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本作リリース前にBURRN!のレビューで大野記者が「92点」という異常に高い超高得点を与えたオルタナティヴ・ゴシック・メタル・バンドによる通算8作目。
これまではマドンナやアヴリル・ラヴィーンなどが歌ってもおかしくないようなサウンドが中心となっていて、まるでポップメタルさえ彷彿させるかのような極端な売れ線狙いに走っていたが、ただそのおかげでイタリア出身バンドの代表格として実際に売れているから、彼らとしてはあくまで大成功を収めているのであって、案の定この路線で突き進むだろうと踏んでいたから本作もまた大きな問題などは見当たらないのだが、しかしそれでも、前作から見せ始めていたた欧州由来の耽美的なサウンドは本作でもより発揮されており、さらにはアンドレアス・フェロー(Vo)とクリスティーナ・スカビア(Vo)によるツイン・リード・ヴォーカルの絡みは抜群となっていて、また実際、初期にあったサウンドを好むようなファンから見ればこれは大当たりだ!…などというぐらいの評価にまでは至らないものの、むしろやや当たりぐらいのクオリティはしっかり兼ね添えているなど、このように古参のファンの目線を気にしてHR/HMバンドとしてのオルタナティヴ・ゴシック・メタルの範疇に留まっていながらも、全体的にアルバム制作や楽曲の作曲がソツなくこなされているあたりはさすがだといえる一方で、日本盤ボーナス・トラックに収録されているマドンナのカヴァー#12は「やっぱり売れ線狙いのスタンスを崩せない」という意味でもあるためなのか、あるいはポップメタル路線としてまるで開き直ったような感も否めず、もはや彼らはマドンナに嫉妬しているとしか思えないね。
自己採点 81点
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