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ドイツ・バーデン=ヴェテンべルク州エステリンゲン出身にしてシュツットガルトを拠点に活動するJUDAS PRIEST直系の正統派へヴィ・メタル・バンドによる『NEW RELIGION』(2007)と『16.6(BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD)』(2009)と『UNBREAKABLE』(2012)を含めてのキングレコード移籍後第4弾。
前作からドラマーがフランチェスコ・ジョヴィーノ(元ACCEPTほか)に交代してガッカリした以外はトリプル・ギター体制の6人編成によって、たとえどんなにメロディックな音楽になろうと今まで以上に研ぎ澄まされた音に変化していたが、本作もそんな前作を延長した作風になると予想してワクワクして聴いてみると…これがイントロ#1「Apocalypse」からの#2「New Rise」で一気に疾走!と来て「あれれ?」と思っていたら展開がまるでメロディック・パワー・メタル化したような音楽に変化しており、その後も同じような曲展開が待ち受けているのかと思いきや先行で公開された正統派チューンの#4「King of Madness」や#8「Hounse of Justice」などのように『NEW RELIGION』を基調としながらも彼ららしさはしっかり残していて、あまつさえストリングスを導入した#6「Supernova」が感動的なのでいっそのことオーケストラをバックにブッ込んじまえ!と思っていたらちゃっかり#15に日本盤ボーナス・トラックとして入れられているので、どうぜならデラックス・バージョンの#12〜#14が明らかに蛇足であるため本編に入れたらもっと感動的な作品になったかもしれず、他の楽曲もやや地味ながらベテランらしい貫禄の味を醸し出して悪くないので、これだけの作品が制作できるならもっと手が込んだ作品を創造して欲しかった感も否めないな…実力のあるベテランだけに少々もったいないのは確かだが、暑苦しい音楽をただでさえ世界的な温暖化が著しい今年の酷暑の8月に出すなよ(笑)。

自己採点 84点
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前作から約2年ぶりという再びハイペースなリリースとなったアレックス・バイロット(G)加入後の第3弾。
前作リリースに伴うツアー中にランディ・ブラック(Dr)がラルフ・シーパース(Vo)との確執により脱退したためか、いったんは元ANGRAのアキレス・プリースター(Dr)が加入したのだが、しかしドイツとブラジルの間の距離的な問題や、自身のプロジェクトHANGERを優先するなどというわけの分からない理由を以ってこれまた脱退し、代役には元U.D.O.のフランチェスコ・ジョヴィーノ(Dr)が務めたのちに、そのまま正式メンバーとなっており、さらにはオリジナル・メンバーのトム・ナウマン(G)までもが正式メンバーとして復帰したためか、気が付けばIRON MAIDENもビックリ仰天のトリプル・ギター体制を擁する6人編成となっていて、また音楽性は前作を順当に継承しており、時にはACCEPT風の正統派チューンから、近年の彼ららしいメロディックな楽曲まで飛び出して来るのだが、ただ新加入のイタリア人ドラマー、フランチェスコ・ジョヴィーノが前任者にして鉄壁の演奏力を誇っていたカナダ人ドラマー、ランディ・ブラック(元ANNIHILATERほか)と比べると突進力に欠ける(解説には良い意味でラフとあるが、良い意味での大雑把な演奏などあり得ない)ためか、特に名曲「Nuclear Fire」を彷彿させる疾走チューン#5「In Metal We Trust」でのテンションがいまひとつ欠けるといったところだが、しかし彼らはもともと楽曲の作曲能力に長けているので、アルバム全体的なクオリティとしては申し分なく、最後までドキドキハラハラしながら聴かなければならないツー・バスによるドラミングさえ目をつむれば、本作も最後まで充分に楽しめる作品ではある。

自己採点 85点
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所属レーベルをキングレコードからAVALONに移籍してリリースされたアレックス・バイロット(G)加入後の第2弾。
前作は正統派としての貫録を見せつけた質の高いアルバムだったが、しかし本作は毎回ジャケに使用されている“鋼鉄の鷲”が金メッキで覆われているかのごとく、さらなる進化を遂げており、またどの楽曲も重心の低いリフを携えて押しまくるが、しかし、さながらスラッシュメタルかとも思える#2「Rebel Favtion」や、これまたシンセサイザーを駆使したドラマティックな展開を見せる#7「One Night In December」など、本作もバラエティに富んだ楽曲が目白押しとなっており、基本はあくまで正統派の音楽性を主体にしているのだが、しかしそれでも、どの楽曲もメロディがしっかりと息づいているところが、近年において彼らが目指してきた音楽性であることを示しており、さらにはドイツ出身バンドとしてお約束(?)のバラードとスピード・チューンも一曲づつしっかりと収められているあたりは、決してリスナーを飽きさせない工夫が凝らされており、また欧州型疾走チューン#11に代表されるように前作に大きく貢献したアレックス・バイロット(G)によるソロでのテクニカルなプレイが本作でも存分に発揮されているためか、参加するメンバーがたった一人交代しただけでもこんなに雰囲気が変わるものなのか、ということを改めて感じさせると共に、本作はBURRN!において『DEVIL's GROUND』に続く90点を獲得した作品でもあるが、本作のレビュアーは…広瀬編集長、またあなたですか(笑)。

自己採点 85点
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前々作『NEW RELIGION』(2007)や前作『16.6(BEFORE THE KNOW'S YOU’RE DEAD)』は誤解を恐れずに言うならメロディック・パワー・メタル的な方向性であったためか、少なくとも個人的には彼ららしくないと感じてしまったためにあまり良い気がしなかったのだが、しかしラルフ・シーパースのソロ・アルバム『SCHEEPERS』(2011)を挟んでリリースされた本作は前作からステファン・レイビング(G)がスウェーデン人ギタリストのマグナス・カールソンに交代しており、また本作から脱退したヘニー・ウォルター(G)の後任としてSILENT FORCEの活動で知られるアレックス・バイロット(G)も加入しているためか、何気に豪華なヨーロピアン・ツイン・ギター体制となっており、またその影響も相俟ってか、本作は前作までのジャーマン・パワー・メタル的な方向性から一転して、このバンドがデビュー以来目指して来た正統派HR/HMに一気に回帰しており、特に重心の低いギター・リフを主体としたJUDAS PRIEST直系の正統派メタル・ナンバー#2「Strike」から、ノリの良いミッド・テンポの#3「Give Em Hell」や、これまたメロディック・パワー・メタル・ファンにとって悶絶ものの疾走チューン#5「And Then There Was Silence」に、果てはバラードの#10「Born Again」まで多種多様な楽曲を携えたバラエティ性に富んでおり、一言でいうとこれまでの集大成的なイメージがあるのだが、ただ特筆すべきはメロディックなサウンドとメタリックなサウンドのバランスも絶妙となっているためか、これぞ欧州型正統派ヘヴィメタルの王道だと感じられる作品であろう。
ちなみに、本作にはオリヴァー・ハートマン(元AT VANCE)とエリック・マーテンソン(ECLIPSE)がバック・コーラスでゲスト参加している。

自己採点 84点
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前作『DEVIL'S GROUND』はこれ以上のアルバムが出てくるはずはないと思うほどの名盤であったが、ただ本作は現代HR/HMシーンにおいて当然であるはずのダウン・チューニングをバンド史上初めて使用したことが影響したのか、全体的にヘヴィな響きが醸し出すブルータリティによって既に限界に達したかと思っていた彼らの可能性を大きく広げて臨界点を突破した通算6作目。
本作は劇的な間奏部が印象的な#1「Demons And Angels」から、ノリのいいミッド・テンポの#2「Rollercoaster」、バラードにしてタイトル曲#3「Seven Seals」を挟みつつ、緊張感のあるイントロからステファン・レイビング(G)のリード・ギターを携えて疾走する#4「Evil Spell」は、攻撃的なリフと強烈なドラミングの波状攻撃がリスナーを圧倒する名曲だが、ただこのように序盤の流れは悪くないものの、後半でインパクトのない楽曲が続くために、前半にあった緊張感がだんだん薄れてくるのと、またバラードが先述のタイトル曲#3「Seven Seals」と#6「Diabolus」、さらに#10「In Memory」と3曲も収めているためか、全体的には倦怠感を禁じ得ず、また実際にアルバムのクオリティ自体は充分に秘めているのだが、ただ前作があまりに素晴らしい作品であっただけに、個人的には少し物足りないように思われるためか、本作のオビには「メタル好きなら黙って耳を傾けろ」と堂々と書かれているが、しかし今回ばかりは黙っていられなかった。

自己採点 86点

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