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DREAM EVIL「SIX」(2017)

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本国スウェーデンに犇めく多くのメロディック・デス・メタル・バンドを中心に、そのバンド群に関連するHAMMERFALLのようなメロディック・パワー・メタルや北欧ノルウェー出身のDIMMU BORGIRのようなシンフォニック・ブラック・メタル・バンドなど、多くのアーティストを中心とするプロデユースを手掛けるフレドリック・ノルドストローム(G)を中心とするバンドの前作からおよそ7年ぶりとなる復活作にしてタイトル通りの通算6作目。
これまでもガス・G(G:現FIREWINDほか)やスノーウィ・ショウ(Dr:元KING DIAMONDTHERIONDIMMU BORGIRではクリーン・ヴォーカルとベースを担当)など、多くのスター・プレイヤーを輩出していたのだが、ただ二クラス・イスフェルド(Vo)、マーク・U・ブラック(G)、ピーター・スタルフォース(B)、パット・パワー(Dr)という各人の本名のクレジットで復活した本作の音楽性とクオリティは折り紙付きで、本作もまた#1こそややツカミは悪いものの、その後もSCORPIONS風味の楽曲からJUDAS PRIESTACCEPTばりの重厚感のある正統派へヴィメタルなど、押しなべてクオリティは高く、正直言ってメロディック・パワー・メタル的な疾走チューンがないために、ファンによってはやや地味に感じるかもしれないが、しかし、これこそが彼らの醍醐味であり、また「メタルって本当にカッコイイな」と思える楽曲が揃っているので、決して失敗作などではなく、最後まで素直に聴き通せばそれほど悪いようには思えないのだが、ただしかし、かつては音楽性が多岐に渡るほどにバラエティ性に富んでいた(これでも充分にバラエティ性に富んではいるのだが…)だけに、ショックを受けるファンもいるかもしれない一方、前作同様にフレドリック・ノルドストローム(G)にとって「このバンドは本職などではなく趣味程度の活動」だということこそが、まさに中庸を得た意見であろう。

自己採点 80点
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家庭の事情の問題でマーク・ブラック(G)が脱退し、後任にダニー・ディーモン(G)が迎えられてリリースされた通算5作目。
前作(企画盤の『GOLD MEDAL IN METAL』を除く)からおよそ4年ものインターバルが空いているが、ただメンバー・チェンジや契約の問題があったためであり、また実際には2009年にアルバムがすでに完成していたようで、前作でも薄々感じてはいたのだが、ただしかし、やはりガス・G(G:現FIREWIND)の脱退による影響も相俟ってか、かつてこのバンドが持っていたSCORPIONS風味が減退しているために、よりソリッドでコンパクトな正統派へヴィ・メタル作品に仕上がっており、特にキャッチーな#4「See The Light」から、前作はバラードがなくて物足りなかったために今回はやってくれました的なタイトル通りの#8「The Ballad」や、かつて彼らが生み出してきたクラシカルで劇的な胸キュン・チューン「Chosen One」や「Chosen Twice」の流れを汲む楽曲だと思われるストリングスをフィーチュアした#12「Unchosen One」まで、終始にわたってバラエティ性を意識しつつも、冒頭3曲が良く言えば質実剛健であり、その一方で悪く言えば地味な楽曲のためか、前作以上にストイックな印象を受ける作風となっており、またIRON MAIDENのようなツイン・リードが冴え渡る#7「On The Wind」や#9「In The Fire Of The Sun」などはかなりの即効性があるのだが、ただしかし、かつてあったメロディック・パワー・メタル的な疾走チューンがなくなっていることもアルバムの地味さに拍車をかけているかもしれず、いまいち物足りない感も否めないが、ただリッチー・レインボーことフレドリック・ノルドストローム(G)にとっては、このバンドは本職ではなく趣味程度の活動だということもあってか、これくらいの中庸な出来でちょうど良いのかもしれないな。

自己採点 80点
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本作リリース当時は夏季北京オリンピック開催の年であったためか、彼らの地元であるスウェーデン・イェーテボリでのライヴを収録したDVDを「金メダル」とし、さらにCDを「銀メダル」と定め、そして未発表曲(日本盤ボーナスとして既発の楽曲も存在する)を集めたCDを「銅メダル」と称してリリースされた企画盤。
日本ではDVDCDが2枚組で別売りとなっており、おもに日本のファンに対する搾取作戦が見え見えの作品ではあるのだが、ただ欧州ではそれらすべてがパッケージされているためか、欧州のファンと比較してみると損したような感も否めず、また個人的にはこういうファン向けの企画商品にはほとんど関心がなかったのだが、ただ本作のオマケである未発表曲集のほぼ半数が未聴音源であり、さらには、これまで彼らのアルバムに収められてきた日本盤ボーナス・トラックが本編の楽曲を凌ぐほどクオリティが高かったためか、本作を実際に聴いてみたところ、やはり未聴曲のクオリティもそれなりに高いのだが、しかしやはり、これまで日本盤ボーナスながらアルバムの目玉曲でもあった#9「The Enemy」や#14「Dragonheart」に匹敵するほどのキラー・チューンはさすがに見当たらなかったためか、ファンによっては「ただ単にすでに耳に馴染んでいるために初めて聴く楽曲より良く聴こえる」という面も無きにしも非ずだが、ただしかし、その分だけわりと素直に聴き通せた一方、その反面というか、これまでバンドに貢献してきたガス・G(G)やスノーウィー・ショウ(Dr)などといったスター・プレイヤーが脱退して求心力が落ちていたというこの時期に差し掛かっていたことも相俟ってか、こういった一つの区切りをつけるかのような作品をリリースしてしまうと、ある意味でファンにとっては心理的な見切りのきっかけを与えてしまうような感も否めず、そういった意味でも非常に惜しいレア・アイテムという変な表現になってしまう。

自己採点 83点

DREAM EVIL「UNITED」(2006)

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このバンドの人気の半分を占めていたと思われたガス・G(G)とスノーウィ・ショウ(Dr)というスター・プレイヤーが一気に抜けてしまったためか、後任にマーク・ブラック(G)とパット・パワー(Dr)が加入してリリースされた通算4作目。
新加入のメンバーの実力はともかくとしてキャリアとルックスに華がなく、またバンド自体が地味になってしまった感も拭えなかったためか、最初は正直言って購入意欲が起きないほどの作品であったのだが、ただ結論から言うと本作もまた彼ららしく手堅いメタル・アルバムとして完成されており、また不安を抱いていたファンにとってもマーク・ブラック(G)とパット・パワー(Dr)によるお披露目的なイントロの#1(なんとこれが日本盤ボーナス・トラック!)から#2が適度に哀愁フレーズをまき散らしながら疾走を開始し、また明朗なコーラスにたどり着く頃には胸を撫で下ろすことだろうが、ただ激熱のメタル賛歌といえる#3や、基本的に重厚でありながらもキャッチーなタイトル曲#4から、これまた切れ味鋭いリフに乗るリード・ギターがクラシカルながらも旨味を存分に醸し出しているアップ・テンポ#5などと、特に前半において魅力的な楽曲が並ぶのだが、しかし中盤以降にミッド・テンポの楽曲が続いているために、ファンによってはそろそろ倦怠感を誘発するところで、またもや巧みに挿入したボーナス・トラック#11が疾走していたりするなど、最後まで聴かせる作品として仕上がっており、またヘヴィさと切れ味を兼ね備えたリフと、適度にキャッチーな歌メロのコンビネーションから、そしてオリジナル盤とは曲順まで変更したレコード会社の担当ディレクターの情熱によって優れた作品に仕上がっているのだが、ただガス・G(G:現FIREWIND)脱退の影響からか、彼らのお家芸といえる泣きのバラードがなくなってしまったために個性が不足してしまった感も否めないだろう。
ちなみに、初回限定盤ボーナス・ディスクに収められた5曲はバラエティ性にこそ富んでいるのだが、ただクオリティ的には騒ぐほどの出来ではない。

自己採点 82点
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タイトルに「ヘヴィ・メタルの教科書」と銘打った上で、これまでよりもサウンド的な空気の違いを感じさせるサード・アルバム。
そのタイトルに違わぬようにJUDAS PRIESTからACCEPTなど、さらにはSCORPIONSOZZY OSBOURNEに至るまで、過去の名バンドの美味しいエッセンスを凝縮したような充実のアルバムに仕上がっており、中でもオジー・オズボーン(Vo:BLACK SABBATH)に声質が似ていることで話題となったHELLFUELEDのヴォーカリストをゲストに迎えた#4「No Way」はまるっきりザック・ワイルド在籍時のOZZY OZBOURNEそのものであるためか、その手の音楽のファンなら思わずニヤリとさせられる楽曲だが、ただ今回もお得意の泣きのバラード#9「Unbreakable Chain」を筆頭に、その他の楽曲もメロディック・パワー・メタラー悶絶失禁必至の疾走曲からヘヴィな楽曲まで捨て曲などいっさい見当たらず、なぜか1曲目と3曲目に日本盤ボーナス・トラックが収録されているのだが、ただしかし、この2曲も日本人好みの疾走曲なので日本盤こそが我々にとって思う存分に楽しめる作品となっており、またデビュー作のラストを飾っていた名曲「The Chosen Ones」を想起させるドラマティックな「Chosen Twice」で幕を閉じる構成もニクいのだが、ただしかし、このように音楽的な基本路線をSCORPIONSに定めて上で、バンドの中心人物であるフレドリック・ノルドストローム(G)の骨太なリズム・ギターは明らかにルドルフ・シェンカーを想起させるし、またガス・G(G)の泣きまくりのソロはウリ・ジョン・ロートで、さらに二クラス・イスフェルド(Vo)の歌声も哀愁を感じさせる艶が存在するためか、ある意味でクラウス・マイネにも通じる魅力を持っているためか、本作はこれまでよりも最高の1枚であろう。

自己採点 87点

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