュアされている楽曲が多めに収録されていることも相俟ってか、いささか地味な仕上がりだった前作に比べると全体的にキャッチーでカラフルな印象があり、特に『MANDRAKE』以降は典型的なメロディック・パワー・メタルからの脱却を図っていることが感じられたし、また『ROCKET RIDE』以降もメロディック・パワー・メタルからの脱却の傾向は顕著になっており、本作もまた#8「The Arcane Guild」の1曲のみが疾走チューンだが、しかし、そんな評論家気取りのアマチュア・レビュアーによる罵詈雑言がどうでもいいほど楽曲が良いので、特筆すべき不満はなかったのだが、ただ典型的なメロディック・パワー・メタルの快楽を求める頑固なファンをねじ伏せるだけのクオリティがあるのかというと、まだそこまでには至っていないような感も否めず、しかも本作は本国ドイツの国内チャートにおいて第3位にランク・インした作品だけに、あともう一歩だけ欲しいところなんだよな。

自己採点 85点
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前作は正直言ってトビアス・サメット(Vo)が作曲した楽曲としてかなり地味な印象もあったためか、このバンドの行方はどうなるかと思ったが、しかし、その後にリリースされたAVANTASIAの『THE SCARECROW』ではクオリティの高いエピックメタルを展開してファンを安心させたので、そうなると前作は意図的なものであり、またトビアス・サメット(Vo)本人からすればEDGUYAVANTASIAは別々な音楽性を展開しているということで案の定というか、本作は前作のHR/HM色の薄い方向がさらに押し進められており、本作はもはやHR/HMの枠組みから逸脱することさえ厭わない印象のある作風となっているためか、もはや典型的なメロディック・パワー・メタルを展開する気はいっさいなく、本作はもっとオーセンティックなHR/HMの作風に方向性をシフトしており、中でも#3「The Pride Of Creation」というたった1曲のみスピード・チューンが収められているものの、それ以外はバラエティに富んだメロディアス・ハード・ロックの楽曲である印象が強く、全体的にはトビアス・サメット(Vo)にとって心から本当にやりたい音楽を提示しているように思われるものの、しかし、実はこのアルバムの唯一の問題が単なる音楽性の問題だというだけであるためか、音楽的なクオリティは決して低くなく、私のような古参のファンにとってはやや物足りない一方、新しいファン層をも取り込んでやろうという積極的な姿勢が垣間見える作風となっているのだが、ただしかし、やはり近作の彼らのアルバムとしてはいささかインパクトに欠けることも否めないだろう。

自己採点 81点

EDGUY「ROCKET RIDE」(2006)

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いきなり8分を超える大作チューンから始まるというAVANTASIA攻撃を見せるAVALON第2弾にして通算7作目。
前作はあれ以上は作りえないであろうと思われるほどまでに完璧な名盤だったが、ただ続く本作ではメロディも弱く、クサみも減退しており、また大仰なアレンジもかなり抑えられているためか、最初に聴いた時はどうしても地味な印象が拭えず、あまり良い気がしなかったが、しかし実際、いわゆるスピード・チューンはタイトル曲#2「Rocket Ride」ぐらいで、そのあたりを物足りなく思う向きも否めないものの、その一方でサウンド全体に張り詰めている勢いは充分なので、個人的にその辺に不満は感じなかったのだが、ただ正直なところ全体的にはこれまでの彼らにあった濃厚な味に慣れてしまった身にとっては薄味に感じられてしまっていただけず、またバラードの#7「Save Me」なんてFMラジオの一般洋楽番組で流れてもさほど違和感を覚えないほど洗練されたポップ・ソングに仕上がっているし、さらにアップ・テンポの#9「Out Of Vogue」や、ミニ・アルバムに収録されていた#10「Superheros」などはなかなか気に入っているものの、正直トビアス・サメット(Vo)の作曲能力はこんなものではないだろう、と勘繰らざるを得なくなってしまったためか、本作を最初に聴いた時の落胆の色を隠せず、また全体的に渦巻いているメロディの淡白さが、むしろより幅広いファンを獲得するための戦略的なものであって欲しいと祈っていたものの、やはりこの程度のクオリティの作品でマニアは騒がなかった。

自己採点 83点

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