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北欧スウェーデンにてIN FLAMESと共に良きライバル関係でメロディック・デス・メタル界を率いてきた彼らのトゥルーパー・エンタテイメント移籍後の第3弾。
これまでバンドのメイン・ソングライターの一人として、作曲の際に各メンバーのアイディアをまとめる役割も担っていたというマーティン・ヘンリクソン(G, B)が脱退し、後任としてなんとIN FLAMESでベースを弾いているピーター・イワースの兄で、これまでCEREMONIAL OATHやTIAMAT、さらにIN FLAMESでもギターを務めた経験を持つアンダース・イワースがベーシストとして加入しているためか、結果的にはHAMMERFALL、IN FLAMES、DARK TRANQUILLITYというスウェーデン出身のバンド三兄弟(だんご三兄弟ではない)すべてに実の兄弟が在籍経験を持つことになったものの、ただやはりその後の影響はいっさいなく、むしろ、それどころか本作はKey奏者が加入して6人編成としてのスタートを切った時の作風(最も近いのは2005年リリースの『CHARACTER』であろう)に回帰しており、全体的にスタスタと疾走するスピード・チューンから、彼らのお家芸と言えるKeyを効果的に使った叙情的なミッド・テンポ、またシンセサイザーをふんだんに使ったメランコリックな要素を湛えた楽曲から時おり繰り出されるブラスト・ビートまで、本作に収録されているほぼすべての楽曲が本来の彼らそのものであり、確かに本作独自のサウンドも随所に見られる場面も存在するが、しかし、そんなものは素人に聴かせれば分からないぐらいであるためか、その点については不安もなく、正直言って2010年代に突入しながらこれだけのクオリティを体現できるバンドは希有であろう。
自己採点 85点
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