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デビュー作『KILLING IS MY BUSINESS... AND BUSINESS IS GOOD!』から2017年にグラミー賞を獲得した『DYSTOPIA』(2016)まで、彼らのこれまでのスタジオ・レコーディングのキャリアをすべて網羅した今年でキャリア35周年記念を自ら飾る3枚組豪華ベスト・アルバム。
本作の内訳はCD1にデビュー作『KILLING IS MY BUSINESS... AND BUSINESS IS GOOD!』から#1、#2、#3の3曲、セカンド・アルバム『PEACE SELLS...BUT WHO'S BUYING?』から#4、#5、#6、#7の4曲、サード・アルバム『SO FAR, SO GOOD...SO WHAT?』から#8と#9の2曲、通作4作目の『RUST IN PEACE』がCD1の#10〜CD2の#5までとなっていて、通算5作目の『COUNT DOWN TO EXTINCTION』から映画『LAST ACTION HERO』のサントラに提供した#7「Angry Again」を挟みつつ#6、#8、#9と3曲、おなじみマレーシアで干された赤ちゃんのアートワークが問題となった『YOUTHANASIA』から#10、#11、#12の3曲、通算7作目『CRYPTIC WRITINGS』からCD3の#1と#2が、通算8作目の『RISK』と通算9作目の『THE WORLDS NEED A HERO』はそれぞれ#3と#4の1曲だけ(彼らの暗黒時代だから当然だ!)、デイヴ・ムスティンが怪我を克服して再びステージに立ったキッカケとなった『THE SYSTEM HA FAILED』と『UNITED ABOMINATIONS』もそれぞれ#5と#6を1曲づつ、これまた『ENDGAME』と『TH1RT3EN』と『SUPER COLLIDER』という近年の傑作3連打は#7、#8、#9と1曲づつ、そしてグラミー賞を飾った『DYSTOPIA』は#10、#11、#12、#13と4曲も収録されており、全体的になぜこの曲が?ということはなく、おもにアルバムのビルボード・チャートに即した選択や、デイヴ・ムスティンがベストだと思うセレクト(裏を返せば気分的)をしており、また35周年記念で35曲と中途半端な数字になっているのは致し方ないが、ただ日本盤で良いところといえばあとはSHM-CDなぐらいか。

自己採点 81点

MEGADETH「DYSTOPIA」(2016)

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初回限定盤はジャケットが浮き上がって見える”3D仕様”という豪華なアートワークでありつつ中身がマヌケだった前作から約3年ぶりとなる新作。
本作から加入した新たなギタリストはなんとANGRAのキコ・ルーレイロだったということで当初から完成度を期待していたファンも多かっただろうと思われるが、しかし、さすがにBURRN!の大野記者のような明眸皓歯な人(ってのはイヤミ?)が猛プッシュしているからと言ってひっかかるまいとは思いつつ(でも買った)も、エキゾチックなギター・ソロが印象的な#1、イントロでのメロディックなリード・ギターが琴線に触れる#2、などと出だしは好調で、そろそろ喜びを出そうかといった矢先での謎の中だるみがある(決して悪くはない)ことや、またシンプルに刻まれるギター・リフとシニカルな歌唱が脳裏に焼き付いて離れない#6のリフは「Symphony of Destruction」のパク…じゃなくて”引用”のためか、あまりいい気がしなかったが、ただシンセサイザーを導入した#7や叙情的なメロディから入りつつもダークな雰囲気が全体を覆う#8などキコ・ルーレイロ(G:ANGRA)が作曲した楽曲も決して悪くはないし、また本編ラストを飾る爽快かつドライヴ感のある#10の中盤では掛け合い形式のソロ・バトルが展開されており、これまたキコ・ルーレイロ(G:ANGRA)の流麗なギター・プレイやクリス・アドラー(Dr:LAMB OB GOD)の力強いドラミングが聴けるだけまだマシというか、もはや贅沢三昧だと言いたいところで、大野記者の高評価は恐らく”大好きなANGRAのメンバーが在籍しているから”というのが主な理由であると思われるのだが、しかしそれでも、全体的にはいまだ刺々しく、しかもスリリングであることさえ窺い知ることのできる作品ではある。

自己採点 85点

MEGADETH「ENDGAME」(2009)

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前作『UNITED ABOMINATIONS』が全米チャートにおいて第8位を記録し、おもにチャート成績の面において完全復活を印象付けた彼らが攻撃性の面でも完全復活を遂げたことを印象付ける復活作第3弾。
2007年が終わりに差し掛かった時期を以ってグレン・ドローヴァー(G)が脱退し、後任には新たに元JAG PANZERNEVERMOREのツアー・メンバーも務めたことがあるクリス・ブロデリック(G)が加入している本作は、プロデュースの面では前作に引き続きアンディ・スニープが担当しており、また本作から先行でストリーミング配信によって公開された#9「Head Crasher」が初期の頃をすら彷彿させる性急なまでにアグレッシヴなスラッシュ・チューンであったためか、古参のファンの期待を大いに高めたが、ただアルバム全体としても初期以来かという強烈な攻撃性が渦巻いており、むろんながら初期とはメンバーの資質が異なるためか、あそこまで複雑怪奇な展開を見せることはないが、ただ突進力だけならほとんど遜色はなく、この若返りに新加入のクリス・ブロデリックのフラッシーなギター・プレイが貢献していることは明らかで、また彼のシュレッドなギター・リフが楽曲に新たな緊張感を与えており、個人的には違和感よりもむしろスラッシュメタルとしてのカタルシスが勝っているためか、前作を聴いた感じでは「このまま年齢相応の円熟したメタル・バンドになっていくのかな」などと勝手に予想していたが、まったくとんでもない話だった。

自己採点 85点
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前作リリース後にデイヴムスティン(Vo&G)は同作に伴うツアーを以って「MEGADETHを永遠の眠りにつかせる」と語っていたが、ただツアーが予想以上に好評だったことや、さらに彼らをヘッドライナーに据え置いて行われたフェスティヴァル・ツアー『GIGANTOUR』が大盛況だったことを受けて新たに元WHITE LIONのグレン・ドローヴァー(G)とショーン・ドローヴァー(Dr)というドローヴァー兄弟に、ジェイムズ・ロメンゾ(B:ex.WHITE LIONBLACK LABEL SOCIETY)を迎えて制作されたROADRUNNER移籍後第1弾。
本作リリース当時LOUD PARK 06で披露された#2「Washington Is Next!」を筆頭に正統的でメロディックな楽曲が目白押しとなっていて、全体的には『SO FAR, SO GOOD… SO WHAT?』〜『RUST IN PEACE』あたりの時期のサウンドにキャッチーさを加味したかのような作風であるためか、全体的にスピード感やエッジは抑え目な分だけコアなファンにとっては少しヘナチョコなサウンドなのではないかという印象さえ与えかねないのだが、ただ共演自体が目的だったのではないかとさえ勘繰りたくなるLACUNA COILのクリスティーナ・スカビア(Vo)とのデュエット形式でリメイクされた#1「A Tout Le Monde」や、またXboxの同名ゲームソフト用に書かれた#5「Gears Of War」などと、普段からHR/HMを好んで聴かないような音楽マニア向けにアピールしているかのような楽曲もしっかり収録されており、売れ線狙いの音楽性としては決して手を抜いておらず、古参のファンはもとより入門者/初心者にも安心しておススメできる一枚であろう。

自己採点 84点
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日本の歌謡曲やアニメ・ソングにハマるなどして音楽的な方向転換を図るために脱退したマーティ・フリードマン(G)に代わってアル・ピトレリ(G)を迎えて制作された前作『THE WORLD NEEDS THE HERO』は、なんと1980年代全盛期のアンダーグラウンド的な雰囲気を感じさせる毒々しいスラッシュメタル作品であったが、しかし翌2002年にデイヴ・ムスティン(Vo&G)が上腕骨を故障してあえなく”解散”という道を辿るとともに、古参のファンを阿鼻叫喚させたのだが、ただそれもつかの間であったためか、それとも、すぐさまセッション・プレイヤーを集めたのが功を奏したのか、それともテキトーに楽器を弾くなどしてジャムっていたら楽曲が出来ちゃったということなのであろうか、即刻スタジオ入りして前作から2年後に完成させたのが本作であり、またこれまでの彼らの集大成ともいえる本作は、攻撃性と泣きのメロディが共存する作風となって全米チャート最高16位にランク・インする作品となったが、ただ全盛期の作品を除くとするならば、この時期では最もバランスが良く、全体的には彼ららしさのあるクオリティの高い作品として仕上がっており、また彼らは以前からメンバーの入れ替えが激しかったためか、本作もまたある意味でデイヴ・ムスティン(Vo&G)のソロ作品とも取れるように思えるが、しかし、全体的にはそれ以上にデイヴ・ムスティン(Vo&G)としての底力を見せつけた作品であろう。

自己採点 84点

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