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アンドレア・カンタレッリ(G)を中心にロベルト・ティランティ(Vo&B)とアレッサンドロ・ビッサ(Dr)という3人によってA PERFECT DAYというロック寄りのメタル・プロジェクトが結成され、デビュー作『A PERFECT DAY』とセカンド・アルバム『THE DEFINING SILENCE』という2枚のアルバムがリリースされたために、ついに活動休止に陥っていたかと思われていたイタリア出身のプログレッシヴ・パワー・メタル・バンドによる前作から実におよそ7年ぶりとなる復活作第1弾。
2010年にリリースされた『RETURN TO HEAVEN DENIED PT.II』はSTRATOVARIUS直系の哀愁のあるメロディック・パワー・メタル・サウンドであり、それが古参のファンを中心に大いに受け入れられたが、ただ先述のようにA PERFECT DAYが結成されたために「このバンドはついに終わった…」と思ったのだが、ただそのA PERFECT DAYさえ『THE DEFINING SILENCE』がリリースされる頃にはロベルト・ティランティ(Vo&B)がすでに脱退しており、残ったVoとBの空席にはマルコ・バルフレッティ(Vo&G)とジジ・アンドレオネ(B)を加えてツイン・ギター体制で乗り切るなど、アメリカナイズされたへヴィロックへの音楽的変遷も含めてメンバー同士がうまく行っているようには思えなかったためか、そうなるとやはりアレはプロジェクト的なものであろうと捉えておいて、肝心の本作の中身は先行で公開された#1「Bullet」、#3「Take On My Legacy」、#4「A New Dream」、#5「Someone Says」を筆頭にフックのある疾走感の強いパワー・メタル・チューンから展開が目まぐるしいプログレ的な楽曲(特に後半に頻出する)など、これまでの集大成的な意味合いのあるアルバムだと感じられる一方、前作よりもツカミが悪いためか、そこはファンの音楽的嗜好により左右されるのだが、しかし、それでもVISION DIVINE時代の盟友オレグ・スミルノフ(Key)やTNT〜YINGWIE MALMSTEENなどの活動経験で知られるジョン・マルカーソ(Dr)と、さらにニック・マッズコーニ(B)などという3人の新メンバーに関しては何の問題もなく、古参のファンが”プログレ寄りになった”という穿った見方を割り切れるとするならば、最後まで素直に聴き通せるだろう。
自己採点 82点
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