ここから本文です
DREAMSPACE
ネオクラ/プログレとメロデス/メタルコアによる夢の空間

書庫LACUNA COIL

記事検索
検索

全1ページ

[1]

LACUNA COIL「DELIRIUM」(2016)

イメージ 1


本作リリース前にBURRN!のレビューで大野記者が「92点」という異常に高い超高得点を与えたオルタナティヴ・ゴシック・メタル・バンドによる通算8作目。
これまではマドンナやアヴリル・ラヴィーンなどが歌ってもおかしくないようなサウンドが中心となっていて、まるでポップメタルさえ彷彿させるかのような極端な売れ線狙いに走っていたが、ただそのおかげでイタリア出身バンドの代表格として実際に売れているから、彼らとしてはあくまで大成功を収めているのであって、案の定この路線で突き進むだろうと踏んでいたから本作もまた大きな問題などは見当たらないのだが、しかしそれでも、前作から見せ始めていたた欧州由来の耽美的なサウンドは本作でもより発揮されており、さらにはアンドレアス・フェロー(Vo)とクリスティーナ・スカビア(Vo)によるツイン・リード・ヴォーカルの絡みは抜群となっていて、また実際、初期にあったサウンドを好むようなファンから見ればこれは大当たりだ!…などというぐらいの評価にまでは至らないものの、むしろやや当たりぐらいのクオリティはしっかり兼ね添えているなど、このように古参のファンの目線を気にしてHR/HMバンドとしてのオルタナティヴ・ゴシック・メタルの範疇に留まっていながらも、全体的にアルバム制作や楽曲の作曲がソツなくこなされているあたりはさすがだといえる一方で、日本盤ボーナス・トラックに収録されているマドンナのカヴァー#12は「やっぱり売れ線狙いのスタンスを崩せない」という意味でもあるためなのか、あるいはポップメタル路線としてまるで開き直ったような感も否めず、もはや彼らはマドンナに嫉妬しているとしか思えないね。

自己採点 81点
イメージ 1


前作リリース後に数多くのフェスティバル出演や長期のツアーを通じて名実ともにイタリアのトップ・バンドとして最大級の成功を収めた結果からか、所属レーベルCentury Mediaの稼ぎ頭となり、またドイツのメタル専門誌METAL HAMMERGolden Gods Awardではクリスティーナ・スカビア(Vo)が女性として初めてMetal Iconに選出された彼らの通算5作目。
本作はLINKIN PARKやアヴリル・ラヴィーンを手掛けたことで知られる大物プロデユーサーのドン・ギルモアがプロデュースを務めており、さらなる成功への意欲が感じられる作品であるが、ただ実際、本作はこれまで以上に洗練されたキャッチーな音楽性で塗り固められており、また少しアレンジを変えればマドンナやアヴリル・ラヴィーンが歌ってもおかしくないような楽曲さえも存在するためか、ぶっちゃけていえばHR/HMのファンでなくとも最後まで聴き通すことができる作風として仕上がっており、また物悲しくも劇的なコーラスが印象的な#3「Not Enough」や#8「Spellbound」など、さらには美しいバラード#9「Wide Awake」なんかは印象的な佳曲であるが、しかし全体的には、この人工的でフィーリングに欠けたサウンドや演奏がもはやHR/HMなどではなく、特に#4「I'm Not Afraid」に明らかなようにLINKIN PARKをも彷彿させるサウンドからもやはりメタル特有の有機的なエモーションは微塵も伝わってくることはないためか、あまり良い印象は拭えないが、ただ個人的には#2「I Won't Tell You」のようなHR/HMらしからぬダンサブルな楽曲はあまり楽しめない感性の持ち主であるためか、本作からは私がHR/HMに求めるエキサイト性が最後まで伝わってくることはなかった。

自己採点 82点
イメージ 1


前作のアメリカ全土で25万枚のセールスを記録するなどして成功を収めたためか、さらなるモダン・ヘヴィ・ロック路線を押し進めた4作目。
日本のHR/HMマニアの間ではPANTERA流へヴィロックの強調されたグルーヴ感がどうしてもダメだというファンが特に80年代〜90年代以降のメタル世代に多い(私もその典型です)と思われるが、しかし、このバンドの場合は楽曲のフック付けが巧みであるためか、全体的には聴かせてくれるへヴィ・ロック・サウンドを提示しており、また前作から顕著になった中近東風のメロディがミステリアスな印象を演出する#3「Our Truth」や、男女ツインVoによる歌声の絡みが絶妙のドライヴ感を醸し出す#9「Closer」などは名曲と言っていい仕上がりとなっていて、また日本でもシングルEPとしてリリースされたバラード#4「Within Me」のメジャー感もまた素晴らしく、また欧米では絶大な人気を誇るダークなエレクトロ・ポップ・ユニットDEPECHE MODEのカヴァー#13「Enjoy The Silence」もセンスに溢れていて、特にDEPECHE MODE自体は日本ではあまり人気がないので”引き”こそやや弱いかもしれないが、ただ意外とバンドのカラーにも合っていて、また多少地味な楽曲の存在の否めないのだが、しかし本作発表後にLOUD PARK 07で目撃したステージや、そのLOUD PARK 07のステージも収録したというDVD作品『VISUAL KARMA』で確認できるライヴ・パフォーマンスの充実も考慮すれば、全米チャートにおいて第28位にランク・インを果たすという成果も納得の力作であろう。

自己採点 84点

LACUNA COIL「COMALIES」(2005)

イメージ 1


日本では前作までの発売元だったビクター・エンタテイメントからのリリースが見送られたためか、2002年当初の日本ではリリースされず、その代わりに全米ブレイク後の2005年に有島博志氏のGrindHouse Recordingsからのリリースとなったイタリア出身バンドによるサード・アルバム。
本作は典型的なフィメール・ゴシック・メタルだった前作からNU METAL的なグルーヴ感を取り入れて進化を図った作品であるが、ただ決してEVANESSENCEの影響からの音楽的変遷などではなく、実際、本国イタリアやアメリカでの本作のリリースはEVANESCENCEの大ヒット・アルバム『FALLEN』のリリース前であった2002年であるためか、彼らは自らこの方向性を選び取ったのだと思われ、またもともと北欧あたりのゴシック・メタル・バンドに比べると格段に垢抜けたムードを持っており、さらにデビュー作の時点ではこういったモダンへヴィ的な要素も垣間見せていたので、こういったNU METAL路線も彼らの音楽からすればうまくハマっており、またモダンなヘヴィ・ロック・サウンドを必ずしも好まないリスナーでも充分に楽しめる作風となっているためか、やはりこのバンドは楽曲がキャッチーであることが肝なのであろうが、ただ本作リリース後にEVANESCENCEのブレイクも追い風となったためか、全米のラジオでのへヴィ・ローテーションを獲得し、またTYPE O NEGATIVEANTHRAXP.O.D.などといったバンドのサポートとしての長期の全米ツアーと、そしてOZZFESTへの参加も効果的に働いた影響からか、本作のリリースから2年が経った2004年にはイタリアのバンドとして異例のビルボード・チャート第178位にランク・インを果たすなど、マニアの間で話題となった。

自己採点 84点
イメージ 1


1998年にミニ・アルバム『LACUNA COIL』でデビューし、翌1999年にデビュー・フル・アルバム『IN A REVELIE』を、さらに2000年にミニ・アルバム『HALFLIFE』をリリースし、この時着実に地歩を固めつつあったイタリア出身バンドによるセカンド・フル・アルバム。
バンド名は「空虚な螺旋」という意味なのだそうで、このバンドノン学生は2000年代に増えつつあった女性ヴォーカリストをフィーチュアしたタイプのゴシック・メタル・バンドで、特にVoのクリスティーナ・スカビアはなかなかチャーミングであるが、しかし、このスタイルの先達バンドというべきTHEATER OF TRAGEDYTHE GATHERING同様に男性Voも絡んでくるものの、実際このバンドの男性Voは決してデス声ではなく、強いて言えば元ARCH ENEMYのヨハン・アクセルソン・リーヴァ(Vo&B)に似ていなくもない貧弱な歌唱ぶりは、そういう意味では入門者や初心者にとっても聴きやすいはずだが、ただ音楽的にはほぼTHE GATHERINGのフォロワーと言っても過言ではなく、またクリスティーナ・スカビア(Vo)の声質もTHE GATHERINGのアネク・ヴァン・ガースバーゲン(Vo)を少し力強くしたような感じだが、ただこのバンドの場合はTHEATER OF TRAGEDYTHE GATHERINGなどと比較してもかなりキャッチーで、クリスティーナ・スカビア(Vo)の歌メロは時にポップメタルにさえ響くほどで、正直ゴシックメタルは暗くてナンボというファンにとってはやや生易しいサウンドかもしれないが、ただ楽曲自体はよくできているので、特に女性Voを擁するゴシックメタルが好きなら一聴の価値があるだろう。

自己採点 80点

全1ページ

[1]

TOBIAS(TOBY)
TOBIAS(TOBY)
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事