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ネオクラ/プログレとメロデス/メタルコアによる夢の空間

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CIRCUS MAXIMUS「HAVOC」(2016)

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北欧ノルウェー出身のメロディック・プログレッシヴ・メタル・バンドによる約3年半ぶりとなる通算4作目。
これまでDREAM THEATERのフォロワー的な位置を占めていた彼らであったが、ただ前作から心なしか一気にKAMELOTの方向性へと音楽性を転換しており、本作はさすがにあれほどまでにダークで妖艶な世界観を演出しているわけではないのだが、しかし、その一方で北欧ノルウェー出身バンドという出自が示す通りに哀愁の効いたヴォーカル・メロディが魅力的となっていて、おもに難解なフレーズやせわしないリズム・チェンジ、プログレ独特の変拍子、鋭角的なギター・リフといったこの手の音楽が持つべき要素はかなり減退しているためか、誤解を恐れずに言えばメロディック・パワー・メタルとさえ表現しても過言ではない音楽性への変遷かと思われるほど風格に満ちた作風となっており、もともとその手の音楽のファンでもお気軽に手を出せるぐらいのシンプルな楽曲作りが功を奏していたこともあってか、本作も多くのHR/HMファンに受け入れられること必至の作風となっており、また基本的にミッド・テンポの楽曲が多いことが要因となっているためか、ファンによってはマンネリ感を助長しているかもしれないが、ただ安定感が抜群なだけにほとんど気にならず、彼らのファンなら安心して最後まで聴き通すことができる一方で、その代償とでもいうべきか、さすがにここまで音楽性が確立してくると、今度は大衆的に成功するかどうかが危ういものとなってくるために、このクオリティでは正直言って、今後の彼らの動向が読めない事態に陥りかねないのかもしれないな。
ちなみに、初回限定盤にはLOUD PARK 12の音源が付属されており、これまたマニアを搾取するための作戦としてラウパ攻撃なんて世知辛い世の中だな〜と感じるね。

自己採点 83点

CIRCUS MAXIMUS「NINE」(2012)

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このバンドのフロントマンであるマイケル・エリクセン(Vo)は燃え尽き症候群を患ったロイ・カーンの代役としてKAMELOTのライヴにゲスト参加したり、日本で好評を博したメロディアス・ハード・ロックのプロジェクトであるTHE MAGNIFICENTに参加したりと活動していたためか、前作から実に約5年ぶりという長いインターバルを経てリリースされたサード・アルバム。
基本的には前作の延長線上にある作風となっているものの、本作ではプログレッシヴ・メタルのクリシェというべきパートが減少しているためか、より内省的で冷然とした独自の叙情的世界観を追求した作風に仕上がっており、イントロに続く冒頭の#2や、アルバムのクライマックスとなる#10こそ、この手のバンドにありがちな10分を超える大作で、#9も8分を超える比較的長尺の楽曲であるものの、それ以外の楽曲は4〜5分程度と、この手のジャンルのバンドにしてはいささかコンパクトにまとめられており、メロディアスでキャッチーな楽曲から、グルーヴ感をフィーチュアしたへヴィなサウンドの楽曲まで、楽曲のバラエティ感といい、独特の叙情性とドラマ性を秘めたポップ・センスといい、この手のジャンルにおけるバンドの類型に決して陥ることなく、随所で繊細なソングライティングが光っており、全体的に派手さには欠けるきらいは否めないものの、心なしか時にKAMELOTに通じる妖艶でダークな世界観を感じる作風となっており、聴いているうちにボディーブローのようにジワジワ効いて来る味わい深いアルバムとなっているためか、今度はシンフォニック・パワー・メタルのファンにも訴求できるのではないかと思われるほどクオリティの高い一枚だ。

自己採点 84点
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北欧ノルウェー出身の5人組による日本デビュー作にして新たなプログレッシヴ・メタル・バンドによるセカンド・アルバム。
前作『THE 1ST CHAPTER』は日本盤リリースに際してHELLOWEENPRETTY MAIDSWUTHERING HEIGHTSなどとの仕事で知られるトミー・ハンセンの手によってリマスタリングが施されていて、ジャケットのロゴも新しいものに差し替えられており、名盤『IMAGES AND WORDS』の頃のDREAM THEATERを思わせる音楽性はすでに高い次元に達していたためか、予想から大きく外れることはないものの、楽曲によってはSYMPHONY Xからの影響も顕著に表れている作風となっていたためか、期待を以って臨んだ本作であるが、ただ基本的には前作同様にDREAM THEATERのフォロワーだと思われるし、特にプログレッシヴメタルにありがちな難解なフレーズや、せわしないリズム・チェンジに多用される変拍子、鋭角的なリフなどといった多くのプログレ・バンドが持ち合わせている要素も散見されるものの、その一方でこのバンドは歌メロが良く、特にジェイムズ・ラブリエ(DREAM THEATER)をややウェットにしたような声質のVoによって歌い上げられるメロディはプログレらしい品格を保ちつつもキャッチーなサウンドで、北欧ならではの叙情性を多分に含んでおり、否応なく心に染み入ってくるためか、本作を聴いた当初はプログレ以外の多くのファンに訴求するキッカケとなる作品としてのちに語り継がれていくのだろうと願うばかりであった作風となっていて、特に日本では敬遠されやすいプログレッシヴメタルではあるものの、ただ彼らの場合まずメロディック・プログレッシヴ・メタル・バンドだと認識したうえで、とにかく一聴してみた方が入門しやすいかもしれない。

自己採点 87点

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