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前作の製作途中に脱退したリズム・ギタリストが完全にいなくなってしまったために5人編成としてサポート・メンバーを仰ぎながらツアーをこなした彼らだが、後任にMNEMICのベーシストであったシモーネ・ベルトッツィをセカンド・ギタリストに迎えた結果、再び6人編成となってリリースされたイタリア共和国・エミリア=ロマーニャ州リミニ出身のシンフォニック・パワーメタル・バンドによるAVALON移籍後の第1弾にして彼らの通算4作目。
2016年に初来日を果たし、勢いに乗った彼らは「THE BLACK CRYSTAL SWORD SAGA」という「EMERALD SWORD SAGA」のパクリ・コンセプトを終わらせ、いよいよ新たな物語の序章が始まるとドキドキさせながら胸を躍らせた…かと思いきや、タイトル通りパート・ツーと来れば「終わってねーのかよ!」とか「なんも変わっとらんやんけ!」などとツッコミのひとつも入れたくなるが、しかし、そこはRPG世代にウケの良い「剣」「魔法」「モンスター」などというコンセプトで、音楽性に関しては近年のRHAPSODY OF FIREばりの荘厳なイントロ#1「Origine」からマニア悶絶失禁昇天必至の疾走チューン#2「Impious Dystoria」ではドラムのブラスト・ビートに乗せて男声のデス・ヴォイスが突如、飛び出して来るのとKeyソロがこれまでよりも大々的にフィーチュアされているあたりが新たな要素であり、また#10「The Gate Divine」が14分台の長尺である一方、殆どの楽曲が4分台〜5分台に絞られているというコンパクト性も充分に評価できるし、また全体的にRHAPSODY OF FIREやDARK MOORのような音楽的方向性に変わりはないのだが、ただそれら本家と比べると叙情的というよりもっと爽快で大衆的なために素直に伸びる女性Voが私個人的な趣味/嗜好ではなく、もっとファビオ・リオーネ(Vo:現ANGRA)のように表現力の高いヴォーカリストの方が好きだし、あと以前よりもメロディのセ煽情力が今ひとつなのも惜しい…まあ、そこは次の課題ということでちょうど良いのかもしれないな。
ちなみに、#11は#4「Aureum Legacy」のイタリア語歌詞&オーケストラ・ヴァージョンで、#12には#9「Home of the Rejects」のカラオケ・ヴァージョンだが、この期に及んでカラオケ音源を収録する意味があるのか?
自己採点 84点
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