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日本盤のリリースが見送られた前作『DIRT METAL』から実に約7年ぶりとなるフィンランドの中堅バンドによる通算6作目。
デビュー時はSTRATOVARIUSとそれほど変わらない典型的な叙情派メロディック・パワー・メタルでマニアを大いに喜ばせた作品であったのだが、ただ恒例(?)のBURRN!による「あまりにSTRATOVARIUSそのままで笑ってしまった」というレビュー・ミスおよび妨害行為によって日本での売り上げはサッパリだったためか、あまり良い印象は拭えなかったが、しかし彼らはそれに屈することなくセカンド・アルバムからは剛直なサウンドを展開すると、アルバムを重ねるごとにミッド・テンポの楽曲が増えていったためか、不安感が次第に増していくと共に、それ以降は音沙汰がなかったので「このバンドもついに終わったか!?」と思われたが、ところが実際に本作を聴いてみると、およそ7年ものブランクがあるとはとても思えないほどにアルバム全体にパワーがみなぎっており、しかも典型的なSTRATOVARIUS型のサウンドに立ち戻っていえうためか、特にスピード・チューンの#1や#7はもちろんのこと、先行で公開された#2もkeyを活かしたキャッチーな曲作りにおけるソツのなさも相変わらずとなっており、また敢えて付け加えるとしたらデビュー作やセカンド・アルバムに収録されていたスピード・チューンの方がもっと力強い楽曲だったのだが、しかし、さすがに長期のブランクもあってか、これ以上完璧を求めるというのは彼らにとって酷であろうし、またこれ以上求める要素がないので、特にSTRATOVARIUSのファンだという人や、初期SONATA ARCTICAのファンだった人にとっても充分に満足のいく作品であろう。
自己採点 84点
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