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サイバー感覚溢れる北欧スウェーデン出身のプログレッシヴ・デス・メタル・バンドによるツイン・ヴォーカリスト体制の第3弾にして通算6作目。
ヨナス・キェルグレン(G)が脱退し、後任を決めずにそのままペル・ニルソン(G)によるギター1本のまま制作に入ったという本作は、クリーンなヴォーカルが入るアトモスフェリックなイントロの#1からいきなり8分超の#2に突入するなど、全体的にコンセプトに合わせた影響もあってか、このバンドがもともと持ち合わせていたプログレ色が一気に増しており、全体的にはミッド・テンポが中心の楽曲が大半を占めているためか、ファンによっては賛否両論も否めないであろうが、ただインスト曲#6のように叙情フレーズを弾きまくるようなパートも存在する(なぜにこれがインストなのだ?)ので、そのあたりは古参のファンにとっても聴きどころとなっており、またラストを締めくくる#8も10分超の大曲であるためか、この長尺な楽曲が最初(実際には2曲目)と最後に配置されていることで倦怠感も否めず、さらにはトータルで8曲となっているが、ただ先述の#1がイントロで#6がインストとなると実質6曲のみの構成であり、正直言って全体的に物足りない感も否めないだろうが、ただ裏を返してみるならば、2009年にリリースされた『DARK MATTER DIMENSIONS』からツイン・ヴォーカル体制にした分だけクリーン・ヴォーカルとデス・ヴォイスをうまく絡ませることに成功しているので、そのあたりは歓迎すべき要素となっており、決して駄作ではないのだが、しかしそれでも、このバンドがこれまで培ってきた経験からすればもっとうまく作り込めることができたのではなかろうか。
自己採点 81点
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