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南欧イタリア出身にしてHELLOWEEN直系のメロディック・パワー・メタル・バンドによるこれまたHALLOWEENの季節に合わせて企画された企画アルバム。
本作はイタリア人である彼らが影響を受けた”らしさ”を強調するアニメや映画のテーマ・ソングをメタル・アレンジでカヴァーしたものであり、せっかくだからこれをHALLOWEEN当日の10月31日にディスクユニオン渋谷パンク/へヴィメタル館に買いに行こうにも、耳に入ってきた情報として爆弾処理班が待機している事実やおびただしい数の平和ボケした仮装連中と呑気な警視庁の警察官がセンター街あたりをウロウロしているあたりこちらも被害を受けることはある程度想定していたので、素直に諦めて11月に入ってから購入することにしたのだが、本作は実際に#2「Batman」というタイトルからしてモロな『バットマン』や『ドラゴンボールZ』の#4「What's My Destiny Dragonball」のほか、これまた『ポケットモンスター』を思わせる#7「Pokemon」に『デビルマン』の#13「Devilman」や北斗の拳の#15「Ken Il Guerriero」や『アナと雪の女王』と思しき#18「Let It Go」など我々日本人にとってなじみの深い楽曲からよく知らないものまでSECRET SPHEREのミケーレ・ルッピやRHAPSODY OF FIREのジャコモ・ヴォ―リやLABYRINTHのロベルト・ティランティに加えてDGMのマーク・バジルやARTHEMISのファビオ・Dなどといった豪華ヴォーカリスト陣がゲスト参加して華を添えており、これらの楽曲をバリバリのメタル・チューンにアレンジしたり原曲に忠実だったりと自然な流れを重視しているので少なくとも「うわ!やっちゃった!」ということはいっさいなく、またこういったアニメ・ソングのカヴァーは同郷のHIGHLORDが定番にしていたこともあったが、完成度は明らかにTRICK OR TREATの方が上で、アニメ好きにとっても最後まで聴き通せる作品に仕上がっているし、何よりも抗う気持ちを抑えてHALLOWEEN当日を祝う買い方をしなかったのが気持ち良く聴き通せた大きな要因だろう…うん、頑張ったぞオレ!
ちなみに、本作のジャケットのアートワークが日本盤と輸入盤で違っているので購入の際には注意したい。
自己採点 75点
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