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南欧ギリシャ・テッサロニキ出身の正統派へヴィメタル・バンドによる、ジャーマン・パワー・メタル・バンドMETALLIUMなどで活動した経験を持つドイツ人ヴォーカリスト、ヘニング・バッセ加入後にして、さらにレーベルを大手SONYに移籍(いつから彼らはそんな大物に…?)しての第1弾。
本作はBURRN!の広瀬編集長から93点が献上され、さらに前評判としてはHELLOWEENやGAMMA RAY、あるいは初期BLIND GUARDIANやACCEPTやGRAVE DIGGERなどドイツの歴戦の大物バンドと比較されていたが、ただ彼らはもともと疾走ファンを中心にメロディック・パワー・メタルにカテゴライズされており、さらには幾多の戦場を潜り抜けてきた大物バンドからフレーズをそのままパク…じゃなくて”引用”してきただけに、時にはMETALLICAだったり、あるいはTHIN LIZZYやゲイリー・ムーアを彷彿させたりと1980年代を思わせる王道の作品という印象も否めなかったが、ただ私は当初ヘニング・バッセ(Vo)の暑苦しい声質から、さらに剛直なサウンドとなった上で、より骨太なロックらしいサウンドになるのかと思いきや、むしろメロディをより増強してきたためか、確かに「これは明らかにジャーマンだ」と一聴して分かるぐらいアツアツの正統的なパワーメタルの作風となっており、その影響から彼ららしさのある王道サウンドは減退したが、しかしそれでも、楽曲自体はよく練られていて、あと彼らに残された求められる課題と言えば煽情力であるものの、未だ突き抜け切れないこの物足りなさは一体何なんだ?…とツッコミの一つも入れたくなるほどで、決して全体的に悪いわけはないが、ただその分だけ、このバンドがHR/HMの中心を担うことは完全になくなったと言えるであろう。
ちなみに、前ドラマーのマイケル・エーレ(現GAMMA RAY)も元METALLIUMの肩書を持っているのだが、どうやら彼らはジャーマン・パワー・メタル・バンドと深い縁を持ち合わせているようだ。
自己採点 85点 |

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