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クオリティの高い前作によってメロデス/メタルコアのファンを大いに喜ばせたアメリカ合衆国・マサチューセッツ州ウェストフィールド出身のメタルコア・バンドによるジェシー・リーチ(Vo)復帰後の第2弾。
初期作以来、久しぶりにARCH ENEMYやEXODUSやTESTAMENTなどの作品を手掛けたことで知られるアンディ・スニープをミックスとマスタリング担当として迎えた前作は、特にメタルコア・バンドとしての攻撃性が前面に押し出された印象のある作品であったのだが、ただ本作はジェシー・リーチ(Vo)が復帰しての2作目ということもあってか、前作はあえてメタルコア・バンドとしての真骨頂を見せた作品である一方、本作は黒人ヴォーカリストのハワード・ジョーンズが在籍していた時のような、全体的にキャッチーでドラマティックかつコンパクトに作り込まれており、時にはメロウな味わいも相俟ってか、まるで前任者のハワード・ジョーンズ(Vo)の物まねとしか思えない場面も随所に垣間見られるのだが、ただシネマ・スコア・メタルのように映画的で無駄なパートがやたらと多く存在していることが影響しているために、聴いている途中でややダレる感も否めないような雰囲気はいっさいないので、そういった意味では期待して以って臨みたいところだが、ただ全体的にはストイックでありつつも、無駄な贅肉は削ぎ落としており、さらにはギターによるエッジとベース&ドラムのバック陣によって放たれるグルーヴ感のバランス性も絶妙だといったところであるが、しかし、だからといって本作リリース前にBURRN!で”87点”という高得点が与えられるまでには至らないかと思われ、そういう意味でも今後は現在以上に成長する見込みがないという穿った見方も否めないだろう。
自己採点 84点
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