|
北欧スウェーデン出身の正統派パワー・メタル・バンドによるおよそ10年ぶりとなる大手キングレコードからリリースされた復活作第1弾
これまでにまったく音沙汰がなかったというわけではなく、10年前にリリースされた名盤『THE 8TH SIN』(2007)に伴うツアーではカイ・ハンセン(G:GAMMA RAY、UNISONIC)とマイケル・シェンカー(G:元SCORPIONS〜UFOほか)を足して「2」で割ったようなプレイを見せていたニルス・ノーベリ(G)が脱退し、後任としてクリス・レーランド(G:現SABATON)を迎えてツアーを消化したが、ただクリス・レーランド(G)もSABATONの活動が忙しいという理由ですでに脱退しており、さらなる後任としてペル・ニルソン(G:元SCAR SYMMETRY)が迎えられているものの、ぶっちゃけていえばSTRATOVARIUSぐらいのミュージシャン集団と並んで人気があっても不思議ではない、その極めて高い演奏力はなんの問題もなく、以前に出された情報は「次作は『AFTERLIFE』(2000)のような剛直な正統派サウンドと『THE 8TH SIN』のような叙情メロディを混ぜ合わせたサウンドになる」とアナウンスされていたが、しかし、確かにその情報はあながち間違っているわけでもない反面、時おり感じられる叙情フレーズが『THE 8TH SIN』まで戻っていないのがファンとして物足りなさを感じてしまうし、また先行で公開された#1「A Heart As Black As Coal」や#4「Repent My Sin」などはそれなりに意識して過去を再現しているような気も否めないが、ただ実際には過去を意識するあまり数曲において一種のデジャヴを感じてしまうことも含めてバンドの成長は完全に停止してしまっており、その先の未来のサウンドとしてまでは進化しなかったというのが悔やまれる一方で、やはり10年のブランクは隠せなかったかという一種の諦めも生まれるところだが、しかし、それだけ『THE 8TH SIN』のクオリティがあまりに凄過ぎたということか。
自己採点 84点
|

>
- エンターテインメント
>
- 音楽
>
- 音楽レビュー


