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このバンドの音楽的ブレインだったアンダース・ビョーラーが脱退し、後任にトーマス・リンドバーグ(Vo:元CEREMONIAL OATH〜NIGHTRAGEほか)やダニエル・アーランドソン(Dr:ARCH ENEMY)の実兄であるエイドリアン・アーランドソン(Dr:元CRADLE OF FILTH〜PARADISE LOST〜現THE HAUNTEDほか)も参加しているTHE LURKING FEARのメンバーにしてTHE CROWNの『DOOMSDAY KING』(2010)にVoとして参加した経験を持つヨナス・スタルハマー(G)が加入してリリースされた北欧スウェーデン・イェーテボリ出身のメロデス/デスラッシュ・メタル・バンドによる復活作第2弾にして通算6作目。
本作は新メンバーのヨナス・スタルハマー(G)が迎えられての第一弾ということもあって変化の見られる作品かと思いきや、実際にアンダース・ビョーラー(G)が抜けた穴は微塵も感じられず大枠は前作『AT WAR WITH REALITY』(2014)を順当に引き継いでおり、イントロ#1から速く凶暴でありつつも物哀しいリフでスタートする#2や、これまたファンが狂喜乱舞せずにはいられない#3や#4、ストリングスを効果的に取り入れた#5、ゆったりと始まりアップテンポな展開を魅せる#6、ドラマティックな#7なんてKING DIAMONDのアンディ・ラ・ロック(G)がスリリングなソロを弾いているなど、正直言って初期にあったデスラッシュ一辺倒の疾走チューンは1曲も存在しないが、その分だけ全体的にエピック的な展開と北欧らしい哀愁美漂う楽曲で大半が占められており、またラストを飾る#12もストリング・セクションと女性コーラスで壮麗なエンディングを迎えて締める…などという鮮やかな光景が目に浮かぶ耽美的な展開は問答無用の完成度を誇っており、前作に95点/本作に91点を与えたBURRN!の前田記者ほど手放しで喜べるわけではないが、近年かなりアメリカナイズされてしまったIN FLAMESの代替品として同郷のDARK TRANQUILLITYとともに現在イェーテボリ・サウンドの双璧を成しているといえるだろう。
自己採点 86点
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