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ネオクラ/プログレとメロデス/メタルコアによる夢の空間

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アメリカ合衆国・フロリダ州出身でありながらヨーロッパ系の様式美サウンドを基調とする彼らのトミー・カレヴィック(Vo)加入後第3弾。
ロイ・S・カーン(Vo:元CONCEPTIONほか)が在籍していた頃から妖艶で耽美的かつドラマティックな音楽性を確立させているだけに本作もお約束の続々させられるオープニング#1から凄まじいオーラが漂う疾走チューン#2にてすでにノックアウトもので、それだけに今さらながらメロウなハード・チューン#8やキャッチーなパワーメタルというHELLOWEEN攻撃を見せる#11など新機軸となった要素は私のようにある程度、耳の肥えているファンほど「?」だが、一方、恒例のゲスト陣に関しては#2と#9にONCE HUMANのローレン・ハート(Vo)が、#6にはBEYOND THE BLACKのジェニファー・ハーベンがそれぞれ華を添えており、ややプログレ的なパートを設けつつ基本的にダークで杼情性を湛えたミステリアスなシンフォニック・メタル・サウンドという意味では一点の曇りもなく、このバンドに約20年間在籍していたドラマーのケイシー・グリロ(自身のドラム会社の経営に専念しながら近年はQUEENSRYCHEのツアーにゲスト参加)に代わってヨハン・ニューンツ(Dr:FIREWINDNIGHTRAGEほか)の的確なプレイはいいのだが、一向に上達の兆しが見えないトーマス・ヤングブラッド(G)のプレイはこっちが泣きたくなるぐらい(というのはかなり前から述べているのだが…)で、他にはアウトロ#13から日本盤ボーナス#14がインスト曲なのは謎だし、またライヴ参加にあたっての練習でもさせたいのかとツッコミ入れたくなる初回限定盤CD2のインスト盤が明らかに蛇足で、加えてDVD付きで5000円以上というのはあまりに高過ぎなので、よほどのファンでなければ通常盤で充分だろう。

自己採点 87点

KAMELOT「HAVEN」(2015)

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前作が古参のファンの間で好評を博し、来日公演も大盛況だった彼らのトミー・カレヴィック(Vo)加入後第2弾。
ファンによっては前作を”復活作”とみる向きも少なくないが、しかし冷静に見てみると、ここ数作は高いクオリティを維持して安定しており、すでに個性を確立してしまった感も否めないためか、それはロイ・カーン(Vo)が在籍していた頃からすでにダークかつ妖艶な世界観とヘヴィ・サウンドを共存させるという試みを実行していただけに、本作も#5におけるシャルロット・ウェッセルズ(Vo:DELEIN)や#10におけるアリッサ・ホワイト=グラズ(Vo:ARCH ENEMY)といった女性Voの起用や、冒頭を飾る#1「Fallen Star」の歌い出しの時点でトミー・カレヴィック(Vo)が本作においても”ロイ・カーン(Vo)のクローン”としての生き様を選択したことが如実に伝わってくるなど、決して危ない橋を渡ることなく手堅く制作してきた印象も否めず、ここ数作にあった流れを順当に汲んでいるためか、正直言ってここまで来たら、もはや私のような評論家気取りのアマチュア・レビュアーが音楽的に納得がいかないからといって罵詈雑言を浴びせるよりは、むしろ全体的に妖艶でありながらもミステリアスな世界観を表現する”芸術的作品”であることをさっさと受け入れて楽しんだ方がよっぽど良いかと思われ、実際『THE FOURTH LEGACY』〜『EPICA』時代の路線に回帰してくれれば良かったと思うファンも実際、存在するが、しかし、そういう意味では本作もまたシンフォニック・エピック・メタルとしての傑作であることは疑いようのない事実であるし、終始において「ダークでメランコリック」な雰囲気ながらもチャートアクション的に「ドイツが第14位・日本が第28位」といった主要国で過去最高位を記録しているあたり、不安をまったく感じさせることはないのだが、ただトーマス・ヤングブラッド(G)による時に繰り出されるRAMMSTEINばりのザクザクしたギター・リフがやけに気になるんだよな…ただでさえ演奏力のない人物がこういうことするのは無謀ではないのかね。

自己採点 85点

KAMELOT「SILVERTHORN」(2012)

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前作におけるツアー中にこれまでフロントマンの座を守り続けていたロイ・カーン(Vo)が燃え尽き症候群により脱退し、後任に急遽RHAPSODY OF FIREのファビオ・リオーネ(Vo)を代役に立ててツアーを消化するハメとなっったためか、本作からは北欧スウェーデン出身のプログレッシヴ・メタル・バンドとして知られるSEVENTH WONDERのトミー・カレヴィック(Vo)が新たにヴォーカリストに迎え入れられた第1弾。
前作の日本盤のリリース元がAVALONだったのだが、なぜか本作のリリース元では再び前々作と同じ大手キング・レコードに戻されており、また肝心の中身としてはリリース前のアナウンス通り「19世紀におけるある一族の少女が悲劇的な死を遂げてそこからミステリーな現象が起こっていく」コンセプト・アルバムとなっていて、さらに音楽性としてはBURRN!のレビューで“『KARMA』〜『THE BLACK HALO』に近い”などと書かれていたものの、むしろ前々作『GHOST OPERA』からの連続性にある音楽性の印象が強く、またライナーノーツではトーマス・ヤングブラッド(G)が“前作『POETRY FOR THE POISENED』ではメロディとコーラスが少し足りなかった”と語っている通り、本作では前作よりもメロディックな作風になってはいるものの、基本的にはあくまで『GHOST OPERA』にあったようなダークな雰囲気(時に織り交ぜられるグロウルはTHE AGONISTのアリッサ・ホワイト=グラズが担当している)がアルバム全体を覆っており、またキメ曲こそ欠けるものの総じてクオリティは高く、特にイントロ#1に続く#2では随所で疾走パートを挟むなど勢いがあるし、ラストを飾る約9分に及ぶ三部構成の組曲#11もパイプオルガンの音色で始まる幻想的な楽曲となっていて、さらにアウトロ#12ではゲスト参加したAMARANTHEのエリゼ・リード(Vo)によるクワイアがもはやメタル離れした壮麗な雰囲気を醸し出しており、このように最初と最後に印象的な楽曲が存在することによって全体的にとっつきにくさを感じさせないためか、前作より若干キャッチーになっているあたりは評価できるが、ただその一方で必ずしも『KARMA』の路線を期待しているファンを捻じ伏せるだけの説得力があるとは言えない感も否めないだろう。

自己採点 85点
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前作リリース後にデビュー以来のメンバーだったグレン・バリー(B)が脱退し、後任にデビュー前のKAMELOTに在籍していたオリジナル・メンバーだというショーン・ティベッツ(B)が復帰している通算9作目。
本作も彼らの通算4作目にあたる『THE FOURTH LEGACY』から通算6作目にあたる『EPICA』のような明朗快活でハッピーな雰囲気は微塵も感じられず、また前作を踏襲したダーク路線の高尚なシンフォニック・エピック・メタルを展開しており、オープニングを飾る#1「The Great Pandemonium」にはSOILWORKのビヨーン"スピード"ストリッド(Vo)が、また#4「The Zodiac」には同郷フロリダの大先輩SAVATAGEのジョン・オリヴァ(Vo)が、さらには#5「Hunter's Season」でFIREWINDのガス・G(G)などという面々がそれぞれゲスト参加しており、そしてアルバムのクライマックスを飾るプログレッシヴメタル的な四部構成の組曲においてはEPICAのシモーネ・シモンズ(Vo)がロイ・カーン(Vo)とデュエットしているなど、とにかく本作はゲストに参加したメンバーが非常に豪華であり、また音楽的は特に初期の傑作群が好きな向きにとって少々物足りなく感じるだろうが、ただその一方で前作よりとっつきやすさはかなり改善している作風として仕上がっており、また相変らずこの雰囲気を楽しむスタイルには賛否両論があるかと思われるが、しかし個人的には物足りなく感じたことなどはなく、ファンそれぞれ音楽的な好みがあるかと思われるものの、しかしそれでも、ヨーロッパ中に犇めく凡百のバンドにとってはこの世界観を創造することがなかなかできないであろう好盤として仕上がった。

自己採点 84点

KAMELOT「GHOST OPERA」(2007)

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ライヴ作品『ONE COLD WINTER'S NIGHT』を経てリリースされたシンフォニック・エピック・メタルのパイオニアによる通算8作目。
本作より前作までツアー・メンバーとしてワールド・ツアーに帯同していたキーボード奏者であるオリバー・パロタイが加入している本作は、前々作、前作とコンセプト・アルバムを2作続けるという連打を打ち出した影響も相俟ってか、その圧倒的なクオリティによってシンフォニック・エピック・メタルの最高峰まで上り詰めた彼らだが、ただ本作はリリース前のアナウンス通りコンセプト・アルバムではないものの、その一方で彼ららしいじっくり聴かせて雰囲気を楽しむ高尚なシンフォニック・エピック・メタルを展開しており、前作ではその雰囲気が周囲の空気と溶け込んで鳥肌が立つようなシンフォニック・エピック・メタルを展開していたのだが、ただ本作はその雰囲気が周囲に溶け込んでおらず、誤解を恐れずに言うなら部屋を暗くしてローソクを立てた上で聴かなければならないほどまでにとっつきにくい作品となっており、さらには、いわゆるキラー・チューンと呼ばれる楽曲を欠いているものの、その反面でプログレッシブメタルやゴシックメタルとさえ表現できるかのような深遠さはもはや芸術であり、全体的には決して悪くはないのだが、ただ何しろ一聴してすぐに理解できるものではなく、実はコンセプトから解放されて自由に作曲できるようになったはずなのだが、むしろそれがかえって良くない結果を生んでしまったのだろうか…もっとキャッチーでコンパクトな作風をファンは望んでいるはずなんだけどね。

自己採点 83点

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