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アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス出身のニューメタル/オルタナティヴ・ロック・バンドによる”ポップス・サウンド”を基調とした音楽(オビにわざわざ「リンキン史上最もPOPなアルバム」と記載されるぐらい)を提示するバンドであることを高らかにに宣言する新作。
前作までは正直言ってニューメタルの回帰や、オルタナティヴロックを基調としながらも、試行錯誤に走った結果からか、全体的には至って中途半端なイメージのあった作品が続いていたのだが、しかし、ここにきて大胆に”自分たちの音楽はポップスである”ことを高らかに宣言したとなれば、特に本作で興味を惹くのは#2「Good Goodbye (featuring Pusha and Dtormzy)」や#6「Heavy (featuring kirara)」など、おもにラップ界やポップス界で知られるアーティストたちを次々と呼びよせており、またリードもしくはバッキング・ヴォーカルとして参加させているあたりは、ここに来て彼らが遂にニューメタル/オルタナティヴ・ロック・バンドであることを完全に捨てたうえで、過去のメタル・サウンドと明らかに決別したことを示しており、また音楽性よりも、むしろ彼らがLINKIN PARK以外の何者でもないというアイデンティティのもとに作曲がなされているのが窺える作風となった結果からか、そのことを確実に証明されたと一目瞭然なのが人気演歌歌手にして紅白歌合戦で大ヒット曲「おふくろさん」を毎年披露する森進一の息子であるTaka(Vo)を擁するONE OK ROCKとの千葉幕張メッセにおけるカップリング・ツアーで、このように彼らがだんだんメタル・バンドでなくなっていく分だけ、私を含めた古参のファンの落胆は隠せないであろうが、ただ彼らはもともとへヴィメタルらしいバンドではなかったし、またラップロックと言っても、それほどロックらしい雰囲気は感じなかったので、個人的には今さらながら、彼らによる大胆な音楽的変遷には驚かない。
自己採点 80点
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