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前作同様にトム・アラヤ(Vo&B)、ジェフ・ハンネマン(G)、ケリー・キング(G)、デイヴ・ロンバード(Dr)という初期のオリジナル・メンバーでレコーディングし制作されたという再集結後の第2弾にして、彼らの通算12作目。
おもに1990年代前半は不安定な彼らであったが、しかし、ここに来てようやく安定感を見せ始めた彼らによって放たれた本作は、本作がリリースされる前年にリリースされたMETALLICAの『DEATH MAGNETIC』に関わっていたグレッグ・フィデルマンがプロデユースを手掛けており、また長年SLAYERの片腕として貢献してきたのち、そのMETALLICA『DEATH MAGNETIC』をプロデユースしたというリック・ルービンは、本作ではエグゼクティヴ・プロデューサーとしてクレジットされていて、また音楽的には決してメンバーが変わっていないのだからこそ、彼らは年季の入ったヴェテラン・バンドだけにあえて音楽性を変化させる必要もなく、また本作はこれまでにあった名盤『REIGN IN BLOOD』の流れを順当に汲んでいるためか、時に緩急をうまくつけながらも、高速パートではデイヴ・ロンバード(Dr)のズドドドドドドドドド!という強烈なドラミングが作品のクオリティを高めており、さらに本作はトータル・タイムが約40分にして全11曲と、あからさまに名盤『REIGN IN BLOOD』のパクリ感が否めなかった前作よりやや長めに収録されているのだが、ただ1990年代前半にリリースされた作品群にあったような中だるみや倦怠感はほとんど感じられず、また彼らのカタログの中でもむしろ良い部類に入るのではないかと思われるためか、もしこの手の音楽ファンであるなら、これまで彼らを見切っていた古参のファンも含めて一聴の価値があるだろう。
自己採点 86点
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