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ネオクラ/プログレとメロデス/メタルコアによる夢の空間

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SERENITY「LIONHEART」(2017)

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中欧オーストリア出身のプログレ/シンフォニック・パワー・メタル・バンドによるワードレコーズ移籍後の第1弾。
彼らは2006年『WORDS UNTOLD & DREAMS UNLIVED』にてデビューし、おおよそDREAM THEATERにあるスラッシュ・メタル的とさえいえる鋭角的なギター・リフを使用することが多く、またゴシック的で暗黒的な世界観を基調としていたのだが、しかし、2006年にリリースされたセカンド・アルバム『FALLEN SANCTUARY』にて、もともと持ち合わせていたSONATA ARCTICAKAMELOTの雰囲気を前面に押し出し始めると共に、ゴシックといっても解釈は2通りあって「ドゥーム/ストーナー系を基調とした暗く鈍重な音世界」と「シンフォのように妖艶で耽美的な世界観」があり、彼らはどちらかというと近年は特に後者の方がより強く、本作もまたサード・アルバム『DEATH & LEGACY』から一気にシンフォニック・パワー・メタルに寄った音楽性が基調となっていて、コンセプトとなっている「その生涯をほぼ争いのなかで過ごし第3回十字軍を率いたイングランド国王であるリチャード1世をテーマ」にした音世界はヨーロピアン的で耽美的な世界観以外の何物でもなく、ぶっちゃけゲオルグ・ニューハウザー(vo)の声質がトニー・カッコ(Vo:SONATA ARCTICA)に似ているところが個人的にちと気に入らないというか、ゲルマン民族のオーストリアのわりにはヘナチョコなんだな〜と思いながら(別に下手なわけではない)も、もはやすでに完成された音楽性がこの手の音楽性の中でも前作同様にトップクラスのクオリティを誇っていて、これだけ情景豊かに表現することができれば、かつてオーストリア=ハンガリー帝国にて、その財力と権力で中欧から東欧のほぼすべてを占領したハプスブルク家のように、ヨーロッパを代表格とするひとつのアーティストとなることも決して夢ではないはずで、もう少し日本市場でも奮闘して欲しいな。
ちなみに、本作の2枚組限定盤ボーナスCDには#1〜#3に揮発曲のピアノ・ヴァージョンが収録されていてなかなか良い味を醸し出しており、さらに#4と#5には『DEATH & LEGACY』の楽曲が収録(レーベル側から急遽ボーナス・ディスクを迫られたために過去の栄光から適当に選んできたとしか思えない)されている。

自己採点 85点
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当初は典型的なプログレッシヴ・メタル・サウンドを展開していたが、ただサード・アルバム『DEATH & LEGACY』でKAMELOTRHAPSODY OF FIREに通じるシンフォニック・パワー・メタルへ移行し、そして本作もまたその劇的なサウンドを余すことなく提示してみせた通算5作目。
前作で正式メンバーとして加入していた女性ヴォーカリストのクレモンティーヌ・ドロネイ(WHYZDOM, VISIONS OF ATLANTIS)がたった一作のみを以って脱退したためか、本作ではその穴を埋めるべくAVANTASIAなどでお馴染みのアマンダ・サマーヴィル(Vo)や、そして同郷オーストリアのポップ・ロック・バンドTASHAのナターシャ・コーク(Vo)がゲスト参加しており、さらにデビュー以来一貫してギターを弾き続けてきたトーマス・ブッフベルガー(G)も脱退し、後任にVISIONS OF ATLANTISでクリス・ティアンという芸名でギターをプレイしていたクリス・ヘルムスドーファーが加入しており、またタイトルはレオナルド・ダヴィンチの著名なコレクション集である『Da Vinci Codex Atlanticus』に由来しているということだが、ただ明確なストーリーを持つという意味でのコンセプト・アルバムではないようで、そうなると音楽にじっくり耳を傾けたいところだが、ただしかし、これが期待を裏切らない素晴らしい作品に仕上がっており、本作もまたメロディック・スピード・メタルのファンを一発で黙らせるだけの高尚な音楽としてすでに完成されているだけに、特にパワーメタル的な高揚感よりもむしろメロウに歌を聴かせるパートが多く、唯一弱点を挙げるなら勇壮なパートが少ないこともあってやや大人しい印象を強めているが、ただ今現在の彼らは恐らくKAMELOT以来のシンフォニック・パワー・メタル・バンドとして君臨していると言っても過言ではなく、彼らの制作する作品はもはやこの手のシーンでトップクラスのクオリティを誇っていると言えよう。

自己採点 84点

SERENITY「WAR OF AGES」(2013)

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中央ヨーロッパはオーストリア出身のシンフォニック・プログレッシヴ・メタル・バンドによる通算4作目。
前作『DEATH & LEGACY』ではDELAINのシャルロット・ウェッセルズ(Vo)やSIRENIAのアイリン(Vo)など、特にヨーロピアン・メタルのマニアの間でよく知られている女性ヴォーカリストをゲスト陣に迎えて制作していたが、ただ本作からは元WHYZDOMのクレモンティーヌ・ドロネイ(Vo)が正式メンバーとして加入していて、またKey奏者のマリオ・ヒルジンガーが脱退しているが、こちらも本作においてはトーマス・ブッフベルガー(G)とプロデューサーであるオリヴァー・フィリップス(EVERON)がその穴を埋めており、特にメイン・ヴォーカルのゲオルグ・ノイハウザー(Vo)を含む男女のツイン・ヴォーカル・スタイルで奏でられる楽曲群はまるでSONATA ARCTICAを思わせる叙情的なフレーズ/メロディと、そして彼らの新境地とも言えるシンフォニックなサウンド・アレンジが最大の特徴となっているためか、全体的に気品あふれる作風が魅力となっているのだが、ただ前作からより強くなってきたシンフォニック・アレンジが芸術点を高めている一方で、やや取っつきにくくなった部分も多く見受けられるだろうと思われるためか、荘厳で高尚なシンフォニック・パワー・メタルを好む向きには良いのかもしれないが、ただしかし、とにかくツーバス・ドラムをひたすら連打する典型的なメロディック・スピード・メタルを好んでよく聴いている向きにとっては、もはやメロディック・パワー・メタルとしてのカタルシスにやや欠けるもので、ほとんどのメタル・サウンドに対して要求される高揚感に関してはほとんど得られない一方、その反面というべきか、これらの楽曲群をダークで妖艶な世界へと誘う男女2人が絡むツイン・ヴォーカリストの歌唱は素晴らしく、このバンドが大きな進化を遂げたという事実を改めて感じさせる作品だと思われる。

自己採点 86点
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これまでは典型的なプログレッシヴ・メタル・サウンドを演奏していたオーストリア出身バンドのサード・アルバム。
彼らの音楽は一言で表すなら、ただ単にプログレッシヴ・メタルと言っても、どちらかというと歌メロが充実しているためKAMELOTに近い音楽性を感じさせるのだが、ただ本作では全体的に叙情性を増した結果からか、一層KAMELOTDARK MOORのようなシンフォニック・パワー・メタルに近づいており、ところどころで女性Voを多用しているところもシンフォニック・エピック・メタルの方向性に移行している事実を裏付けていて、またゲスト参加した女性Voは#3「Chevalier」と#6「Prayer (Interlude)」にSIRENIAのアイリンが、また#8「Changing Fate」にはEDGUYのトビアス・サメット率いるプロジェクトのAVANTASIAで参加した経験のあるお馴染みアマンダ・サマーヴィルが、さらに#10「Serenade of Flames」にはDELAINのシャルロット・ウェッセルズなどと、特にヨーロピアン・メタルのファンには馴染みの深い顔ぶればかりとなっており、また先輩バンドにあたるKAMELOTDARK MOOR同様に本格感が増したサウンドを提示した反面、全体的にキャッチーな印象がやや薄いのだが、ただ歌メロは充分であるためにとっつきにくさを感じることもなく、またコロンブスやカサノヴァ、ドレイク、エリザベスI世など、歴史上の人物をモチーフにしたという本作の楽曲の平均クオリティは、まさにバンド史上最高傑作ではないかとさえ思われるほどの高いクオリティを誇っており、特にシンフォニック・パワー・メタルやエピックメタルの音楽が好きなファンにとっては必聴だといえる作品であろう。

自己採点 85点

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