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HR/HM界に君臨するモラトリアム人間の代表格にして元ARCH ENEMYのクリスファー・アモット(G)が1997年にリリースしたデビュー作が入手困難となっていたようで、現行メンバーでレコーディングされたという企画盤。
当時のメンバーは、ベーシストにマーティン・ベンソン、ドラマーにピーター・ウィルドアー(現DARKANE)というARCH ENEMYコンビに、さらにIN THY DREAMSのヨナス・ナイレン(Vo)を加えた布陣により、音楽的には本家ARCH ENEMYと同じくメロディック・デス・メタルにカテゴライズされるサウンドだが、しかし、よりシャープであるためか、特にVoを除けばほぼ正統的なヘヴィ・メタルと呼んでも差し支えないほどブルータル度は低い音楽性だということであったが、ただ本作は現行メンバーが若手とあってか、少なくとも期待以上の実力は発揮されていないように思われ、そういう意味でも古参のファンにとっては落胆の色も隠せないであろうが、しかし実は、この時はギターのチューニングを下げていたようで、サウンドがよりクリアになった分だけ聴きやすくなったと受け取ることもできるためか、特にキラー・チューンの#3、#4あたりは問題なく聴くことが出来るし、さらにリコーダーとアコギが織りなす牧歌的なインスト#5も印象的な仕上がりとなっていて、もともとは速弾きタイプだというクリストファー・アモット(G)のソロも多少変えてはいるのだが、ただアルバムの雰囲気を大きく変化させているようなことはなく、特にARCH ENEMY時代でマイケル・アモット(G)が担当していた叙情的な号泣フレーズは兄以上でもあるためか、総合的に判断してプラス・マイナス・ゼロといったところか。
自己採点 83点
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