|
ドイツ連邦共和国はフルダ出身の正統派メロディック・メタル・バンドEDGUY率いるトビアス・サメット(Vo&B&Key)による多くのゲスト陣を迎えた壮大なエピック・メタル・プロジェクトによるワードレコーズ移籍後の第1弾。
前作『GHOSTLIGHTS』(2016)がリリースされた後に恒例の品川ステラボールにて来日公演が行われ、そして先月にデビュー・アルバム『THE METAL OPERA』(2001)が再リリースされたわけだが、それまで15年の間にEDGUYとAVANTASIAを合わせて17枚ものオリジナル・アルバムを制作し、ワールド・ツアーも10回行ってプロモーション・ツアーも数えきれないほどやって契約はすべて満了したとのことで、新しいマイ・スタジオを建てるなど心機一転の本作は、カットインでいきなりVoから始まる10分近い大作の#1、ヘッドバンガーが泣いて喜ぶハンズィ・キアシュ(BLIND GUARDIAN)とミレ・ペトロッツァ(KREATOR)がゲスト参加初登場の#2、マイク・オールドフィールドに大いにインスパイアされたという、これまたキャンディス・ナイト(BLACKMORE'S NIGHT)がゲスト参加初登場の#3、実はハープ奏者が入っているというハンズィ・キアシュ(BLIND GUARDIAN)参加の11分におよぶ長尺な#4、ロニー・アトキンス(PRETTY MAIDS)が参加した#5、ジェフ・テイト(元QUEENSRYCHE)が参加したメロディック・プログレ系な#6、ベートーヴェンやバッハを取り上げブルースの曲に仕上げた感じというスプーキーな雰囲気で始まる#7、長めのスピード・メタル・チューン#8にはエリック・マーティン(MR.BIG)、ボブ・カトレイ(MAGNUM)、ジェフ・テイト(元QUEENSRYCHE)、ロニー・アトキンス(PRETTY MAIDS)、ヨルン・ランデ(元MASTERPLAN)という面々が参加、艶のあるボブ・カトレイ(MAGNUM)の声質を活かした#9、ようやく大トリ登場のマイケル・キスク(元HELLOWEEN)が参加した#10は典型的なメロディック・スピード・チューンではなくクラシカルな要素が表出している新鮮さが印象的で、80年代にヒットしたマイケル・センベロのカヴァー#11はエリック・マーティン(MR.BIG)にとって見事にハマったロック・チューンとして仕上がっており、全体的に壮大でありながら作り込み過ぎず、結果的に過去最高ともいえるクオリティには頭が下がるばかりだ。
ちなみに、スティーヴ・ペリーとJOURNEYに対するオマージュだという日本盤ボーナス・トラック#12は本編に入れてもおかしくない仕上がり。
自己採点 89点
|

>
- エンターテインメント
>
- 音楽
>
- 音楽レビュー



