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前作からおよそ4年ぶりとなるHR/HM界のゴッドによる日本先行リリースとなったリッチー・フォークナー(G)加入後第2弾。
本作はMEGADETH、ARCH ENEMY、ACCEPT、EXODUS、SOULFLY、KILLSWITCH ENGAGEなど多くのアーティストを手掛けることで知られるイングランド出身の売れっ子プロデユーサー、アンディ・スニープを起用してサウンドに研ぎ澄まされた感触を得たばかりか、さらにはライヴ作品『UNLEASHED IN THE EAST』(1979)〜オリジナル作『RAM IT DOWN』(1988)までを担当したトム・アロムとも30年ぶりにタッグを組んでおり、メンバーたちはこれを「モダン・サウンドとクラシック・サウンドの融合」と表現しているが、そもそもディスクユニオンに流れる新作/新曲の音からしてIRON MAIDENがデビューすることによりHR/HMがハードロックからへヴィメタル主体に切り替わった時期にリリースされた『SCREAMING FOR VENGEANCE』(1982)により近く、その辺りは多くの指摘通り疑いないが、そもそもラルフ・シーパース(Vo:PRIMAL FEAR)にソックリだな〜とつくづく思われる声質からクラシック・ロックにいちいち戻すべきでないのは言うまでもないし、オープニングにして疾走チューンである#1やMVとして公開されたミッドテンポ#2などは、ここ最近の彼らとしてはメタリックな感触がわりと強く、また#4なんかもスローテンポでスタートするながらかなり良い感触を醸し出していて、さらにメンバーが述べている#6のリフがへヴィメタルの教科書通りなのかどうかはリスナーに委ねられるが、まるでブルースのような雰囲気を醸し出しているのがややいただけず、また#12のようにタイムが短い小曲も備えながらトータル的にボリュームたっぷりなのは、このバンドの作品を聴くにはちと疲れるかな〜というのが本作の唯一の弱点である一方、全体的に絞り切れていなかった前作ほどの不満はなかった。
自己採点 83点
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