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アメリカ合衆国に巣くうモダンヘヴィ/エクストリーム・メタル・バンドの多くのアーティストによるメロディ志向が強まる中で、前作の叙情派路線をさらに進化させた結果からか、さらにメロディックなナンバーが目白押しとなったアイオワ州デイモン出身の猟奇趣味的激烈音楽集団ことへヴィロック/ニュー・メタル・バンドによる通算4作目。
前作はやや中途半端な作品として仕上げてしまった感も否めなかったのだが、ただ本作は敢えて時代の潮流に乗った感のある作風となっており、案の定というか「やっぱこう来たか…へヴィロックも限界に来た時期だったもんな」と言わせるだけの作品であるからにしては、古参の保守的なファンにとってはいまいち納得がいかない部分も多々見受けられるのだが、ただコリィ・テイラー(Vo)のエモーショナルな歌唱力が格段に向上した結果からか、特にメロディ作りにおいても確実にレベル・アップが図られていて、また本作はおもにバンドの奥深さを感じさせられる作風となっており、特に#2、#3、#4のようなスラッシュ・メタル・バンドを彷彿させる楽曲も収録されているためか、若干ではあるもののアグレッシヴな側面が再び見え始めたのは好感で、また初期作と比べると遥かに聴きやすくなっている分だけ大地を揺るがすほど激烈な低音は本作からも聴かれないためか、この手の音楽のファンの中には不満を感じる人も少なくないかと思われるが、ただしかし、その反面で本作はついに全米チャート最高1位にランク・インしてアメリカを代表するバンドの仲間入りを果たすなど、キャリアを着々と重ねているという事実には尊敬に値する。
ちなみに、本作リリース後にポール・グレイ(B)が2010年5月24日にアイオワ州デモインのホテルにて、死亡しているのがホテル従業員によって発見された。
自己採点 83点
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