|
前作『I WORSHIP CHAOS』(2015)のリリースに伴うワールド・ツアーからメンバーとなったダニエル・フレイベリ(元NORTHER〜NAILDOWN)を帯同させてそのままのラインナップでリリースされたワードレコーズ移籍後の第1弾。
本作の先行MVとなったオープニングを飾る#1「This Road」で思わず「なんじゃこりゃ−!?」と口をついてしまったが、三連符で速くもなく、キーボードのSLAYERを思わせるパートを取り入れた楽曲を初っ端に配置し、メイン・リフがANDREW W.K.のような明るさを持つ#2「Under Grass and Closer」や、セカンド・アルバム『HATEBREEDER』(1999)を思わせる#3「Glass Houses」のほか、ホラー映画調のシネマティックな#4「Hecate's Nightmare」、デスラッシュ・メタル・チューンの#5「Kick in a Spieen」、イントロから惹きつけられるキャッチーな#6「Platitudes and Barren Words」、ネオクラシカル・プログレッシヴ・チューンのタイトル曲#7「Hexed」、オープニング・チューンに通じる80年代のオジー・オズボーンやジェイク・E・リーのヴァイヴを持つ#8「Relapse (The Nature of My Crime)」、永遠にまとまらないと思ったので作ったファイルをゴミ箱に捨ててしまったというプログレ風味の#9「Say Never Look Back」、2004年にリリースされたEP『TRASHED, LOST AND STRUNGOUT』収録のゴキゲンな曲をテクノ・リミックスした#11「Knuckleduster」など、初期の彼らの音楽性に通じる面々を持ち合わせながらも新境地に達した作風で、そもそも私が最初に聴いた彼らのアルバムが『FOLLOW THE REAPER』(2001)であるためにアメリカン・エクストリーム・メタル・バンドという印象が頭の中で強く残っているためか、当初は本作の点数から1〜2点低く見積もっていたのだが、ただiPodに入れて繰り返してみたら意外に悪くないと思うようになり、さすがに初期のネオクラ流麗サウンドのオンパレードとまではいかないものの、やはりBURRN!の前田記者が以前述べていた通り、どのアルバムからCOBに入門したかが大きなポイントで、だからこそ彼らに対してエクストリーム・メタルの意識が強い私としてはもう少し勢いが欲しいと感じるし、おまけにカタログ中、最も不気味な模型の城を携えたリーパー君が描かれたジャケットのアートワークは悶える。
自己採点 80点
|

>
- エンターテインメント
>
- 音楽
>
- 音楽レビュー



