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本作よりドラマーがFAIRYLANDのピエール・エマニュエル“ピウィー”デフレ に交代したフレンチ・パワー・メタルによる通算5作目。
前作はヘヴィかつダークな要素が見受けられたアルバムだったが、ただ本作は一転して明朗快活でハッピーなアルバムとなっており、特にQUEENを彷彿させるかのような#3「Farewell」をはじめとしてそういった印象を強めていると言えるのだが、しかし、特にオープニングを飾るタイトル曲#1「Carpe Diem」からしてEDGUYのトビアス・サメットが歌い出すとしか思えない楽曲となっていて、また疾走チューンである#6「Ashen Paradise」はGAMMA RAYがそのまんま演奏してもおかしくないほどアルバム全体的にパクリ癖が散見されるのだが、ただこれがいつも以上に上手く使いこなしているためか、ファンとしての不満はまったく感じておらず、また前々作までは起伏を設けつつも疾走を基本にした作風であったが、しかし、本作はこれまでとは反対に「起伏をつけるために楽曲によっては疾走ビートを用いる」というスタイルを踏襲しているためか、そういった楽曲展開の妙技が際立っていて、また前作から加入したメンバーの演奏力が高く、特にピエール・エマニュエル“ピウィー”デフレ(Dr:元FAIRYLAND)のタコみたいな8本足ばりの演奏が大きく貢献していることも相俟ってか、初期から比べると楽曲自体はかなり地味になっているにもかかわらず、むしろアルバムの総合的なクオリティは確実にレベル・アップが図られており、こうなって来ると、このバンドの唯一の問題はやはりベン・ソット(Vo)のフニャチンぶりであるためか、とにかくVoさえ良ければ彼らとしては完璧であろう。
ちなみに、耽美的なジャケットに描かれているのがセクスィーなオネーチャンのアートワークのためか、レジに持って行くのが恥ずかしくないかね。
自己採点 84点
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