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ネオクラ/プログレとメロデス/メタルコアによる夢の空間

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ファースト・アルバムとセカンド・アルバムで描かれたコンセプト『DRAGONLAND CHRONICLES』の3部作における第3章にあたるという通算5作目。
このバンドのリーダーでメイン・ギタリストのオロフ・モルクがAMARANTHEでの成功や、またギリシャ・テッサロニキ出身のNIGHTRAGEに加入して精力的に活動していたことも相俟ってか、このバンドはすでに自然消滅したかと思われていたのだが、ただ前作から実に約5年ぶりとかなり長いインターバルを経てのリリースとなった本作の音楽性は、これまでよりも一気にRHAPSODY OF FIREKAMELOTの方向性へシフトしたドラマティックでエピックなシンフォニック・パワー・メタルとなっており、オーケストラルでドラマティックなイントロに続く劇的なコーラスを持つ#2「Shadow of the Mithril Mountains」でのあまりの劇的さには鳥肌が立ったし、またエクストリームメタルのエッセンスの取り入れ方やフォークメタル風のアレンジ、さらにはゲスト・ヴォーカリストの絡め方など、随所で小技も効いていて、以前よりも明らかな成長(というか、むしろ変貌)を感じさせるものとなっており、本作のエンジニアとマスタリングを手掛けたヤコブ・ハンセンの手腕もあってか、アルバム全体のサウンドから放たれるA級オーラは過去最高だが、ただやはり、まるで蓄膿症であるかのようなVoが本作においても楽曲全体を覆っているスケール感を生かしきることができておらず、これまで常に感じてきた歌メロのフックが不足気味であることも完全に解消されたとは言い難く、実に惜しい作品であろう。

自己採点 83点

DRAGONLAND「ASTRONOMY」(2006)

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B級ヘタレ・バンドになかなか手を出さない僕が、前作にあった組曲#6「The Book Of Shadows Part IV : The Scrolls Of Geometria Divina」と題された楽曲が本作に収録されていたので、つい触手が伸びてしまったという通算4作目。
本作においては、もはや初期にあったキラキラドコドコのメロディック・スピードチューンは微塵も感じられず、またプログレッシヴメタルというほど複雑ではないが、ただアートワークや歌詞テーマのイメージに相応しいスケール感のあるサウンドによるものか、かつて強烈に漂っていたB級感はほとんど払拭されており、さらには前作に続いて3部構成の大作曲#10〜#12を筆頭に、時にインスト・パートのアレンジが充実していて聴き応えのある作品となっているためか、最後まで一気に楽しめる作品となっているが、しかし、こうなるとやはりVoの説得力不足が気になるところで、むしろゲスト・ヴォーカリストとして参加している女声Voのエリセ・ライドが歌っているパートの方に魅力を感じてしまう一方、本作のクライマックスにあたる3部構成の大作もまた前作同様あまりに映画音楽的であるため倦怠感も否めず、全体的には初期の疾走感にこだわるファンをねじ伏せるほどの作品ではないような気が無きにしも非ずで、本作はSTUDIO FREDMANにて君臨する凄腕プロデューサー、フレドリック・ノルドストローム(G:DREAM EVIL)によるプロデュースの下で制作されたというわりには、思ったほどの良作に仕上がることがなかったんだよな。

自己採点 82点

DRAGONLAND「STARFALL」(2004)

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2000年以降は北欧を含むヨーロッパ全土においてHELLOWEENSTRATOVARIUSなどの遺伝子を湛えたバンドが数多く結成してデビューしたうえ、またDARK MOORHEAVENLYの躍進などで一気にヨーロピアンB級バンドへの関心が高まったが、ただ北欧スウェーデン出身の彼らもそんな中でデビューしたバンドの一つで、前作まではDRAGONFORCEが出現する以前に当時で最速といわれた典型的なメロディック・スピード・メタルを演奏していたものの、大手キングレコードに移籍してリリースされた本作からはドラムとヴォーカルを兼任していたヨナス・エイジャートが専任ヴォーカリストに転向し、抜けたドラマーの席には新たな専任ドラマーが加入した影響からか、前作でむやみやたらにドコドコしながら疾走していた音楽が本作ではスピード・ダウンした分だけ荘厳なKeyサウンドを増強したサウンドとなっていて、全体的にシンフォニック・パワー・メタル的なサウンドを展開しており、またこれまで通りの疾走チューン#7「The Returning」を1曲だけ残しつつも、煌びやかなタイトル曲#2「Starfall」を筆頭にメジャー感のある楽曲が一気に増えたためか、前作までにもあった”悪くないんだけどいまひとつ印象に残らない”という問題は本作においても完全に払拭されてはいないものの、ただその分だけ楽曲の輪郭はより明確になっており、また3部構成の組曲「The Book Of Shadows」と題された楽曲はエリアス・オルムリッド(Key)が一人で作曲しただけあってKeyをメインとする壮大な大曲であるなど、そこかしこに着実な成長ぶりを感じさせる。
ちなみに、本作は日本盤ボーナス・トラックにX JAPANの「Rusty Nail」が収録されたことでも話題となった作品であるが、ただ時おりガイジン訛りでありながらもうまくカヴァーされていることは素直に褒めたい。

自己採点 82点

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